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報道

国土交通省「より効率的な高規格堤防の整備を推進するための方策をとりまとめ」

2017年12月14日
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国土交通省は、遅々として進まないスーパー堤防(高規格堤防)の整備のスピードアップをはかるため、「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会」を設置し、5~7月に会議を3回開きました。

12月13日になってようやく、検討会の最終のとりまとめである提言が国土交通省のHPに下記の通り、掲載されました。

首都圏の江戸川、荒川、多摩川、近畿圏の淀川、大和川の下流部で延べ120kmの整備を行うことになっているスーパー堤防ですが、

人々が住んでいるところを堤防にする手法そのものに根本的な問題があって、遅々として進まず、現在までの進捗速度であると、整備完了まで何百年という年数が必要で、治水対策になりません。

詳しくは別掲 https://suigenren.jp/news/2017/08/02/9442/ をご覧ください。

今回、検討会の提言が出ましたが、その内容は今後の課題を羅列しただけであって、スピードアップする具体的な実施可能な方策は示されませんでした。無意味なスーパー堤防事業は廃止されるべきです。

国土交通省の発表

「より効率的な高規格堤防の整備を推進するための方策をとりまとめ!
~積極的な情報発信や地方公共団体・民間事業者等との連携を進めます~  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo05_hh_000037.html

平成29年12月13日

「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会(座長:宮村忠関東学院大学名誉教授)」において、
検討してまいりました、より効率的な高規格堤防の整備を推進するための方策について「提言」が
とりまとまりました。(内容は添付資料を確認ください)
国土交通省では、今後、提言で示された方策を具体化してまいります。
高規格堤防は、ゼロメートル地帯等低平地において、堤防決壊による市街地の壊滅的な被害の回避や
災害時の避難場所等の機能、良好な住環境の提供等、多様な効果を発揮します。
国土交通省では、高規格堤防の効率的な整備を進めていくため、平成29 年5 月に検討会を設置し、
これまで3回にわたり、現状と課題、方策等について幅広く議論を行ってまいりました。

■提言の主なポイント
[1]共同事業の対象者(地方公共団体、民間事業者等)を把握する段階
・高規格堤防の意義等の共有
・高規格堤防の予定区域の明示
[2]共同事業として実施していくための準備段階
・川裏法面敷地等の活用等
・税制等の支援制度の検討
・民間の人材、ノウハウを活用した円滑な事業の調整
・住民等の負担の軽減
[3]共同事業として事業着手してからの段階
・盛土と建築物などの一体的な施工

■添付資料
・「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会」の提言 【概要】
・「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会」 委員名簿

■参考
「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会」の提言やこれまでの検討会の資料については、
下記URL でご覧頂けます。
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koukikaku_kentoukai/index.html
..
添付資料
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報道発表資料(PDF形式:789KB)PDF形式 http://www.mlit.go.jp/common/001213951.pdf

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