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報道

「当事者の声を聞いて」球磨川流域 被災者の会が発足

2020年9月30日
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9月29日「7・4球磨川流域豪雨被災者の会」が発足しました。被災者の意見を聞いたり、建設論議が再燃している川辺川ダムのデメリットを明示したりするよう、国や県、流域自治体に求める活動を進めていくとのことです。

その記事とニュースをお送りします。

 「当事者の声を聞いて」球磨川流域 被災者の会が発足

行政の検証、計画への反映求め

(西日本新聞 熊本版2020/9/30 11:00) https://www.nishinippon.co.jp/item/n/649528/

(写真)設立の記者会見を開いた「被災者の会」のメンバ―

7月の記録的豪雨で被災した球磨川流域の住民有志が、行政が進める豪雨災害の検証や治水計画策定に被災者の声を反映させようと「7・4球磨川流域豪雨被災者の会」を立ち上げた。被災者の意見を聞いたり、建設論議が再燃している川辺川ダムのデメリットを明示したりするよう、国や県、流域自治体に求めていく。

29日に熊本県人吉市で開かれた設立記者会見で、共同代表になった熊本大名誉教授の鳥飼香代子さん(72)=同市九日町=は「当事者の話を聞かずにダム建設の話が進むのは理不尽。もっと時間をかけて検証すべきだ」と発言。川辺川ダムや球磨川上流の市房ダムが緊急放流したり、決壊したりした場合の被害想定を示すよう求める考えを示した。市花保さん(50)=球磨村渡=も「行政は被災者の記憶が鮮明なうちに声を聞き取り、豪雨の検証に生かして」と訴えた。

会の設立は25日付。球磨川流域の被災者や、会の趣旨に賛同する県内の有志計約50人が入会した。被災者への聞き取りや、豪雨当時の写真や動画など記録の収集も進める。 (中村太郎)

 

 九州豪雨 ダム治水、慎重に検討を 球磨川流域「豪雨被災者の会」発足 /熊本

(毎日新聞熊本版2020年9月30日)https://mainichi.jp/articles/20200930/ddl/k43/040/444000c

7月の九州豪雨で氾濫した球磨川流域の熊本県人吉市や球磨村の被災者らが29日、「7・4球磨川流域豪雨被災者の会」を設立したと発表した。球磨川支流の川辺川でのダム建設論議が再燃する中、同会は「国や県が被災者の意見を聞かないのはおかしい」として、慎重に治水対策を検討するよう求める。

会には人吉市や球磨村の被災者ら約50人が参加。熊本大名誉教授の鳥飼香代子さんらが共同代表を務める。同会は「川辺川ダムや球磨川本流の市房ダムが緊急放流したり、決壊したりした場合の危険性を含めて検証すべきだ」と主張。アンケートや聞き取りなどを通して、被災者のダムに対する考え方を国や県に届けていく。

29日に人吉市で開いた記者会見で鳥飼共同代表は「ダムのデメリットを議論せずに検証作業が進んでいるのはおかしい。国や県、流域市町村に、被災者の声を届けていく」と語った。【城島勇人】

 

治水対策「被災者の声を聞いて」(熊本県)

(熊本県民テレビ2020/9/29(火) 19:48配信)https://news.yahoo.co.jp/articles/6db9b7703864a7193d2a7c846d5fac600ee7ecc2

(映像あり)

7月の豪雨を受けて球磨川の治水対策の検討が進められているなか流域の住民たちが被災者の会を設立した。「当事者の意見を聞いてほしい」切実な声は行政に届くのでしょうか。

鳥飼香代子共同代表 「私たちの意見を聞いてほしい」 こう訴えているのは人吉市や球磨村の住民など約50人でつくる「球磨川流域豪雨被災者の会」。

7月豪雨では球磨川などが氾濫し流域は大きな被害を受けた。

これをうけて国や熊本県は球磨川流域の市町村などと検証委員会を設置し、治水対策の検討を始めた。 早ければ11月にも検証結果をまとめたいとする委員会の姿勢に被災者の会は…。

鳥飼香代子共同代表 「災害が次起きたとき犠牲を払わないといけないのは今回の犠牲者だ。もっと時間をかけて明確な検証をしてほしい」 被災者の会は、検証に参加している流域の市町村長から住民へ聞き取りもなく、被災した当事者の声を今後の治水対策に反映してほしいと訴えている。 そのうえで蒲島知事が再検討に言及した川辺川ダムについて急がずに時間をかけて検証して欲しいとした。

被災者の会では今後、被災者の被害状況や意見を集約し県や市町村に対して要望活動を続けていくという。

 

7月豪雨 被災者の会発足

(熊本放送2020/9/29(火) 18:33) https://news.yahoo.co.jp/articles/be3a93d0dddc77f774a6637fcb58df895387ed50

(映像あり)

7月豪雨の被災者が29日、会を発足。「7・4球磨川豪雨被災者の会」と名づけられた会は、国や県、自治体に被災者の声を届けながら、流域の住民が主体となって川と共生する地域づくりを目指すとしています。

「私たち当事者の意見も聞かないでダム建設の話が進んでいくことは理不尽です。何をそんなに急ぐのか理解できません」(7・4球磨川豪雨被災者の会 鳥飼香代子共同代表)

会見で代表たちは「被災者の意見を聞くことが復興の第一歩となる」とした上で、市房ダムを緊急放流した場合の想定被害などを明確にすることを国と県に要望しました。

会はこれから、当時の様子の聞き取りや写真や動画を編集保存して今後、地域づくりを提案することにしています。

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