水源連:Japan River Keeper Alliance

水源開発問題全国連絡会は、ダム建設などと闘う全国の仲間たちのネットワークです

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事務局からのお知らせ

「水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会」とは

2014年1月3日
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「水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会」とは

 2013423日、石木ダム中止を求めて40年以上にわたって闘っている石木ダム予定地居住民13世約60名を守り抜くことを目的に、水源連は「水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会」を設置しました。

石木ダム事業の最近の状況と、本会の活動について記します。

石木ダム事業・最近の進行

2013年9月6日 事業認定処分 ~ 2013年12月27日公開質問状提出

起業者である長崎県と、4万㎥/日の水道水源を求めるとして石木ダム事業に参画している佐世保市は、絶対反対を貫く居住地権者・13世帯約60名を立ち退かせることを目的に、200911月に土地収用法で規定する事業認定申請を九州地方整備局に申請しました。同事業の検証作業もあり事業認定審査作業は凍結されていましたが、長崎県からの「検証したが石木ダム有利」との不当報告が国交省に出され、2012611日には同省がそれを追認して「石木ダムの事業継続」を認めました。そして政権交代。「公共事業ありき」の安倍政権になってからは事業認定審査作業の進行が速く、九州地方整備局は20133月に公聴会を開催し、96日には公聴会等での異論反論はもちろん13世帯約60名の存在を完璧に無視して、事業認定処分を下しました。ダム作業道に係る土地については一年以内に、その他の土地・住居については三年以内に、収用裁決申請が起業者(長崎県と佐世保市)から長崎県土地収用委員会に提出されないと事業認定そのものの効力が消滅します。

13世帯約60名の皆さんは、事業認定がなされようとそんなことは無関係とし、「絶対に石木ダムに居住地を明け渡さない」と普段の生活を続けることを宣言しています。

このような事態に対応するには裁判闘争も視野に置く必要があり、2013125日に「石木ダム対策弁護団」が結成されました。

1227日には同弁護団と長崎県下の石木ダム反対運動4団体が連名で、長崎県知事に対して公開質問状を提出しました。 20141919時、石木ダム建設予定地内にある「こうばる公民館」にて知事からの説明を受けるべく、用意をしています。

2014年1月9日、回答が得られないことが分かったので、長崎県庁への回答要請行動を持ちました。
1月24日を回答期限として通告しました。

 

石木ダム問題についての詳細は、水源連ホームページの下記URLを御覧下さい。https://suigenren.jp/damlist/dammap/ishikidam/

 水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会の活動

共有地運動 https://suigenren.jp/news/2013/04/30/4226/

石木ダム建設絶対反対同盟から共有地運動支援の要請を受け、共有地権者と支援者を全国に募りました。併せて、石木ダム問題を知らせるチラシを作成、配布しました。

共有地運動の成果は右のURLを御覧下さい。https://suigenren.jp/news/2013/09/14/4867/

 署名活動 https://suigenren.jp/news/2013/09/07/4615/

事業認定処分がなされることを防ぐことを目的に、長崎県知事に石木ダム中止を求める全国的な署名活動が行われました。本会も、全国の水源連の皆さんに協力をお願いしました。ご協力頂いた皆さん、ありがとうございます。

署名活動用のチラシを作成、配布しました。

 事業認定処分不服審査請求  https://suigenren.jp/news/2013/10/06/4967/

事業認定処分に対する不服審査請求提出を全国に呼びかけました。本会としては遠藤保男の請求文案を共有して申し立てる方を募集したところ全国から90名が同調されました。石木ダム建設絶対反対同盟ひとまとまりとして同請求書を提出しています。水源連関係ではその他、数名の方が審査請求を提出しています。

石木ダム対策弁護団結成の協力

2013125日の石木ダム対策弁護団結成に向けて、お手伝いをすると共に、結成集会に立ち会いました。

 石木ダム対策弁護団・石木ダム反4市民団体連名 長崎県知事への公開質問状提出に協力

20131227日の公開質問状提出に向けて、お手伝いをすると共に、立ち会いました。

今後の活動

石木ダム建設絶対反対同盟を支える活動
石木ダム対策弁護団、石木ダム事業反対運動団体との連携
石木ダム対策弁護団会議出席

 皆さまへのお願い

  • 石木ダム予定地居住民13世約60名を守り抜き、石木ダム事業中止を獲得するために、物心両面でのご支援をお願い致します。
  • ゆうちょ銀行当座預金の払込取扱票を用いて、会費納入を頂き、本会の会員になってください。記入必要事項は「会費等払込票.pdf」を御覧下さい。
  • 時に応じてのカンパをよろしくお願い致します。

 会則

 水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会 会則

1:名称                水源連・石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会 

2:目的                 石木ダム建設絶対反対同盟を支援し、その生活と地域社会を石木ダム事業から守る。

3:事業                目的を達成するための下記事業

  1. 石木ダム事業計画の問題点を広く内外に伝える
  2. 石木ダム共有地権者の相互連絡
  3. 石木ダム建設絶対反対同盟からの要請に応じた活動
  4. 石木ダム対策弁護団と市民団体の相互連携に資する活動

4:事務局             横浜市港北区下田町6-2-28

5:会員                本会の目的に賛同する個人もしくは団体

6:役員                代表、事務局長、会計をおく。

7:会議                総会で意思決定、実施については事務局会議がおこなう。

8:財源                個人会費、団体会費、カンパ

 連絡先  水源連事務局内

223-0064 横浜市港北区下田町6-2-28
電話 045-877-4970
メール mizumondai@xvh.biglobe.ne.jp
ホームページ (水源連ホームページ) 
https://suigenren.jp/

国土強靱化法案を廃案へ

2013年12月4日
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水源連と公共事業改革市民会議、それぞれが緊急声明・意見書発表

2013年11月26日、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法案」が衆議院で可決され 、参議院に回されています。
水源連と公共事業改革市民会議(水源連団体参加)はそれぞれ、12月2日に緊急声明を発表し、この法案を審議する参議院関係委員会委員、各政党等に送付すると共に、マスコミ関係者に広く告知しました。

主権者である国民が政策決定に関与できぬままで事業決定・施行を可能とするシステムです。特定秘密保護法案とセットとなって、まさに国家総動員法の準備が周到に進んでいます。

大きな世論で、特定秘密保護法案と共にこの国土強靱化法案を廃案に追い込みましょう。

水源連緊急声明 国土強靭化法案を廃案に (pdf 13kb)

2013.12 公共事業改革市民会議 緊急声明 (pdf 13kb)

2013.12 公共事業改革市民会議 国土強靭化意見書 (pdf 72kb)

第20回水源連総会  現地見学会 長崎県要請 速報

2013年11月22日
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第20回水源連総会

第20回という一つの節目となる総会を石木ダム事業地近くの長崎県川棚町国民宿舎「くじゃく荘」で1110830から開催しました。以下、遅くなりましたが、簡単に報告します。

総会の議案書・資料集は水源連ホームページの下記URLをご覧下さい。
http://p.tl/A9LT  pdf 15.2MB

 総合司会を西島さん、議長を石丸さんと和波さんにお願いして総会は進行しました。

  藤田恵 顧問から開会の挨拶を受けました。原発推進とダム事業推進の構造が全く同じであること指摘した上で、石木ダム中止を訴えました。

  事務局から会計報告を含む経過報告と、新年度の活動方針提案(会計予算含む)が提起されました。この報告と提案に承認をいただきました。

  全国からの報告                                                                            

1団体4分という窮屈な時間配分で申し訳なかったのですが、計14名から発言をいただきました。

  • 川辺川ダム・荒瀬ダム・瀬戸石ダム・立野ダム問題について中島 康さん、
  • 川辺川ダム事業の目的の一つとしていたかんがい用水事業に対して現行水路の整備を求めていことを茂吉隆典さん、
  • 平瀬ダムについては、パブコメでは9割が反対意見であるにも関わらず土建関係が強い力を持っているので、事業推進されている、と吉村健次さん、
  • 岐阜・愛知関係では、長良川河口堰開門問題と内ケ谷ダム問題については武藤 仁さん、木曽川水系連絡導水路問題は小林 收さん、
  • 設楽ダム問題については検証が知事保留になっていること・連続公開講座のまとめに差し掛かっていることなどを市野和夫さん、
  • 八ッ場ダム問題について、神原禮二さんは現地から下流域に広めることを、川原理子さんはカヤックに乗って川面から見るなどの新しい取組みを、鈴木郁子さんは現地からの怒り声発掘の取組みを、
  • 成瀬ダムの現在の状況、最上小国川ダムは工事用道路が着工されていることと裁判長の現地視察、津付ダムは中止の方向が出されたが住民がクレームをつけていると奥州光吉さん、
  • 思川開発(南摩ダム)については「水道水源としての地下水をダムの水に切り替える」という栃木県の愚策を高橋比呂志さん、
  •  内海ダム再開発についてはダム堰堤が完成し湛水試験中であること、訴訟がやっと証人尋問の段階に来たと松本宜崇さん、
  •  路木ダムについてはダム堰堤が出来上がりアユが姿を消した、羊角湾干潟に弊害が出る危惧がある、ダム完成後も環境監視し「路木ダムを検証する会」に運動を継承、と笠井洋子さん、
  • 山鳥坂ダム本体着工は7年ごと言うことなので、まだまだ反対運動は出来る。運動の再構築を図っている、と有友正本さん。

  討議                                                                                                           

 事務局から以下の提起・説明を行いました。詳しくは議案書・資料集を御覧下さい。

  • ダム事業見直しの経過
  • ダム建設がますます不要となる時代の到来を訴えよう
  •  取り組むべき課題
  • 日弁連試案「公共事業改革基本法」
    詳しくは日弁連の下記URLをご覧下さい。
    http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2012/120614.html

    なお、「この試案は河川整備計画改革法ではない」との補足説明がありました。

  全体討議                                                             

50分間という短い時間ですが、多方面にわたる問題提起と討議が行われました。主な論点を箇条書きにします。

  •  私たちは論理面では勝っている。それに自己満足せず、私たちの主張の実現を目指す時である。
  •  ダム目的の流水正常機能や治水について、こちら側の考え方を根気よく伝えていきたい。
  •  流域治水は全体の治水安全度ではなく、地先の安全度を採用するべき。
  •  正常流量 慣行水利権の取水+維持流量をダムで保証というもので、「望ましい」がダム計画では「確保する」になっている。
  •  設楽ダムの場合、維持流量を年間通して5㎥/秒としているが、それは鮎遡上時だけでよい。
  • こちら側の環境も含めたダム反対の論理を早く立ち上げて広めることが必要。
  •  現在は負荷率は8595%、利用量率は100%近い。流水正常機能についてはB/Cを身代わり建設費との比較で行っているから1を超えるのは当然。このようなカラクリを問題にしていこう。
  •  ダムが出来てしまったが、その後の検証が大切。客観的なデータを集めて科学的に詰めていきたい。
  •  人口減少→水需要減少が確実なのに裁判所はまったく触れない。
  •  B/C、基本高水などがデタラメであることをデータを用いて科学的に検証する。
  •  問題をみんなにどのように知らせるかが一番の問題。 

  石木ダム闘争  勝ち抜くために

まったく無駄な石木ダム事業を中止させ、13世帯60人を守り抜くことを水源連仲間の誰もが目指しています。この総会では勝利に向けて、40分間ではありますが、全員で知恵を出し合いました。

  石木ダム建設絶対反対同盟の岩下和雄さんからの報告

  •  県庁所在地での石木ダム反対大行動は今回が初めて。
  •  事業認定は下りたが、13世帯は一致団結、石木ダムは造らせない。
  •  中止させるまでには時間が長くかかるであろうから、あまり構えずに楽しい日々を送りながら反対を貫く。
  •  訴訟の準備を進めている。
  •  来年2月が長崎県知事選。それまでは動きがないだろうというのがマスコミの見方。

  事務局からの報告

  • これまでの水源連としての取組みの紹介。
  • これからの進行について説明。

 全体討議

  •  事業認定は13世帯のことにまったく触れていないなど、考慮すべきことを考慮していない。日光太郎杉事件の判例もある。共有地権者=当事者なので「私も原告」になる。
  •  問題を明らかにすることで「石木ダムはいらんよね。」の声が広がる。
  •  佐世保市民も無駄な石木ダム建設事業によって多額の負担を強いられる当事者である。
  •  佐世保市民に理解されるようにホーちゃんの小冊子から利水部分を抜粋して全戸配布を。
  •  佐世保市民に理解を求めるために、石木ダムを造るとどのようなデメリットが生じるのか一目で分かる配布物を考えたい。
  • 自然保護に敏感なアウトドア系の皆さんに知らせたい。

 まとめ
訴訟を通じて問題点を明らかにし、それを内外に広く伝えて世論形成を図り、長崎県と佐世保市を追い込んで石木ダムを断念させる。 

  総会宣言

総会での討論を踏まえた総会宣言案を事務局から提案、全員拍手で採択しました。
採択した総会宣言は別紙の通りです。
第20回水源開発問題全国連絡会総会宣言  50kb

   緊急声明

安倍政権によって「特定秘密保護法」制定が進められています。この法の成立阻止声明を水源連としても出そうと、近藤ゆり子さんから緊急声明案が提出され、全員一致で採択しました。別紙の「特定秘密保護法の廃案を求める緊急声明」をご覧下さい。
特定秘密保護法案の廃案を求める緊急声明

   閉会挨拶  

総会で討議したことを踏まえ、石木ダムをはじめとした私たちが関わっているダム事業すべての中止を実現するべく頑張ることを誓い合いました。

 予定通りに12時に総会を終え、急いで食堂でカレーライスを頬張り、12時半には現地見学会へと出発しました。   

現地見学会

1110日、総会を終え直ぐに昼食を取り終えると、1250分頃にマイクロバスに乗って現地見学に出発しました。私たちのバスは石木ダム建設反対同盟の炭谷さんが運転と道中の説明を担当されました。
最初に川棚川最下流河口部の無堤防地区を見て回りました。海抜2m程度しかない上に無堤防なので、高潮や津波対策が急がれるところです。
次いで、川棚川に沿って治水基準点である山道橋(河口から約2.4km)に向かいました。このあたりは海抜4m程度です。ここより下流の治水安全度が1/30から1/100に突然上がる訳ですが、これまでに川棚川が山道橋下流であふれたことはありません。すべて、内水氾濫です。石木ダムにムリヤリ治水目的をつけるがために治水安全度を厳しくしていることが分かります。
山道橋直上流の右岸に佐世保市水道の取水所があります。現在既に日量で最大20,000㎥が佐世保市水道に取水されています。その対岸(左岸)にポツンと広場がありました。佐世保水道の新たなポンプ所予定地です。石木ダムが出来ると55,000㎥/日が取水されることになります。そうなると現在の取水所を拡張することになりますが、背向地に山が迫っているため拡張できず、対岸(左岸)のこの場所に作り替える予定と言うことでした。
そのまま左岸を上流に流に向かって歩き、石木川の注ぎ口に立ちました。川棚川と比べるとホントに幅の狭い小川です。この小川の洪水をダムで調節したところで本流にはさして影響がないことが実感できます。
再度マイクロバスに乗って石木川に沿って進み、採石場下で下車。「ここには採石跡の大きな穴があり、石木川の流量調節の役割を担わさせるに充分な大きさであったが、埋めて使えなくした」との説明。
そのまま歩いて団結小屋(見張り小屋)前で案山子たちと記念撮影。マイクロバスで石木川沿いにホタル祭りを行う広場まで移動。その途中に石木ダム反対の幟や看板がたくさん。例の言わ猿・見猿・聞か猿の櫓もこの道中にありました。
緑豊かでゆったりとしたとても良い雰囲気が漂う所です。
ここで記念の集合写真を撮り、解散としました。

長崎県への要請

 111111時半から長崎県庁で要請行動を行いました。薄暗くて狭い、隔離された部屋での要請行動でした。
こちら側は総勢約二十名、長崎県側は3人が出席しました。

最初に「やめさせよう石木ダム建設!全国集会」実行委員会代表の藤澤秀雄氏が土木部河川課企画監川内俊英氏に9日の全国集会で採択した集会宣言を手渡しました。次いで「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の今本博建代表が科学者の会の申し入れ書を手渡しました。

これらの申入れに対する川内俊英氏は
「中立な機関から事業認定を受けているので、科学的な再検証は拒否。13世帯の皆さんには個別交渉でご理解を願うのみ。話し合いに応じていただけないのであれば、地縁血縁を使った説得を行う。それは条例に違反しない。石木ダム・覚書は知事個人の想いであり長崎県は制約を受けない」という驚くべき対応。知事が公印を押した覚書を「知事個人の想いで長崎県は縛られない」に至っては知事公印の意味をまったく理解していない証拠。

これって、長崎県にしてみれば、「13世帯の皆さんに相手にしてもらえない。あとは地下に潜って地縁血縁を使った説得しかやることがない。」というお手上げ状態を宣言したも同然です。

あとは13世帯の皆さんに加えて佐世保市民・川棚町民・長崎県民が長崎県・佐世保市を相手にしなくなれば(支持しなくなれば)、強制収用もままならず、万策尽きて石木ダム事業は中止するしかなくなります。

11日の川内氏の対応は現在の長崎県政の代弁そのものなのでしょう。長崎県民への挑戦と県民の皆さんに受け取って頂きたいものです。 

最後に県庁記者クラブでこの日の申し入れについて記者会見を行って、12時半頃に三日間の行動をおえました。

 

全国集会・パレード・交流会 てんこもり速報

2013年11月16日
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全国集会 350人で埋め尽くされました。

11月9日 13時半から長崎県原爆資料館ホールにて「止めさせよう石木ダム建設! 全国集会」を開催しました。
会場は開会前から満員の参加者で埋め尽くされました。
集会プログラムに従い、集会は進行しました。
後にパレードが予定されていることから、予定のキッチリ16時に熱い興奮の中で集会を終えました。

全国集会プログラム

■総合司会    田崎彰子さん

■オープニング  川原(こうばる)のうた (We Loveこうばる合唱団)
石木ダム建設絶対反対同盟のみなさん、支援されるみなさんが「(We Loveこうばる合唱団」を結成しています。
「We Loveこうばる合唱団」は石木ダム反対運動の中で松本美智恵さんが作詞、プロの作曲家による「川原(こうばる)のうた」を全国合唱コンクールで披露、入賞を勝ち取っています。
写真に映っている子供たち、この子達のふるさとを奪うなんて絶対に許せません。

撮影 五島久嗣さん

撮影 五島久嗣さん

■主催者あいさつ
藤澤秀雄さん (全国集会実行委員長、長崎大学名誉教授)

■来賓あいさつ

赤嶺政賢さん(衆議院議員)
今本博健さん(ダム検証のあり方を問う科学者の会共同代表、京都大学名誉教授)
平山博久さん(黒崎合同法律事務所、弁護士)

 赤嶺衆議院議員と今本博健先生にはこれまでいつもお世話になっています。それぞれの立場で、石木ダム事業が不要であることを広め、その中止を求めて行かれることを表明されました。
平山博久弁護士は新進気鋭の若手弁護士です。石木ダム問題では訴訟がどうしても必要であると指摘されるとともに、石木ダム予定地が自分の育った故郷とそっくりなことから是非とも守り抜きたい、と表明されました。

■現地からの特別報告 「石木ダムは必要のないダムです!」   いしまる ほずみ さん

 いしまるほずみさん自作の紙芝居と漫画をスライドにして石木ダムの問題をテンポよく指摘。特に佐世保市民に「石木ダム不要」、長崎県に向け「石木ダムを作るのは私たちが反対しているので無理」と呼びかけました。


撮影 五島久嗣さん

  

■水源連報告        「石木ダムは必要か(利水と治水について)」
嶋津暉之さん(水源開発問題全国連絡会)
大変なボリュ-ムの内容を的確にまとめられた報告でした。
みなさんに理解いただけたと思います。
石木ダム全国集会2013110スライド(嶋津暉之さん)pdf 2309kb

休 憩   (DVD上映)事務局からのお知らせ

■地権者の声    松本 好央さん
「自分を育ててくれたこの地にずっと住み続けたいだけなんです。」
この一言がズシンと胸に響きました。

■佐世保市民の声  山下千秋さん、松本美智恵さん

■全国からの声
北は秋田県、南は熊本県から駆けつけた全国36名のみなさんが、闘っているダム問題の紹介と石木ダム絶対反対のエールを送りました。

■集会宣言採択

   宣 言 

   石木ダムは全く必要ない。石木ダム事業計画からの撤退を求める。

石木ダム建設問題をめぐる情勢は、いま重大な段階にある。本年9月6日、国交省九州整備局は土地収用法に基づいて石木ダム建設について事業認定の告示を行った。

中村法道長崎県知事は、この日の記者会見で「強制収用は別途手続きが必要だが、しかるべき段階で決断を求められる」(9月7日、長崎新聞)「理解が得られない場合は(強制収用が)選択肢としてありうる」(9月7日、西日本新聞)という態度表明を行った。さらに10月21日の県議会の質疑で「現段階で、将来にわたって(収用裁決の)申請しないと答弁は致しかねる」と答えた。これは先の県知事選挙での中村知事の「強制収用はしない」という公約や県議会など公の場での同様の言明を裏切るものであり、言語道断である。

ダム建設予定地の13世帯60人の住民は、即座に「佐世保市の水は足りている。必要のないダム建設・強制収用による追い出しは絶対に認められない。私たちはいつまでもこの故郷(ふるさと)に住み続ける」という見解を表明した。全く正当であり当然である。

地元紙・長崎新聞も10月19日、「石木ダム事業認定、切実度理解しにくい状況」という社説を発表。「(佐世保市の)給水量は年々下降し」「今後も工場用水など水需要の増大を想定する行政の説明を疑問視する声があるのは自然な反応である」と述べ、最後に「強制収用など論外」と断じている。いよいよこの事業が「ダム建設ありき」で進められ、目的を大きく逸脱した不要な計画であることが明らかになった。

強制収用は、水没予定地の住民13世帯60人の生活と生業の場・先祖伝来の故郷を奪い、住民の居住権・基本的人権を侵害する。長崎県の担当者は反対地権者とは「地縁・血縁を通じて交渉する」(10月6日の長崎新聞)と発言したが、これは「長崎県個人情報保護条例」に違反し、憲法違反であることが10月21日の県議会で追及された。村井禎美土木部長は何の反論も出来ず「法令・条例違反はいたしません」と明確に答弁した。私たちはこのことを厳しく監視する。石木ダム建設計画のため半世紀に亘り苦しめられてきたこの人たちを、さらに苦しめることはやめるべきである。

今、ダム建設反対の声は大きく広がっている。私たちはこの声をいっそう強固なものにして、事業認定の取り消しと事業主の長崎県と佐世保市が、石木ダム事業計画から完全撤退するまで、長崎県民や全国の仲間と共に最後まで闘いぬく。

 以上、本集会の名において宣言する。

 2013年11月9日
   やめさせよう石木ダム建設!全国集会

■閉会あいさつ   戸田 清さん(長崎大学教授)

「やめさせよう石木ダム建設!全国集会」実行委員会構成団体

○石木ダム建設絶対反対同盟

○ダムからふるさとを守る会

○石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会

○水問題を考える市民の会

○石木川まもり隊

○石木川の清流とホタルを守る市民の会

この集会の全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/x4Ux0Ph2iMg

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/ZWEqY5n1voM

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/k_sps4G14G4

石木川まもり隊のブログも参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20131109

 

 「石木ダム中止」パレード

撮影 五島久嗣さん

全国集会終了後、長崎駅方面に向けてパレードを行いました。
石木ダム問題で県都長崎市内での集会はもちろん、パレードは初めてのことです。
途中で出会わした方々からは拍手をいただくとともに、数人から「私もダムに反対です。頑張ってください。」とカンパを手渡されました。

このパレードの全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

  パレード(2013119日)
        http://youtu.be/iWd2MxcX9bk

 

マスコミ報道

全国集会、このパレード、共に多くのマスコミが報道しました。

  そのほかの全国集会報道記事  pdf 20kb

楽し懐かしの交流会

パレード終了後に石木ダム建設絶対反対同盟の本拠地であるコウバル公民館で現地の皆さんとの交流会をもちました。
それこそ石木ダム建設絶対反対同盟のみなさん手作りの料理の勢揃いです。
参加者一人ひとりの自己紹介、互いに席を入れ替えての懇談、「こうばるの歌」「石木ダム絶対反対の唄」の合唱 ととても楽しいひと時を持たせていただきました。

この交流会の全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

     交流会(2013119日)その
http://youtu.be/tEBhB9cj-vA

     交流会(2013119日)その
         http://youtu.be/osLhMZZSOEY

利根川水系にもう一度ウナギを呼び戻そう!!

2013年10月3日
カテゴリー:

ウナギに関するアンケート調査にご協力お願いします。

ウナギアンケート  pdf   13 0kb

利根川水系はかつて天然ウナギの全国有数の産地でした。ウナギは少し前まで、身近な水辺にたくさん生息していた生き物です。捕まえて夕飯のおかずに、そんな光景も当たり前でした。しかし今、ウナギは世界的に絶滅が心配されています。
利根川水系も例外ではありません。

そこで、ウナギを流域に呼び戻し、豊かな自然を取り戻すための『カムバックウナギプロジェクト』を企画しました。その第一歩がこのアンケート調査です。
この調査でウナギ減少の原因が分かれば、たくさんのウナギを呼び戻すこともできるはずです。そして天然ウナギで漁業や地域経済の活性化、水辺文化の再生にも期待できます。

利根川水系のかつての豊かな自然と文化を取り戻すために、どうぞご協力をお願い致します。

※ このアンケー卜は、支流を含む利根川水系に関するアンケートです。
ご自身やお知り合いの方に書き込んでいただいた、または聞き取っていただいたアンケートは、下記あて、郵送かFAX、メールでご送付下さい。

第一次締め切りは2013年10月末とします。

利根川流域市民委員会 深澤洋子(事務局)
187-0001 東京都小平市大沼町7-5-4
T/F 042-341-7524
bbjaga@jcom.home.ne.jp

参考記事
つり人 2013年6月号(浦壮一郎)  pdf 915kb
『ウナギが生息する利根川を取り戻す』〜利根川シンポジウム開催〜 <うなぎ>日本養殖新聞・blog

 

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