水源連:Japan River Keeper Alliance

水源開発問題全国連絡会は、ダム建設などと闘う全国の仲間たちのネットワークです

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全国集会・パレード・交流会 てんこもり速報

2013年11月16日
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全国集会 350人で埋め尽くされました。

11月9日 13時半から長崎県原爆資料館ホールにて「止めさせよう石木ダム建設! 全国集会」を開催しました。
会場は開会前から満員の参加者で埋め尽くされました。
集会プログラムに従い、集会は進行しました。
後にパレードが予定されていることから、予定のキッチリ16時に熱い興奮の中で集会を終えました。

全国集会プログラム

■総合司会    田崎彰子さん

■オープニング  川原(こうばる)のうた (We Loveこうばる合唱団)
石木ダム建設絶対反対同盟のみなさん、支援されるみなさんが「(We Loveこうばる合唱団」を結成しています。
「We Loveこうばる合唱団」は石木ダム反対運動の中で松本美智恵さんが作詞、プロの作曲家による「川原(こうばる)のうた」を全国合唱コンクールで披露、入賞を勝ち取っています。
写真に映っている子供たち、この子達のふるさとを奪うなんて絶対に許せません。

撮影 五島久嗣さん

撮影 五島久嗣さん

■主催者あいさつ
藤澤秀雄さん (全国集会実行委員長、長崎大学名誉教授)

■来賓あいさつ

赤嶺政賢さん(衆議院議員)
今本博健さん(ダム検証のあり方を問う科学者の会共同代表、京都大学名誉教授)
平山博久さん(黒崎合同法律事務所、弁護士)

 赤嶺衆議院議員と今本博健先生にはこれまでいつもお世話になっています。それぞれの立場で、石木ダム事業が不要であることを広め、その中止を求めて行かれることを表明されました。
平山博久弁護士は新進気鋭の若手弁護士です。石木ダム問題では訴訟がどうしても必要であると指摘されるとともに、石木ダム予定地が自分の育った故郷とそっくりなことから是非とも守り抜きたい、と表明されました。

■現地からの特別報告 「石木ダムは必要のないダムです!」   いしまる ほずみ さん

 いしまるほずみさん自作の紙芝居と漫画をスライドにして石木ダムの問題をテンポよく指摘。特に佐世保市民に「石木ダム不要」、長崎県に向け「石木ダムを作るのは私たちが反対しているので無理」と呼びかけました。


撮影 五島久嗣さん

  

■水源連報告        「石木ダムは必要か(利水と治水について)」
嶋津暉之さん(水源開発問題全国連絡会)
大変なボリュ-ムの内容を的確にまとめられた報告でした。
みなさんに理解いただけたと思います。
石木ダム全国集会2013110スライド(嶋津暉之さん)pdf 2309kb

休 憩   (DVD上映)事務局からのお知らせ

■地権者の声    松本 好央さん
「自分を育ててくれたこの地にずっと住み続けたいだけなんです。」
この一言がズシンと胸に響きました。

■佐世保市民の声  山下千秋さん、松本美智恵さん

■全国からの声
北は秋田県、南は熊本県から駆けつけた全国36名のみなさんが、闘っているダム問題の紹介と石木ダム絶対反対のエールを送りました。

■集会宣言採択

   宣 言 

   石木ダムは全く必要ない。石木ダム事業計画からの撤退を求める。

石木ダム建設問題をめぐる情勢は、いま重大な段階にある。本年9月6日、国交省九州整備局は土地収用法に基づいて石木ダム建設について事業認定の告示を行った。

中村法道長崎県知事は、この日の記者会見で「強制収用は別途手続きが必要だが、しかるべき段階で決断を求められる」(9月7日、長崎新聞)「理解が得られない場合は(強制収用が)選択肢としてありうる」(9月7日、西日本新聞)という態度表明を行った。さらに10月21日の県議会の質疑で「現段階で、将来にわたって(収用裁決の)申請しないと答弁は致しかねる」と答えた。これは先の県知事選挙での中村知事の「強制収用はしない」という公約や県議会など公の場での同様の言明を裏切るものであり、言語道断である。

ダム建設予定地の13世帯60人の住民は、即座に「佐世保市の水は足りている。必要のないダム建設・強制収用による追い出しは絶対に認められない。私たちはいつまでもこの故郷(ふるさと)に住み続ける」という見解を表明した。全く正当であり当然である。

地元紙・長崎新聞も10月19日、「石木ダム事業認定、切実度理解しにくい状況」という社説を発表。「(佐世保市の)給水量は年々下降し」「今後も工場用水など水需要の増大を想定する行政の説明を疑問視する声があるのは自然な反応である」と述べ、最後に「強制収用など論外」と断じている。いよいよこの事業が「ダム建設ありき」で進められ、目的を大きく逸脱した不要な計画であることが明らかになった。

強制収用は、水没予定地の住民13世帯60人の生活と生業の場・先祖伝来の故郷を奪い、住民の居住権・基本的人権を侵害する。長崎県の担当者は反対地権者とは「地縁・血縁を通じて交渉する」(10月6日の長崎新聞)と発言したが、これは「長崎県個人情報保護条例」に違反し、憲法違反であることが10月21日の県議会で追及された。村井禎美土木部長は何の反論も出来ず「法令・条例違反はいたしません」と明確に答弁した。私たちはこのことを厳しく監視する。石木ダム建設計画のため半世紀に亘り苦しめられてきたこの人たちを、さらに苦しめることはやめるべきである。

今、ダム建設反対の声は大きく広がっている。私たちはこの声をいっそう強固なものにして、事業認定の取り消しと事業主の長崎県と佐世保市が、石木ダム事業計画から完全撤退するまで、長崎県民や全国の仲間と共に最後まで闘いぬく。

 以上、本集会の名において宣言する。

 2013年11月9日
   やめさせよう石木ダム建設!全国集会

■閉会あいさつ   戸田 清さん(長崎大学教授)

「やめさせよう石木ダム建設!全国集会」実行委員会構成団体

○石木ダム建設絶対反対同盟

○ダムからふるさとを守る会

○石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会

○水問題を考える市民の会

○石木川まもり隊

○石木川の清流とホタルを守る市民の会

この集会の全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/x4Ux0Ph2iMg

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/ZWEqY5n1voM

 石木ダム全国集会(2013119日)その
  http://youtu.be/k_sps4G14G4

石木川まもり隊のブログも参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20131109

 

 「石木ダム中止」パレード

撮影 五島久嗣さん

全国集会終了後、長崎駅方面に向けてパレードを行いました。
石木ダム問題で県都長崎市内での集会はもちろん、パレードは初めてのことです。
途中で出会わした方々からは拍手をいただくとともに、数人から「私もダムに反対です。頑張ってください。」とカンパを手渡されました。

このパレードの全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

  パレード(2013119日)
        http://youtu.be/iWd2MxcX9bk

 

マスコミ報道

全国集会、このパレード、共に多くのマスコミが報道しました。

  そのほかの全国集会報道記事  pdf 20kb

楽し懐かしの交流会

パレード終了後に石木ダム建設絶対反対同盟の本拠地であるコウバル公民館で現地の皆さんとの交流会をもちました。
それこそ石木ダム建設絶対反対同盟のみなさん手作りの料理の勢揃いです。
参加者一人ひとりの自己紹介、互いに席を入れ替えての懇談、「こうばるの歌」「石木ダム絶対反対の唄」の合唱 ととても楽しいひと時を持たせていただきました。

この交流会の全容は石丸勇さん撮影のビデオをご覧ください。

     交流会(2013119日)その
http://youtu.be/tEBhB9cj-vA

     交流会(2013119日)その
         http://youtu.be/osLhMZZSOEY

石木ダム事業認定の国土交通省土地収用分科会の議事録と配布資料(2013年10月20日)

2013年10月20日
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石木ダム事業認定の国土交通省土地収用分科会(6月7日)の議事録と配布資料がようやく開示されました。

赤嶺政賢衆議院議員の資料請求により、国土交通省が開示したものです。

とりあえず、配布資料の目録、分科会の議事録、土地収用法22条に基づく意見聴取(回答)、公述人の質問への事業者の回答を掲載しておきます。

配付資料目録(H25.6.7公共用地分科会) 114KB

公共用地分科会議事録2013年6月7日 4218KB

土地収用法22条に基づく意見徴取(回答)1   133KB

土地収用法22条に基づく意見聴取(回答)2  242KB

公述人質問への事業者の回答  1210KB

開示された公共用地分科会の議事録は本当にひどいものでした。委員の質疑の関係はすべて黒塗りされていました。委員発言に対する認定庁の回答まで黒塗りでした。 読めるのは前半の認定庁の説明部分だけでした。腹立たしい限りです。

土地収用法22条に基づく意見聴取(回答)は、事業の合理性に対して専門家がお墨付きを与えるもので、石木ダムについては小泉明首都大学東京特任教授と、滝沢智東大大学院教授が佐世保市の水需要予測にOKを出しています。滝沢氏は厚生労働省の「新水道ビジョン」検討会の座長でした。二人とも、架空の水需要予測にお墨付きを与えるのですから、科学者としての良心はどこに行ったのかと言わざるを得ません.

 

 

11.9全国集会へ是非お出かけを!

2013年10月17日
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11.9全国集会で石木ダム建設絶対反対同盟が全力アピールを発します。

11月9日、13時半から長崎県原爆資料館で開催する「止めさせよう石木ダム建設! 全国集会」のチラシが出来ました。活用願います。

全国集会チラシ pdf 1177kb

この全国集会では石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんを中心にした合唱団のみなさんが、その想いを重ねて「こうばるのうた」を合唱します。素敵な合唱です。ご期待下さい。
メインレポートでは、石木ダム建設絶対反対同盟きっての若手、いしまるほずみさんがお手製の紙芝居を用いて、石木ダムによって水没されようとしている居住地のすばらしさを紹介すると共に、石木ダム問題の本質にズバリ切り込みます。

石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんから全国の皆さんへの全力アピールです。
是非、いらして下さい。

全国集会終了後に長崎駅近くまでパレードをします。
そして石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんの本拠地・こうばる公民館での懇親会と続きます。

翌10日(日)は水源連全国集会と現地見学会。
11日(月)午前は長崎県への要請行動を予定しています。

一連の行動と参加申し込みについては下記URLを御覧下さい。
https://suigenren.jp/news/2013/09/20/4745/

そして「参加申込書」に必要事項を記入の上、郵送又はFAX で事務局宛にお送り下さい。 メールの場合は、申込書の記入事項と同じ内容(氏名、住所、電話番号、9日の宿泊の有無、宿泊の方は性別、全国集会・懇親会・総会・見学会それぞれについての参加の有無、マイクロバス乗車の有無)を事務局宛てにお送り下さい。

事務局〒223-006  横浜市港北区下田町6-2-28 水源連
電話・FAX  045-620-2284
メールアドレスmizumondai@xvh.biglobe.ne.jp

開催日が押し迫っています。お早く申込みいただくよう、お願い致します。
 

石木ダム:事業認定 建設絶対反対同盟、国に審査請求書を送付 /長崎( 2013年10月8日

2013年10月12日
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石木ダム:事業認定 建設絶対反対同盟、国に審査請求書を送付 /長崎(毎日新聞長崎版 2013年10月08日) http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20131008ddlk42010490000c.html

県と佐世保市が川棚町に計画し、国が9月6日に事業認定を告示した「石木ダム事業」について、反対地権者が7日、認定取り消しを求める審査請求書を太田昭宏国土交通相宛てに送付した。
審査請求書は、反対派住民らでつくる「石木ダム建設絶対反対同盟」として提出し、地権者13世帯約60人が名を連ねた。
利水と治水の双方でダムは不要と改めて主張した。
反対住民の一人の石丸勇さん(64)は「結局、住民の意見は無視されたまま。ダムは不要と言い続けねばならない」と述べた。【梅田啓祐】

長崎新聞 2013年10月8日

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