成瀬ダム
状況:成瀬ダムは本当に必要ですか? ダムが計画された30年前とは状況が変わっています。
- 予定地(所在地):秋田県雄勝郡東成瀬村
- 起業者:国土交通省東北地方整備局
- 主な運動団体: 成瀬ダムをストップさせる会、成瀬ダムをストップさせる会
- 位置図:地図を見る
成瀬ダムの最新ニュース
2022年6月29日 秋田県東成瀬村(雄物川水系成瀬川)に建設中の成瀬ダムは2026年度完成予定で工事進行
残念な情報ですが、国土交通省が秋田県東成瀬村(雄物川水系成瀬川)に建設中の成瀬ダムが2026年度完成予定で、工事が進行しているという記事を掲載します。 成瀬ダム
2021年6月6日 国土交通省の成瀬ダム 事業費が1530億円から2230億円へと、700億円も増額
国土交通省が秋田県東成瀬村に建設中の成瀬ダムは工期延長と事業費増額がされることになりました。工期が2024年度から2026年度に延長され、事業費が1530億円か
2018年6月14日 鬼怒川と雄物川のダムと堤防に関する国会質疑
去る5月17日に大河原雅子衆議院議員が衆議院決算行政監視委員会で、鬼怒川と雄物川のダムと堤防に関する質問を行いました。 議事録が公開されましたので、その質疑の部
2014年6月4日 成瀬ダムの裁判での証言(5月16日)
国土交通省東北地方整備局が秋田県に建設する予定の成瀬ダムに対して、その差し止めを求める住民訴訟の裁判が秋田地裁で2009年から進められています。 裁判は大詰めを
2013年5月13日 「費用対効果に疑問」横手で成瀬ダムなどの問題点を探るシンポジウム(河北新報 2013年05月13日)
秋田県横手市で開かれた日本環境法律家連盟主催のダム問題シンポジウムの記事です。 「費用対効果に疑問」横手でシンポ 公共事業問題点探る(河北新報 2013年05
2012年11月21日 成瀬ダム建設継続へ 秋田県など方針案了承 ( 2012年11月21日)
成瀬ダム建設「事業継続が妥当」 東北地方整備局が再度強調 (秋田魁新報 2012年11月21日) http://www.sakigake.jp/p/akita
2012年10月31日 成瀬ダム建設で環境影響に懸念も (秋田放送2012年10月30日)
成瀬ダム建設で環境影響に懸念も (秋田放送2012年10月30日) http://news24.jp/nnn/news8614049.html 成瀬ダム建設の検
2012年9月22日 「成瀬ダム建設案が最も有効」 東北地方整備局、代替案比較で(秋田魁新報 2012年9月22日)
「成瀬ダム建設案が最も有効」 東北地方整備局、代替案比較で (秋田魁新報 2012年9月22日) http://www.sakigake.jp/p/akita
最新情報
2014年
国土交通省東北地方整備局が秋田県に建設する予定の成瀬ダムに対して、その差し止めを求める住民訴訟の裁判が秋田地裁で2009年から進められています。
裁判は大詰めを迎え、2月21日には東北地方整備局の河川部長と湯沢 河川国道事務所長の証人尋問、5月16日には私(嶋津)と原告の奥州光吉さんの証人尋問が行われました。
私は治水面から成瀬ダムが不要であることを証言しました(尋問は西島和弁護士が担当)。
私が提出した意見書と、証言に使ったスライドは次の通りです。
成瀬ダムは本当に必要ですか?(PDF 149KB)
赤滝と能恵姫伝説
成瀬ダム建設予定地の区域内には、古くから県南地方の住民に「雨乞いの神様」として崇められている「赤滝」があります。江戸時代後期の民俗学者、菅江真澄が栗駒山に向かう道すがら立ち寄って、「駒形日記」に記録したという由緒ある場所です。
かっての赤滝神社は、日照りの年にはお参りにくる農家の人たちが、村の中から延々の列を作っていたほど厚い信仰を集めていた場所だと聞きます。赤滝神社の由来は、今を遡ること280年余り昔の伝説の女性、能恵姫に源を発しています。能恵姫は、農民たちを渇水と洪水の不安から救うために、竜神と化して赤滝に住みついたと言い伝えられています。赤滝は、この地域の昔を偲ばせる貴重な文化遺産です。
『どうかダムを止めて』という能恵姫の涙声が、聞こえてくるようです。