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事務局からのお知らせ

千曲川、サケ遡上11匹に減 西大滝ダムで調査(信濃毎日新聞 2012年11月13日)

2012年11月13日
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千曲川、サケ遡上11匹に減 西大滝ダムで調査(信濃毎日新聞 2012年11月13日)http://www.shinmai.co.jp/news/20121113/KT121112FTI090020000.php

信濃川のJR東日本宮中(みやなか)取水ダム(新潟県十日町市)に今秋遡上(そじょう)したサケは、ここ10年余りで最多の297匹に上ったことが12日、信濃川中流域水環境改善検討協議会(事務局・国土交通省信濃川河川事務所)の調査で分かった。
これに対し、約30キロ上流の飯山市と下高井郡野沢温泉村境の千曲川にある東京電力西大滝ダムで確認できたサケは、昨年の35匹から11匹に減った。
同協議会は2001年から宮中取水ダムで、03年から西大滝ダムで、それぞれ魚道に仕掛けたわなでサケを捕まえ、大きさなどを調べて上流に放している。
ことしはともに9月11日~11月10日に調べ、宮中取水ダムでは10月8日に最初の3匹を確認。その後もほぼ連日遡上し、同23日には1日当たり最多の38匹を記録した。西大滝ダムでは10月10日に1匹目を確認し、最多は同26日の3匹だった。
宮中取水ダムの魚道では今夏、魚が遡上しやすくなるようにする改修工事が終了。NPOなどが近年、サケの稚魚放流に力を入れていることなども、遡上が増えた背景にあるとみられるという。
一方、西大滝ダムについて、同協議会は「ダム手前の本川や支流で産卵するサケもいる。去年が偶然多かったともいえる」と指摘。
稚魚を放流しているNPO法人新潟水辺の会(新潟市)の加藤功事務局長(66)は「宮中取水ダムを通過したサケがどこに行ったのかは現段階では分からない」としている。
宮中取水ダムをめぐっては、JR東日本の違法取水問題を機に09年からダム下流への放水量が大幅に増えた。東京電力は今秋から西大滝ダムの魚道を改修する。

上田の千曲川にサケ 2年ぶり遡上確認(信濃毎日新聞 2012年11月13日)http://www.shinmai.co.jp/news/20121113/KT121113FSI090002000.php
(写真)上田市下之条の千曲川に遡上したサケを持つ中山さん=13日午前8時半
上田市下之条の上田大橋下流の千曲川で13日午前6時20分ごろ、雄のサケが見つかった。アユ漁用に木を組んであるわな「やな」の上に死んだ状態で載っていた。背びれの近くに番号が書かれたタグが付いており、今月8日に新潟県十日町市の信濃川で確認されたサケと判明。信濃川河口から200キロ以上上流の上田市での確認は2年ぶりで、関係者は遡上(そじょう)を喜んでいる。
見つけたのは、大橋から500メートルほど下流の左岸にやなを仕掛けている近くの中山泉さん(69)。2010年10月にも中山さんが同じやなで死んでいた雌を見つけた。今回のサケは体長56センチ、重さ1・7キロほど。タグは番号が「No.100」で、千曲市の千曲川などで07年からサケの稚魚を放流しているNPO法人「新潟水辺の会」(新潟市)によると、十日町市のJR東日本宮中取水ダムへ遡上してきた際に取り付けられた。
上小漁業協同組合によると組合発足の1949(昭和24)年から2010年の確認までは、サケが上田市まで遡上した記録はなかった。「また帰ってきてくれてうれしい」と中山さん。水辺の会は、飯山市の千曲川・東京電力西大滝ダムでもサケを観察しており、今季は10日までに11匹を確認。その中に今回のサケはいなかった。
同漁協は2年前に見つかったサケの剥製を上田市常田の事務所で展示しており、富岡道雄組合長(64)は「今回の雄も剥製にして一緒に公開したい」と話している。

 

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