【書評】『水資源開発促進法 立法と公共事業』政野淳子・著著(SankeibBiz 2013年5月4日)
2013年5月6日
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まさのあつこさんの著書『水資源開発促進法 立法と公共事業』の書評が掲載されました。
ダム問題を考える上で重要な視点が記されていますので、まだ読んでいない方は是非、お読みください。
【書評】『水資源開発促進法 立法と公共事業』政野淳子・著
(SankeibBiz 2013年5月4日 http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130504/ecf1305040500001-n1.htm
■ダム開発法廃止と改革を提言
高度経済成長期の1961年にできたわずか14条の法律-。
「水資源開発促進法」と呼ばれる“ダム開発促進法”。
著者は「これが半世紀を経ても生きながらえていることが、ダムが止まらないわけと重なっている」と指摘、ダム開発の根拠となる同法の廃止と政策転換・改革を提言する。
開発法の問題点は、いったん計画が決まると、事業計画がその後の社会情勢と合わなくなっても、止められなくなることだ。
省益が生まれ、予算獲得が必要になり、便乗して所管官庁や独立行政法人は焼け太る。
本書は、ダム開発スキームの成り立ちから、改革の失敗、開発実行部隊である「独立行政法人 水資源機構」の解明などを綿密に取材し、巨大公共事業の根拠法を徹底的に検証する。(2520円、築地書館)
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