「ダムネーション」の上映、1月11日に各地で
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アメリカのダム撤去の映画「ダムネーション」の市民上映会が1月11日に各地で開かれます。
群馬、山形、浜松、鎌倉での上映会についての記事を掲載します。
米国・ダム撤去の実態は? ドキュメンタリー映画「ダムネーション」
(東京新聞群馬版 2015年1月7日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150107/CK2015010702000172.html
米国で進むダム撤去の動きを追ったドキュメンタリー映画「ダムネーション」の上映会が十一日、前橋、高崎両市で開かれる。本体工事が始まろうとしている八ッ場(やんば)ダム(長野原町)を、いま一度考えるきっかけにしてもらおうと、二つの市民団体が主催する。
ダムネーションは、米国のアウトドア用品メーカー「パタゴニア」の提供で二〇一四年に発表された。八十七分。
製作陣によると、米国では二十年前から、老朽化するダムをめぐり、維持や改修で得られる利益より、ダムで生じる経済や環境、安全面のコストが上回るとして、撤去する動きが広がりつつあるという。
映画は、ダムが爆破される場面を含め、いくつかのダム撤去の動きを追う。ダムでせき止められていた水が流れるようになり、サケやニジマスがダム跡地の上流で再び見られるようになった様子も描いている。
前橋市南町の市民文化会館では午後一時半から。参加費五百円。八ッ場あしたの会などが主催。高崎市高松町の高崎シティギャラリーでは午後二時半から。入場料は当日千二百円。高校生以下無料。主催はSTOP八ッ場ダム・市民ネット。
(伊藤弘喜)
記録映画:「ダム撤去」あす上映 映画で八ッ場ダムの必要性考える 前橋と高崎で /群馬
(毎日新聞群馬版 2015年01月10日)http://mainichi.jp/area/gunma/news/20150110ddlk10040045000c.html
1月11日は「川の日」。米国で不要ダムの撤去に取り組む人々の姿を描いた記録映画「ダムネーション」が、前橋市と高崎市で上映される。長野原町で今月、本体工事が始まる八ッ場ダムの必要性を考えてもらう狙いがあるという。
映画はアウトドア衣料メーカー「パタゴニア」が提供。米国全土に7万5000基あるダムの多くが川を変貌させ、魚を絶滅させているとして、本当に必要なのかを検証する。
ダム維持に高いコストがかかる割に、かんがいや発電の「利水」でも、洪水防止の「治水」でも価値が低かったダムが次々に撤去される。ダムが爆破される瞬間も映し出す。米国ではこれまでに約1000基が撤去され、よみがえった川にサケが遡上(そじょう)する姿をカメラが捉えている。
上野村在住の哲学者、内山節さん(64)は「自然な川とともに生きようとする活動のなかに、人間たちが手放してはいけない大事なものの回復があることを教えてくれる」とメッセージを寄せる。
11日の上映会は、午後1時半から前橋市民文化会館の第5会議室。主催は「八ッ場あしたの会」と「八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会」。参加費500円。
午後2時半からは高崎市高松町の高崎シティギャラリーコアホールで。主催は「STOP八ッ場ダム・市民ネット」。入場料1000円(高校生以下無料)。【奥村隆】
山形)米国のダム撤去追う作品上映 11日、新庄・鶴岡
〔朝日新聞山形版 2015年1月9日)
静岡)映画「ダムネーション」、11日に 浜松市民団体
〔朝日新聞静岡版 2015年1月9日)
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