城原川ダム
状況:検証中 中止を求める運動が継続されている
流域治水・流域利水が一体となった成富兵庫のシステムの継承をはかる
- 予定地(所在地):佐賀県神埼市神埼町
- 起業者:九州地方整備局
- 主な運動団体:城原川を考える会 連絡先 佐藤 悦子 teaho74@yahoo.co.jp
- 位置図:地図を見る
城原川ダムの最新ニュース
2022年4月9日 城原川ダム問題の最近の報道(半世紀以上も地元住民を翻弄)
国土交通省が佐賀県神埼市神埼町に建設予定の城原川(じょうばるがわ)ダムに関する最近の記事とニュースです。 城原川ダムの総貯水容量は355万㎥で、大きいダムではあ
2021年9月16日 記録的大雨で佐賀県内緊迫 ポンプ場が洪水被害軽減に効果 城原川ダムは必要か
今年8月中旬の記録的豪雨で、佐賀県内の筑後川最下流部で、佐賀導水路の4カ所のポンプ場が被害軽減の役割を果たしたという記事を掲載します。 この記事は触れていません
2016年5月15日 城原川ダム建設 解説 住民へ丁寧な説明を
城原川ダムの検証について九州地方整備局と流域自治体が協議する「検討の場」が5月11日に開かれ、「事業継続が妥当」という検証結果になりました。 しかし、流水型ダム
2016年2月27日 城原川ダムに住民意見 九州地方整備局が聴く会 水害不安早く建設を 野越し活用整備して
2月21日と22日に佐賀県神埼市で開かれた直轄ダム「城原川ダム」の検証検討素案に関する公聴会についての記事を掲載します。 川を分断し、川の自然に多大な影響を与え
2016年2月23日 「城原川ダム事業の検証に係る検討報告書(素案)」に対する意見
佐賀県の直轄ダム「城原川ダム」の検証報告素案への意見募集が2月23日まで行われています。 九州地方整備局のHP http://www.qsr.mlit.go.j
2015年10月12日 前滋賀県知事「嘉田 由紀子 氏」が語る! 10/18講演会 (城原川ダム関係)
10月18日(日) 13時 ~ 16時30分 佐賀県神埼市中央公民館 城原川の流域住民が古い昔から延々と培ってきた城原川とのつきあい方を否定して、「ダムによる治
2015年10月11日 城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論
佐賀県の直轄ダム「城原川ダム」は現在、検証作業が行われており、検証主体が示す治水対策案について5月19日~6月17日に意見募集(パブリックコメント)が行われまし
2015年9月10日 流水型ダム案510億円 工期13年試算(城原川ダム)
9月1日、城原川ダムについて国土交通省と流域自治体が協議する「検討の場」の第2回会合開催 報道から、治水代替案よりダム案を安くして、ダム案を選択するという筋書き
2015年8月25日 城原川ダム「弊害大きい」 知事に建設反対の要望書、市民団体 [佐賀県]
8月24日、「城原川を考える会」の佐藤悦子さんらが山口祥義・佐賀知事と面談し、「流域住民として調査検討を重ね、ダムに頼らなくても治水はできる、ダム建設の方が弊害
2015年6月15日 城原川ダムの検証に関するパブコメへの意見の提出
佐賀県の直轄ダム「城原川ダム」は検証対象ダムの一つですが、最近まで検証作業の動きが表面化していませんでした。ところが、国交省九州地方整備局は去る5月18日に「関
最新情報
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9月1日、第2回「検討の場」
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8月24日、「城原川を考える会」の佐藤悦子さんらが山口祥義・佐賀知事と面談
城原川ダム「弊害大きい」 知事に建設反対の要望書、市民団体 [佐賀県]
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5月19日~6月17日の期間で意見募集(パブリックコメント)
城原川ダムを必要とする国の説明
城原川治水目標流量 赤字は治水ダムを必要とする根拠としている。
① 2003(平成15)年 ・筑後川水系河川整備基本方針策定
主要地点:日出来(ひでけ)橋
基本高水のピーク流量:690m3/秒 昭和28年6月洪水相当、1/150対応
③河道+霞堤・野越:450m3/秒より240m3/秒大きい。→ダム必要
計画高水流量: 330m3/秒
② 2006(平成18)年 ・筑後川水系河川整備計画策定
主要地点:日出来(ひでけ)橋
目標流量(※): 540m3/秒 ③河道+霞堤・野越:450m3/秒より90m3/秒大きい。→ダム必要
河道の整備目標流量:330m3/秒
※筑後川本川と整合のとれた治水安全度を確保するとして、概ね50年に1回の確率で発生する洪水規模の流量。 ただし、690m3/秒に向けた城原川ダムを建設
③ 霞み堤・野越しをこのまま活用した場合(現状は越流堤高を嵩上げしているので、下記と異なる。)
「城原川流域における野越しの役割と効果に関する研究」-氾濫許容型治水の実例と今後の発展可能性についてー (日本土木史研究の論文より、と城原川を守る会発行の「26項目について改訂版」に記載有り)
河道+霞堤・野越: 450m3/秒
河道の整備目標流量: 330m3/秒
霞堤・野越負担流量: 120m3/秒
城原川流域における野越の役割と効果に関する研究 PDF 1680kb
城原川だより
「城原川を考える会」発行の機関誌です。城原川の流域治水・流域利水が一体となったシステムの考え方と実態及びその評価と、次代に引き継ぐことの重要性、そのための手法などがつまびらかに記されています。とても優れた、現場からの教科書、というイメージです。
城原川だより84号 PDF 1274KB
城原川だより83号 PDF 916KB
城原川だより81号82号 PDF 834KB
城原川だより80号 PDF 1592KB
城原川だより79号 PDF 1140KB
城原川だより78号 PDF 2854KB
城原川だより77号 PDF 712KB
城原川だより76号 PDF 1101KB
城原川だより75号 PDF 674KB
城原川だより74号 PDF 845kb
城原川だより73号 PDF 974kb
城原川だより72号 PDF 456kb
城原川だより71号 PDF 591kb
城原川だより70号 PDF 450kb
城原川だより69号 PDF 536kb
城原川だより68号 PDF 424kb
城原川だより67号 PDF 372kb
城原川だより66号 PDF 113kb
城原川だより65号 PDF 802kb
城原川だより64号 PDF 468kb
城原川だより63号 PDF 403kb
城原川だより62号 PDF 620kb
城原川だより61号 PDF 691kb
城原川だより49-60号 PDF 4265kb
城原川ダム検討の場関係
2009年の政権交代で始められたダム検証の対象事業ですが、同ダム事業への批判が多いこともあり、「城原川ダム事業の関係地方公共団体からなる検討の場(準備会)」を2010年12月14日と2014年10月23日に開催したものの、検証作業は進んでいませんでした。九州地方整備局は山口 祥義・佐賀県新知事が「流水型ダム(=穴あきダム)案」」を容認したことで、この「城原川ダム検討の場」を2015年5月18日に発足させました。
城原川を考える会がこの「ダム事業が最も有利」の結論を出させぬよう、取り組みました。
「城原川ダム検討の場」についての情報は、九州地方整備局ホームページの下記URLを参照してください。
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/kensyo-jyoubarugawa.html
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国交省作成資料(一部紹介)
検証検討1回目 資料-4城原川流域の概要 流域治水・流域利水システムの一部も紹介されている(野越し、草堰) PDF 4,594kb
上記資料の一部 野越しと受堤の位置 PDF 238kb
検証検討2回目 資料-4 治水対策の方策について 26の代替え案提示 PDF 14,786kb
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「城原川を考える会」の取組み
26項目について 改訂版 PDF 896kb
2014年10月23日の「城原川ダム検討の場」の第2回準備会で出された26の検討項目を流域住民の立場で検討してみました。さらに、国が示した26項目に加え、この流域独自の必要な検討課題も提案します。(「城原川を考える会」より)
・5月19日~6月17日の期間で意見募集(パブリックコメント)
「城原川ダム検討の場」実施パブコメに意見書提出
2015年6月17日、下記意見書を佐藤悦子名で提出しました。
これまでに提示された複数の治水対策案以外の具体的対策案の提案 PDF 51kb
水源連としても嶋津暉之が意見書を提出しました。
・城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論
9月1日の[検討の場]で示された検証主体の見解では上記の意見にはほとんど答えていません。
そこで、水源連は反論を「城原川を考える会」に送付しました。
城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論 をご覧ください。
参考文献
成富兵庫茂安の足跡 島谷 幸宏
肥前佐賀の水土の知[成富兵庫の遺産] 水土の礎 →サイトマップ © (一社)農業農村整備情報総合センター
疏導要書にみる 成富兵庫の治水評価に関する調査 特定非営利活動法人 風土工学デザイン研究所