水源連:Japan River Keeper Alliance

水源開発問題全国連絡会は、ダム建設などと闘う全国の仲間たちのネットワークです

ホーム > 国内ダムリスト > ダムマップと最新状況 > 城原川ダム

国内ダムリスト

城原川ダム

状況:検証中 中止を求める運動が継続されている


流域治水・流域利水が一体となった成富兵庫のシステムの継承をはかる

成富兵庫による流域治水と流域利水が一体になっている城原川に、九州地方整備局がいわゆる河川工学的手法を導入して、城原川ダム建設による城原川整備を進めようとしています。
その口実が、「治水対策最終目標流量(基本高水流量)を昭和28年洪水に匹敵する150年に1回とする690m3/秒におくので、流量調節施設=ダムが必要」です。
多くの流域住民は、ダム無しの治水・利水を求めてきました。一方で九州地方整備局が城原川ダム建設にこだわるために、長年来のダム縛りにあっている水没予定地の皆さんは、一刻でも速い解決を求めています。先代の佐賀県知事が「流水型ダム(=穴あきダム)」を提唱し、現知事も「踏襲する」としていることから、「一刻でも速い解決」=「流水型ダム(=穴あきダム)早期建設」としていますが、「流水型ダム(=穴あきダム)」そのものは、水没予定地の皆さんにとって必要なものではありません。
「城原川を考える会」の皆さんは、「昭和28年洪水で690m3/秒も流れた証拠は何もない。ダム造りのための数値」と批判し、「これまでどおりの流域治水・利水の維持・継続」を求め、さらに「水没予定地住民の皆さんには、きちんと謝罪し、生活再建策の樹立が必要」と事業者に求めています。

最新情報

流水型ダム案510億円 工期13年試算(城原川ダム)

城原川ダム「弊害大きい」 知事に建設反対の要望書、市民団体 [佐賀県]

城原川ダムの検証に関するパブコメへの意見の提出

城原川ダムを必要 とする国の説明

城原川治水目標流量   赤字は治水ダムを必要とする根拠としている。

①    2003(平成15)年 ・筑後川水系河川整備基本方針策定

主要地点:日出来(ひでけ)橋
基本高水のピーク流量:690m3/秒  昭和28年6月洪水相当、1/150対応
③河道+霞堤・野越:450m3/秒より240m3/秒大きい。→ダム必要
計画高水流量:     330m3/秒

②    2006(平成18)年 ・筑後川水系河川整備計画策定

主要地点:日出来(ひでけ)橋
目標流量(※):    540m3/秒    ③河道+霞堤・野越:450m3/秒より90m3/秒大きい。→ダム必要
河道の整備目標流量:330m3/秒

※筑後川本川と整合のとれた治水安全度を確保するとして、概ね50年に1回の確率で発生する洪水規模の流量。 ただし、690m3/秒に向けた城原川ダムを建設

③     霞み堤・野越しをこのまま活用した場合(現状は越流堤高を嵩上げしているので、下記と異なる。)

「城原川流域における野越しの役割と効果に関する研究」-氾濫許容型治水の実例と今後の発展可能性についてー (日本土木史研究の論文より、と城原川を守る会発行の「26項目について改訂版」に記載有り)

河道+霞堤・野越:       450m3/秒
  河道の整備目標流量:    330m3/秒
霞堤・野越負担流量:     120m3/秒

城原川流域における野越の役割と効果に関する研究 PDF 1680kb

  城原川だより

「城原川を考える会」発行の機関誌です。城原川の流域治水・流域利水が一体となったシステムの考え方と実態及びその評価と、次代に引き継ぐことの重要性、そのための手法などがつまびらかに記されています。とても優れた、現場からの教科書、というイメージです。

 城原川だより49-60号  PDF 4265kb
城原川だより61号  PDF 691kb
城原川だより62号     PDF 620kb
城原川だより63号  PDF 403kb
城原川だより64号  PDF  468kb
城原川だより65号  PDF 802kb

城原川ダム検討の場関係

2009年の政権交代で始められた「ダム事業等の検証・検討」 の対象事業ですが、同ダム事業への批判が多いこともあり、「城原川ダム事業の関係地方公共団体からなる検討の場(準備会)」を2010年12月14日と2014年10月23日に開催したものの、検証検討作業は進んでいませんでした。九州地方整備局は佐賀県の新知事が「流水型ダム(=穴あきダム)案継承」を明白にしたことで、「城原川ダム検討の場」を2015年5月18日に発足させました。
城原川を考える会の皆さんは、「検証したが、ダム事業が最も有利」の結論を出させぬよう、取組んでいます。
「城原川ダム検討の場」についての公式情報は、九州地方整備局ホームページの下記URLを参照してください。
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/kensyo-jyoubarugawa.html

検証検討1回目 資料-4城原川流域の概要  流域治水・流域利水システムの一部も紹介されている(野越し、草堰) PDF 4,594kb
上記資料の一部 野越しと受堤の位置  PDF 238kb
検証検討2回目 資料-4 治水対策の方策について  26の代替え案提示 PDF 14,786kb

26項目について 改訂版  PDF 896kb

2014年10月23日に開かれた「城原川ダム検討の場」の第2回準備会で出された26の検討項目を、流域住民の立場で検討してみました。さらに、国が示した26項目に加えこの流域独自の必要な検討課題も提案します。(城原川を考える会 より)

5月19日~6月17日の期間で意見募集(パブリックコメント)

「城原川ダム検討の場」実施パブコメに意見書提出

2015年6月17日、下記意見書を佐藤悦子名で提出しました。
これまでに提示された複数の治水対策案以外の具体的対策案の提案 PDF 51kb

水源連としても嶋津暉之が意見書を提出しました。

       城原川ダムの検証に関するパブコメへの意見の提出

 ・城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論  

9月1日の[検討の場]で示された検証主体の見解では上記の意見にはほとんど答えていません。

     そこで、水源連は反論を「城原川を考える会」に送付しました。

      城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論 をご覧ください。

 

 

参考文献

成富兵庫茂安の足跡 島谷 幸宏
肥前佐賀の水土の知[成富兵庫の遺産] 水土の礎 →サイトマップ © (一社)農業農村整備情報総合センター
疏導要書にみる 成富兵庫の治水評価に関する調査 特定非営利活動法人 風土工学デザイン研究所

 

城原川ダムの最新ニュース

↑ このページの先頭へ戻る