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設楽ダム中止求める会会見 透明性ある検証訴え「検討の場」運営に批判 ( 2013年2月22日)

2013年2月22日
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設楽ダム中止求める会会見 透明性ある検証訴え「検討の場」運営に批判 (東日新聞 2013/02/2) 2http://www.tonichi.net/news/index.php?id=27579
 民主党政権が一時凍結した設楽ダムをめぐり、洪水対策やコストなどすべての目的で「ダム建設がもっとも有利」とする総合評価案を了承した関係自治体と国土交通省中部地方整備局による「検討の場」について、
 市民グループ「設楽ダムの建設中止を求める会」は21日、豊橋市役所で会見を開き、検討の場の運営方法などを非難する声明を発表した。
 検討の場は民主党政権が設楽ダムを再検証の対象に挙げたことを受けて、2011年11月に中部地整が設置。ダム建設以外にため池整備や川底掘削などの代替案を比較し、17日に豊橋市内で開いた会議で検討結果の素案を示した。
 声明では、会議の告知が開催直前だったと批判。1年前に募集したパブリックコメントの結果の扱いについて、会議の日に初めて一覧表が示されたとした上で「事務局からかいつまんだ報告があったのみで、質疑もなく、検討結果にはまったく影響を及ぼしていない」と指摘。
 こうした意見公募を「単なる通過儀礼」だと切り捨て「厳重に抗議する」としている。
 設楽ダムに関する連続公開講座の開催など愛知県独自の検証作業を「県民にしっかりと公開されている」と評価する一方で、
 中部地整に対しては「愛知県の手続きを尊重して、連続講座が終わって知事がまとめをするまで、圧力をかけるようなふるまいをするべきではない」と求めている。
 会見で市野和夫代表(67)は「国の検証は初めから結論ありき。建設案を基準にいくつかの案を並べ、どれが安いかとバナナのたたき売りのようにしただけ」と酷評。
 当日の会議についても「出席している構成員はダム推進ありきで、批判的な検証はできない。何の深まりもない」と批判した。
 今後については「批判的な住民や専門家、第三者による委員会を組織し直し、透明性のある検証をやり直すべきだ」と主張した。
 会では3月3日午後2時15分から、設楽町の奥三河総合センターで、ダム問題を含む町の現状についての報告会を開く。会員以外も参加できる。
 問い合わせは会副代表の伊奈紘さん=電話0536(62)1366=へ。
 会見で「検証の場」を批判した市野代表

 

整備局報告書素案再検証求める声明 設楽ダム中止求める会(読売新聞愛知版 2013年2月22日 )http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20130221-OYT8T01385.htm

  設楽ダムの事業計画を巡り、国土交通省中部地方整備局が「ダム建設案が最も有利」とする検討報告書素案を示したことについて、
 設楽ダム建設中止を求める会(市野和夫代表)は21日、「改めて、寄せられた意見をきちんと反映した検証を行うべきだ」などと、再検証を求める声明を発表した。
  声明では、検証が第三者でなく中部地方整備局自身によって行われ、その中身もほとんど公開されず、厳正さを欠くと主張。また今後の手続きで意見を聞くとしている有識者は、第三者の専門家からなる委員会とするべきだとしている。
  同整備局は17日、設楽ダム建設事業の関係地方公共団体でつくる検討の場で、素案を提示した。
設楽ダム計画:ダムの必要性、改めて検証求める--市民団体が声明 (毎日新聞愛知版 2013年 2月22日 )http://mainichi.jp/area/aichi/news/20130222ddlk23010146000c.html
 国が設楽町の豊川上流に建設を計画する設楽ダムについて、市民団体「設楽ダムの建設中止を求める会」は21日、ダムの必要性について改めて検証を求める声明文を発表した。
 国土交通省中部地方整備局が検証のため設けた流域市町長らでつくる「検討の場」が17日、同ダム建設が治水、利水などに「最も有利」とした素案を承認したことを受けた。
 声明文は、検討の場の審議は、検証の主体が第三者でなく中部地整であることや、寄せられた市民の意見を反映していないことなどを指摘し、「結論ありきで、厳正さを欠き、科学的検証に程遠い」と批判。改めて検証するように求めた。
 同会は今後、県や関係市町などに申し入れをしていくという。【清藤天】

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