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流水型ダム案510億円 工期13年試算(城原川ダム)

2015年9月10日
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9月1日、城原川ダムについて国土交通省と流域自治体が協議する「検討の場」の第2回会合開催

報道から、治水代替案よりダム案を安くして、ダム案を選択するという筋書きが見えています。
第2回「検討の場」の会議で配布された資料が九州地方整備局のHPに掲載されています。
以下、配付資料です。

 第2回「検討の場」の会議で配布された資料

  参考:九州地方整備局
~城原川ダム事業の検証に係る検討について~
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/kensyo-jyoubarugawa.html

 ダム事業の点検: http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/150901-dainikai-kentounoba(jyoubarugawa)/4siryou3-dai2kai-jyoubarugawa.pdf 、

 パブコメに対する国交省の見解:http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/150901-dainikai-kentounoba(jyoubarugawa)/6siryou5-dai2kai-jyoubarugawa.pdf 、

治水対策案の比較: http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/150901-dainikai-kentounoba(jyoubarugawa)/7siryou5-dai2kai-jyoubarugawa.pdf 、

 ダム事業費の点検: http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/150901-dainikai-kentounoba(jyoubarugawa)/9sannkousiryou2-dai2kai-jyoubarugawa.pdf 、

 パブコメの個々の意見:http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kawa/kensyo/05-jyoubarugawa/150901-dainikai-kentounoba(jyoubarugawa)/10sannkousiryou3-dai2kai-jyoubarugawa.pdf (20~35ページが嶋津暉之氏の意見)

治水計画の基本的な前提に関するパブコメの意見はほとんど無視されています。
このままでは、次回の会議でダム案がコスト的に有利であるとして、ダム案が妥当という結果になります。何とかしたものです。

マスコミ報道

流水型ダム案510億円 工期13年試算 城原川ダム「検討の場」で九地整
(佐賀新聞2015年09月02日 )http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/225232

(写真)城原川ダムをめぐり、国交省と流域自治体が協議する「検討の場」の第2回会合。流水型ダムの概算事業費が示された=1日午後、佐賀市の県教育会館

国の事業見直し対象になっている城原川ダム(神埼市)について、国土交通省九州地方整備局(九地整)と流域自治体が協議する「検討の場」の第2回会合が佐賀市で開かれた。

九地整は、検証の前提にしている流水型ダム(穴あきダム)の概算事業費が河道掘削を含めて510億円で、本体工事は着手から完成まで13年かかるという試算を示した。コストや実現性が重視される検証作業で、追加案を含む代替6案と比べて最も低い事業費を提示した。

事業主体の九地整が本体工事や測量設計、用地補償の費用を試算し、2016年度以降にかかるダム本体(高さ約60メートル)の総事業費は439億円と説明した。

九地整が03年に事業評価監視委員会に提示した貯留型ダム案(同約100メートル)と比べると、535億7千万円減額になり、工期が1年短縮されるとした。

自然放流する放流口は幅4・5メートル、高さ2・1メートルの1門を設ける。流木が放流口をふさがないように鋼製の金網などを設ける工事に約12億円を見込んでいる。

パブリックコメント(意見公募)を踏まえ検討に加えた代替案は、野越しや地役権を設定した遊水地などを組み合わせ、事業費は660億円。別の代替5案は700億円から610億円のコストを想定している。

検討の場には神埼市の松本茂幸市長、佐賀市の秀島敏行市長が出席し、佐賀県は和泉惠之県土づくり本部長が山口祥義知事の代理を務めた。質疑では「いち早く対策を進めてもらいたい」という意見が相次いだ。水没予定地や下流域の住民約30人が傍聴した。

次回の開催時期は決まっていない。九地整はダム案と代替案について、コストや安全度、地域社会への影響など七つの評価項目による検証を進める。次回はその結果と、最も優位とする案を示し、その後に流域住民や学識者らに意見を聴く見通し。 

城原川ダム事業見直し 比較論議が本格化 首長・地区住民「早く対応を」 市民団体「説明不足」
(佐賀新聞2015年09月02日 10時16分 )

 事業見直し対象の城原川ダム(神埼市)をめぐり、国交省が1日、「流水型ダム」の概算事業費510億円を示したことで、六つの代替案(610億~700億円)との比較論議が本格化した。

水没地区の住民や首長は流水型に理解を示す一方、流域住民は積算根拠などが説明不足と反発している。

 地元神埼市の松本茂幸市長は「安全面を考えれば大きい方(貯留型)がいいが、治水機能も同じなら、流水型で進めてもらいたい」と早急な対応を訴えた。

下流域となる佐賀市の秀島敏行市長は近年の異常気象による集中豪雨などを懸念し、「今のような膠着状態は避けるべき。現実的に早くできる方を選んだがいい。国が示した流水型案は妥当」と理解を示した。

 水没地区の住民でつくる城原川ダム対策委員会の眞島修会長(神埼市脊振町)も早期完工を望む。「今回、流水型の工期が貯留型より1年短い13年と示されたが、もっと早く完成させてほしいのが本音。40年以上待たされているのだから」と注文した。

 ダムによらない治水対策を訴える「城原川を考える会」の佐藤悦子代表(神埼市千代田町)は、代替案より100億~200億円下回る流水型の事業費に疑問を投げ掛ける。

「一番安いダム案にするという結論ありきではないか。ダムの形、事業費の計算式を示すべきだ」。追加の代替案も「私たちが訴えてきた平野全体で雨水を受け止める“流域治水”とは違う」と指摘し、国に再考を求める。

城原川ダム整備総事業費484億円 工期は13年程度
(読売新聞佐賀版2015年09月02日)http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20150901-OYTNT50204.htm

 l国土交通省が建設の是非を再検証している城原川ダム(神埼市)を巡り、国交省九州地方整備局は1日、洪水時のみに水をためる「流水型ダム」整備の場合、総事業費は約484億3000万円になると明らかにした。

 佐賀市で1日に開催された関係自治体が治水対策の方針などを協議する「検討の場」で示した。今後、河川改修などダム以外の治水対策6案と比較し、実現性などを検証する。

 今回示されたダムは高さ約60メートルで、総貯水容量355万立方メートル。工期は着手から13年程度を見込む。 

城原川ダム事業費示される
(佐賀テレビ2015/09/01 19:21)http://www.sagatv.co.jp/news/

ダム事業費は484億3000万円。国が建設の是非を再検証している神埼市の城原川ダムについて、関係する自治体と協議する2回目の「検討の場」が開かれダム建設の事業費や工期が示されたほか、首長らからは早期の治水対策や方針の決定を望む声が相次ぎました。

城原川ダム計画をめぐっては、予備調査が始まってから40年以上が経過していますが、政権交代などもありいまだ建設するかどうかの結論が出ていません。

この事業について協議する「検討の場」ではダムを建設する案と、ダム以外の治水対策案で被害軽減の効果やコストなどの面から評価検証することにしていて、前回5月の会合では洪水調節のみを目的とした「流水型ダム」で検証を進めていくことを確認しました。

2回目の今回は国や関係自治体の首長らが参加、流水型ダム建設の事業費や工期が示されました。事業費はすでに実施済みの分を含みおよそ484億3000万円。建設事業着手から完了までは13年程度を要すると見込まれています。

【神埼市松本市長】「(現計画より工期が短くなったことについて)1日も早く安全性を確保する立場からありがたい。もっともっと(工期を)短くしてほしい」

また事業検証に関するパブリックコメントについて、ダム以外の治水対策案のほかダム建設に賛成、反対の両方の立場からの意見などが寄せられたということです。

次回以降はダム案とパブリックコメントでの意見をあわせた、ダム以外の6つの治水対策案で比較検証を行っていくことになります。

城原川ダム:建設費、流水型で484億円 国が試算公開 /佐賀
(毎日新聞佐賀版 2015年09月02日)
http://mainichi.jp/area/saga/news/20150902ddlk41010263000c.html

 民主党政権時に見直し対象になった城原川ダム(神埼市)について、国土交通省九州地方整備局は1日、「流水型ダム」の建設事業費が約484億3000万円(これまでに実施済みの事業費含む)になるとの試算を明らかにした。

 同日にあった国と関係自治体による「検討の場」の2回目の会合で示した。

 5月にあった初会合で、九地整は、流水型ダムを前提に検証を進める姿勢を示している。

 2003年に事業評価監視委員会に提示した貯留型ダムの場合、総事業費は約1020億円とされており、流水型ダムに最終決定すればコストは半分弱に縮減される。

 工期については、建設事業着手からダム事業完了までに従来より1年短い13年程度を見込んだ。

 一方、九地整は5月の前回会合でダム以外の治水方策について、河道掘削▽遊水地▽一部が低くなった堤防「野越し」??などを組み合わせた5案を提示していた。今回は、5、6月に求めたパブリックコメントを反映した治水方策を1案追加し、計6案とした。

 6案は今後、安全度やコスト、持続性などの項目を評価して次回会合で提示し、流水型ダムと比較する予定だという。

 検討の場には、県、佐賀市、神埼市の関係者が出席した。【石井尚】

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