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報道

那賀川の四電・小見野々ダム 下流に移し洪水調節を 国交省検討、2038年度完成 /徳島

2019年9月26日
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2020年度か始まる那賀川の小見野々ダム再開発事業(徳島県)についての記事を掲載します。
四電・小見野々ダムを移設して、洪水調節容量を設けるというものです。完成予定は2038年度ですから、気が遠くなるような先の話です。
小見野々ダム再開発事業の概要はhttps://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/r-jigyouhyouka/dai13kai/pdf/6-1.shiryou.pdf に掲載されています。
那賀川の上流にはかつて、国交省の細川内ダムの計画がありましたが、約20年前に当時の藤田恵・木頭村長らが中止に追い込みました。
今や新しいダムをつくる時代ではなくなっているので、これからは小見野々ダムのような既設ダムの再開発事業が計画されていくと思われます。

なお、四国電力(株)の小見野々ダムは1968年 5月完成、総貯水容量1675万㎥、堆砂容量694万㎥のダムで、2016年度末の堆砂量が 936万㎥にもなっています。


那賀川の四電・小見野々ダム 下流に移し洪水調節を 国交省検討、2038年度完成 /徳島

(毎日新聞徳島版2019年9月25日)https://mainichi.jp/articles/20190925/ddl/k36/040/458000c

(写真)国土交通省が下流への移設を検討する那賀川の小見野々ダム=四国電力提供

1万5900世帯「浸水ゼロに」
那賀川で四国電力が管理する発電用の小見野々ダム(那賀町)について、国土交通省は現在より下流に移設して洪水調節機能を持たせる検討を始める。2020年度予算概算要求で、調査費など4億5000万円を計上した。新たに1100万トンの洪水調節容量を設ける構想で、河川改修や長安口ダム(同)改造と合わせ、下流域の浸水被害ゼロを目指す。【大坂和也】
国交省によると、来年度は国の新規直轄事業として、治水計画の検討と地質調査などの実施計画の調査に取り組む。完成は38年度を目指しており、総事業費は約500億円を目安としている。
総貯水容量は現在の1675万トンから2015万トンに増大させ、このうち、1100万トンは洪水調節容量とする見通し。下流移設後には、上流域に堆積(たいせき)した土砂を除去するとともに、大雨が予想される際は予備放流でダム湖の水位を下げられるようにする。
移設先については、今後の調査を経て検討する。那賀川でのダムを巡っては、旧建設省が那賀川上流域の旧木頭村に計画した「細川内ダム」が地元の強い反発の末、中止に追い込まれた経緯もあるが、今回の移設では民家の水没などを回避できるとしている。
現在の小見野々ダムは四国電力管理の発電専用で、洪水調節機能はない。移設などにより、那賀川水系河川整備計画で定められた、阿南市の古庄観測所での洪水時の目標流量(毎秒9700トン)を700トン削減し、9000トンに抑えられるという。
これまで、那賀川流域は豪雨による洪水被害に再三見舞われてきた。堤防がない同流域の「無堤地区」は整備が進んでおり、移設などが実現すれば、約5550ヘクタールの浸水面積、約1万5900世帯の浸水世帯がそれぞれゼロになると見込んでいる。
飯泉嘉門知事は記者会見で「那賀川全体の治水・利水を考えて、国と共にやっていきたい。那賀川の安全度を高める方向性は、那賀川流域の住民に理解していただけると考えている」と述べ、移設構想に期待感を示した。

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