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土石流で“満杯”の砂防ダム 土砂の撤去作業始まる 広島市

2020年7月14日
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土石流で満杯になった砂防ダムの土砂の撤去に関するニュースを掲載します。

砂防ダムとは、土砂で満杯になれば、土砂流出抑止の効果がなくなり、土砂の流出源になるので、土砂の撤去が必要となるものです。砂防ダムは建設したら終わりというものではありません。

砂防ダムの建設に力を注ぐ現在の治山治水行政のあり方を根本から見直す必要があります。、

 

土石流で“満杯”の砂防ダム 土砂の撤去作業始まる 広島市

(中国放送2020/07/147/13(月) 19:32配信) https://news.yahoo.co.jp/articles/769a4625da69e7cb56981c1f79a833a9d52e148a

(放映の動画)

 

先週、広島市西区で砂防ダムが土石流を受け止めたというニュースをお伝えしました。満杯になった土砂について住民から不安の声が上がっていましたが、砂防ダムを管理する国は、13日から土砂の撤去作業を始めました。

「砂防ダムのすぐそばに来ています。現場には大量の土砂が取り残されています。きょうから土砂の撤去作業を始めます。」(末川徹記者)

広島市西区井口台にある砂防ダムです。ダムを管理する国は、現場に不安定な土砂が残っていないことを確認し、撤去作業を始めました。

「大量の土砂がたまり、中には満杯になっているように見えるものもあります。」(広田大地カメラマン ヘリから 8日)

今月6日、連日降り続いた大雨によって土石流が発生しました。住宅地の裏山の土砂が崩れ、山肌はむき出しに…。

高さが9mあるこの砂防ダムでは、およそ1200立方メートル、25mプールに換算して、およそ4杯分の土砂をせき止めることができますが、満杯の状態となりました。

土石流は、砂防ダムが受け止めたため、付近の住宅などへの被害はありませんでした。

「土石流が発生の危険性が極めて高まっています。」(消防車から呼びかけ 7日午前1時ころ)

土石流が発生した直後、消防車が巡回して、安全な場所に避難するよう呼びかけていました。

砂防ダムを管理する国の担当者は…。

「土石流が発生するまでに200ミリを超えるような雨が降っていて、山の斜面が大きい。急なところなので、当然、そこから土石流が発生した。」(広島西部山系砂防事務所 国時正博副所長)

近所の住民は…。

「(最近、)砂防ダムができたので、そこまで心配していなかったのが、やっぱり怖いですよね。こういうことになるんだって。」(住民)

実は、土石流の発生や砂防ダムの土砂が満杯になったのを国が把握したのは、住民からの通報がきっかけでした。

「(砂防ダムから)木が流れているという通報内容を受けて、現場を確認したら土石流が発生していた。砂防ダム全ての地点でカメラや監視ができるようにはしていない。」(広島西部山系砂防事務所 国時正博副所長)

国は、およそ1か月以内で土砂の撤去作業を終えることを目指しています。

「土砂の移動が起きる可能性が全くないとは言い切れない。周辺にある渓流もあるので、そういった部分も注意して早めの避難を心がけてほしい。」(広島西部山系砂防事務所 国時正博副所長)

― 広島県によりますと、県内の砂防ダムは国管理、県管理のものを合わせると、2000か所を超えます。その全てを国や県が監視し続けるのは非常に難しいらしいということです。

― 今回、砂防ダムの異変に住民が気づいて通報したからこそ、きょうの土砂の撤去作業につながったともいえます。災害を防ぐには、砂防ダムというハード面だけでなく、住民の意識というソフト面も大事だということを、あらためて感じます。

 

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