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球磨川流域の治水策「もっと多くの住民の声聞いて」潮谷義子氏(前・熊本県知事)

2020年11月15日
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球磨川流域の治水策について潮谷義子・前熊本県知事のインタビュー記事を掲載します。

潮谷さんが言われることはもっともだと思います。

 

球磨川流域の治水策「もっと多くの住民の声聞いて」潮谷義子氏

(西日本新聞2020/11/15 11:00)  https://www.nishinippon.co.jp/item/n/664321/

(写真)インタビューに答える潮谷義子前知事

7月豪雨で氾濫した球磨川流域の治水策を巡る議論について、潮谷義子前知事(81)は西日本新聞のインタビューに応じ、川辺川へのダム建設の是非だけが注目される現状に「違和感がある」と述べ、「もっと多くの住民から意見を聞くべきだ」と強調した。 (聞き手=綾部庸介)

-豪雨後の治水論議をどう見ているか

「(国や県、流域自治体による)検証委員会はたった2回。国が数字を報告する形で進められ、『結論ありきでは』と思うことがある。検証結果をダム建設の根拠にするのであれば、少なくとも識者の評価とさほど差異が生じないようにしておくべきだ」

-ダムの是非がクローズアップされている

「そこに違和感がある。住民のつながり、住宅、福祉など被災者が今直面している課題を行政が一緒に解決する姿勢を見せながら、並行して議論していかないと、住民は安心できない」

「一方で、ダムにかかる費用の問題が出ていない。ランニングコストも含めて県民への説明責任を果たすべきだ。費用対効果も考える必要がある」

-潮谷知事時代も費用の議論はあまりなかった

「大きな反省点だ。基本高水流量など専門的な議論に深入りしすぎたことも含め、ダムができたら本当に洪水を防げるのか、住民が肌感覚で理解できるようにできなかった」

-今の蒲島郁夫知事は住民や団体への意見聴取会を重ねた

「意見聴取会(の出席者)は、代表者というニュアンスが強いように感じる。私が開いた住民討論集会は、反対、中立、賛成の人が発言したいと思えば誰でもできるように、フェアにやるように心がけていた」

-蒲島氏の意見聴取会は結論を出すためで、住民討論集会とは違うと

「そう。私は討論会で得たことを基に決断したかったわけではない。多くの人に『川辺川ダム問題とはなんぞや』ということを問いたかった。7時間に及んだこともあるが、多くの意見を聞くことが大事だと考えた。(蒲島氏は)ダムに限らず、もっと多くの声を聞くべきだ」

-「民意」がキーワードになっている。潮谷氏が考える民意とは

「当事者のニーズに応えることが大事だ。しかしその条件として、費用対効果と、当事者以外への説明の妥当性が問われる」

-蒲島氏がダム白紙撤回を表明したことへの評価は

「決断するのはいいが、表明するのが早かった。(水没予定地がある五木村の)地域振興の道筋が見えてからでも良かったのでは、という気持ちはあった」

「ただ次のステップで事業を終結させなければいけなかったが、蒲島氏は最後の詰めをしていない。私からすれば川辺川ダム問題は眠っていたにすぎない」

 

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