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佐世保市のでたらめ水需給計画をすべて認める,厚労省水道課

2021年1月29日
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佐世保市2020年2月再評価について厚労省水道課にヒアリング

本来であれば2020年4月2日に実施を予定していた佐世保市2020年2月再評価についての厚労省水道課への、公共事業チェック議員の会事務局長・大河原雅子衆議院議員によるヒアリングがコロナ禍で中止になり、やっと2021年1月26日に実現しました。

2020年2月再評価は、厚労省の補助事業として採択が継続されることを目的にしていました。石木ダム建設事業の利水面での必要性を作り上げることを目的にしていたことから、一日最大給水量が2020年度には突如100,000m³/日に跳ね上がり、目標年度の2038年度には106,500m³/日になるというのです。
想定水需要をまかなうに必要な保有水源量は、計画取水量-評価水源量=40,000m³/日、つまり水源が40,000m³/日不足することを示すことを目的としています。これが成立しないと、補助事業としての採択は中止になってしまうからです。
40,000m³/日の水源不足をいうには、2007年度以来、佐世保市は評価水源量を77,000m³/日としているので、想定取水量(計画一日最大給水量をまかなうに必要な水量)を117,000m³/日にしなければなりません。それには、計画一日最大給水量を106,500m³/日程度にしなければならなかったのです。

佐世保地区水道の一日最大給水量実績は2013年度から80,000m³/日以下となり、2019年度には約73,700m³/日でした。実際に機能している水源量は100,000m³/日を超えています。十分に水源は足りているのです。ところが佐世保市は水道水源として77,000m³/日しか国に届け出ていません。

実際には佐世保市の保有水源量は10万m³/日を超えていますが、河川法上の許可水利権水源(合計77,000m³/日)のみを安定水源と称して、保有水源量は77,000m³/日、と厚生労働省に認可届けを出しています。
77,000m³/日以外の水源として、河川法上の許可水利権制度が始まる前から取水していた水源〔慣行水利権水源(22,500m³/日)〕と湧水水源(1,000m³/日)、「石木ダムができるまで」という期限付きの暫定水源(川棚川から5,000m³/日)、合計28,500m³/日の水源を、佐世保地区水道事業体は有しています。保有水源総量は105,500m³/日に達します。

1月26日のヒアリングは、①佐世保市が国(厚労省水道課)に提出している水需要予測はまったくデタラメであること、②佐世保市が厚労省水道課に保有水源量77,000m³/日と届け出ているが実態は2019年度渇水時においても約10万m³/日は機能していたこと、の二つを国に知らせると共に、③佐世保市に事実を質して補助事業継続採択を見直よう要請すること、を目的にしていました。

その結果は・・・・・。「事業主体=佐世保市が一義的に決めることです。問題ありません」の連続でした。水道事業者の言うがまま! 水道課は補助事業採択継続を審査する仕事を全くしていないことになります。

水源連事務局が用意した質問書(従前の質問に対する回答への再質問)、佐世保市民が用意した質問書と関係資料、厚生省水道課からの回答、問題の佐世保市による2020年2月の再評価報告書、および、当日の速記録へのリンクを以下、記します。

石木川まもり隊が下記ページで当日の状況を報じています。
是非、参照ください。
厚労省ヒアリング 石木ダム再評価

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