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成瀬ダム建設継続へ 秋田県など方針案了承 ( 2012年11月21日)

2012年11月21日
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成瀬ダム建設「事業継続が妥当」 東北地方整備局が再度強調  (秋田魁新報 2012年11月21日)
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20121121e

成瀬ダム(東成瀬村)の建設の是非を検証する「検討の場」の第5回会合が20日、大仙市の大曲地域職業訓練センターで開かれ、国土交通省東北地方整備局は「事業を継続することが妥当」との考えを示した。
検討の場は今回で終了。同整備局は、月内にも開かれる学識経験者らでつくる事業評価監視委員会での審議を踏まえ、年内に国交省に検証結果を報告する。
会合には県と関係5市町村の担当者らが出席した。同整備局は、先月下旬に東成瀬、横手、大仙の3市村で行った意見聴取会や電子メールなどで寄せられた住民、有識者の意見を報告。
治水、利水(農業用水・水道水)、流量維持の目的別にダム建設と代替案を比較した結果、実現性やコスト面などから、ダム建設が最も有効との結論に至ったことをあらためて強調した。
この日の会合を傍聴した成瀬ダムをストップさせる会(横手市)の奥州光吉代表は、3市村で行われた意見聴取会で計9人が反対意見を述べたことを踏まえ、「住民の問題提起が検証には反映されなかった」と批判した

成瀬ダム建設継続へ 秋田県など方針案了承  (河北新報 2012年11月21日)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121121t41024.htm

民主党政権が見直し対象の一つとした成瀬ダム(秋田県東成瀬村)について、国土交通省東北地方整備局や秋田県、流域6市町村が20日、大仙市で建設の是非を協議し、水害防止や農業用水確保で「最も有効なのは成瀬ダム」とする対応方針案を了承した。
整備局は今後、局長の諮問機関である事業評価監視委員会の意見を聴き、早ければ年内にも国交省に報告する。ダム事業は事実上、建設継続に向けて踏み出した。
成瀬ダムは栗駒山北部の成瀬川源流部に計画された国直轄の多目的ダムで、総貯水量は7870万立方メートル。総事業費1533億円のうち、2012年度末の進捗(しんちょく)率は19%となる。残りの工期は9年。
協議はこれまで5回行われ、治水、利水などの目的別に、川床を掘って流量を増やすなどの代替案とダム案について費用や効果を比較。出席した市町村の幹部らはダムの早期完成を求めていた。
この日傍聴した市民団体「成瀬ダムをストップさせる会」の小原征保さん(72)=横手市=は「過疎化で水道水の需要は今後も減る。社会状況が反映されていない」と批判した。


成瀬ダム建設妥当 検討の場最終会合
 (読売新聞秋田版 2012年11月21日 )
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121120-OYT8T01448.htm
成瀬ダム(東成瀬村)の建設継続の是非を再検証する「検討の場」の最終会合が20日、大仙市で開かれ、国土交通省東北地方整備局が「ダム建設を継続」とする対応方針の原案を示し、了承された。今後、同整備局長の諮問機関「事業評価監視委員会」の意見を聞き、最終的な対応方針案を同省に報告する。
 5回目となる会合には、東北地方整備局と県のほか、横手、湯沢、大仙、羽後、東成瀬の5市町村の関係者が出席した。
 対応方針原案によると、治水(洪水調節)や新規利水(かんがいと水道)など、目的別に総合評価した結果、「最も有利なのは成瀬ダム案」とした。さらに、学識経験者や関係自治体からの意見、費用対効果の分析なども踏まえ、「成瀬ダム建設事業は継続することが妥当」と結論付けた。
 対応方針原案についての討議では、出席した県と各市町村の全てから「早く完成してほしい」という意見が出た。
成瀬ダムは、農業用水の供給を主目的に、洪水の被害軽減や飲料水の供給など「多目的ダム」として、県が1973年、予備調査を始めた。ダムの規模や技術面などで、91年から国の直轄事業となり、2001年に着工した。ところが、09年の国のダム事業見直しで、ダム建設は着工済みの事業を除いて一時凍結された。総事業費は約1500億円で、未着工分はダム本体の建設工事など約1200億円。

成瀬ダム建設で環境影響に懸念も (秋田放送2012年10月30日)

2012年10月31日
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成瀬ダム建設で環境影響に懸念も (秋田放送2012年10月30日
http://news24.jp/nnn/news8614049.html

成瀬ダム建設の検証結果について有識者の意見を聞く会議が開かれ、検証は妥当だと評価する声が上がる一方で環境への影響を懸念する意見も出されました。会議では、秋田大学の教授など5人が、国土交通省東北地方整備局がまとめた検討結果について意見を述べました。この中で秋田大学大学院の松冨英夫教授は「検討はコスト面から見ても妥当な結果ではないか」と述べました。また秋田淡水魚研究家の杉山秀樹さんは「現段階では予想できない部分、自然環境への影響でどのような対応が可能か検討の余地がある」と述べています。東北地方整備局ではダム以外の代替案も検討した結果、ダム建設が最もコストがかからず、費用対効果の面からダム建設が最も有効との検証結果をまとめています。東北地方整備局では、出された有識者の意見も踏まえ、年内にも、建設が必要かどうか最終的な方針を決めることにしています。

「成瀬ダム建設案が最も有効」 東北地方整備局、代替案比較で(秋田魁新報 2012年9月22日)

2012年9月22日
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「成瀬ダム建設案が最も有効」 東北地方整備局、代替案比較で  (秋田魁新報 2012年9月22日)

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120922f

国土交通省東北地方整備局は21日、秋田市の同省秋田河川国道事務所で、成瀬ダム(東成瀬村)の建設の是非を検証する「検討の場」第4回会合を開いた。 同整備局が▽治水▽利水(農業用水、水道水)▽水位など正常な流水機能の維持—の目的・対策別に、ダム建設案と代替案を比べて総合評価した結果、「ダム建設案が最も有効」とする考えを示した。年内に同整備局として最終的な方針を決める。 佐竹敬久知事や関係6市町村長らが出席した。同整備局が、治水、利水、流水機能維持の各対策について、成瀬ダムを建設した場合と同等の効果が見込まれるとする3〜6の代替案を列挙。コスト(概算事業費)や実現性などを示し比較した。 会合では佐竹知事が「(検証に)だいぶ時間がかかったが、われわれが考えていた結果と同じ」と述べ、あらためてダム建設推進に期待した。佐々木哲男・東成瀬村長も「地元のため、できるだけ早く着工してほしい」と同整備局に要望した。 これに対し、会合を傍聴した「成瀬ダムをストップさせる会」(横手市)の奥州光吉代表(60)は「建設ありきの結果だ」と批判した。

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