利根川・江戸川有識者会議 次回以降の開催、明言せず(2013年2月22日)
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2月21日に開かれた利根川・江戸川有識者会議の終わりで、関東地方整備局の泊宏河川部長は有識者会議の打ち切りの可能性を示唆しました。有識者会議の議論は緒に付いたばかりなのに、本当にひどいものです。何とかしなければなりません。
会議打ち切りの可能性を示唆 河川整備で国交省(下野新聞 2013年2月22日 朝刊) http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20130222/986609
国土交通省関東地方整備局は21日、八ツ場ダム(群馬県)の建設に関連し、利根川水系の河川整備計画策定に向けた「第9回利根川・江戸川有識者会議」を東京都内で開いた。
同整備局の泊宏河川部長は会議の最後に、「多くの委員からさまざまな意見をいただいた。今後の対応は整備局で検討させていただきたい」と述べ、場合によっては有識者会議での意見聴取を今回で打ち切る可能性を示唆した。
同整備局は有識者会議について、利根川・江戸川河川整備計画案の策定に当たり有識者から意見を聴く場と位置付けている。
この日は国交省が1月に公表した整備計画原案について意見交換した。
同整備局は次回会議の開催候補日を委員に提示しているものの、実際に開催するかどうかについて、担当者は「今後検討する」と述べるにとどまった。
建設根拠議論へ参考人招聘要請 八ッ場ダム有識者会議(東京新聞群馬版 2013年2月22日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130222/CK2013022202000200.html
(写真)有識者会議に臨む委員たち=東京都台東区で
国土交通省関東地方整備局は二十一日、利根川・江戸川河川整備計画を議論する第九回有識者会議を都内で開催した。
八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の建設計画を盛り込んだ計画原案について、主に利水や環境面から意見が出た。
岡本雅美・元日本大教授は、各地の水道局で過去の渇水時に対応したベテラン職員の退職時期が近づいていることを踏まえ「対策のノウハウがなくなり、今後渇水が起きれば社会的混乱が起こる」と対応を求めた。
浅枝隆・埼玉大大学院教授は「利根川中流はリンや窒素が高い。外来種への注意も必要だ」と指摘。絶滅危惧種に指定されたニホンウナギの保護を盛り込むことを求めた委員もいた。
八ッ場ダム建設の必要性の根拠となっている目標流量の検証に使われた「貯留関数法」のより詳しい議論が必要だとして、大熊孝・新潟大名誉教授、関良基・拓殖大准教授の両委員が参考人の招聘(しょうへい)を要請した。
(伊藤弘喜)
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