ギャラリーは反石木ダム団結小屋 「抗議の現場、ふらっと来て」
長崎県川棚町川原地区に住むイラストレーターこうばるほずみさんが反石木ダム団結小屋にアトリエ兼ギャラリーをオープンさせました。
その記事を掲載します。
ギャラリーは反石木ダム団結小屋 「抗議の現場、ふらっと来て」
(西日本新聞2021/11/7 6:00) https://www.nishinippon.co.jp/item/n/827929/
「団結小屋」にオープンした石木川ミュージアム
長崎県川棚町川原地区に住むイラストレーターこうばるほずみさん(39)は6日、同地区の「団結小屋」でアトリエ兼ギャラリーをオープンさせた。石木川流域の自然や歴史、人の営みを描いた作品24点を展示。ギャラリーは「石木川ミュージアム」と名付けられた。
同地区では石木ダムの建設工事が進み、事業に反対する住民と支援者が工事現場で抗議活動をしている。小屋は40年以上前、事業を進めようとする県職員を監視する目的で建てられた。
40年以上に及ぶ事業の停滞で、事業への無関心が進んだように感じるというこうばるさんは「たとえ関心を持ち事業を知ろうにも、抗議の現場を訪れる心理的ハードルは相当に高い。ふらっと気安く訪れる空間をつくりたかった」と語る。
支援者らとともにトタンがむき出しだった小屋の一角をリフォームし、ピンクに塗ってポップな空間を演出。「ダム絶対反対」「返り血も浴びる」などの看板が掲げられた外観とのギャップも意識した。「川原地区を知るきっかけになれば」と話す。ギャラリーは土日の午後1~5時に開放する予定。 (岩佐遼介)
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