水源連:Japan River Keeper Alliance

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江戸川区スーパー堤防裁判報告集会の資料「スーパー堤防事業の差し止めを求めて」(2021年3月6日)

2021年3月14日
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去る3月6日(土)、江戸川区舟堀で、江戸川区スーパー堤防裁判報告集会が開かれました。

江戸川区の北小岩スーパー堤防事業の差し止めを求めて、2011年11月から第一次、第二次、第三次が訴訟が行われてきました。

2020年10月29日に最高裁判所から第三次訴訟の上告棄却の決定が出て、このスーパー堤防差し止め裁判は終わりとなりましたが、

この一連の裁判によって、スーパー堤防事業とは何と愚かな治水対策であるかが明らかになりました。

報告集会は下記のプログラムで開かれました。

江戸川区スーパー堤防裁判報告集会(タワーホール船堀)

ビデオ スーパー堤防の現実

14 : 00 開会あいさつ

14 : 05 裁判報告 小島延夫弁護士(江戸川区スーパー堤防事業取消訴訟弁護団団長)

14 : 35 講演  スーパー堤防事業の虚構と進めるべき治水行政(嶋津)

15 : 00 原告から

15 : 20 メッセージ

15 : 55 閉会のあいさつ

 

この報告集会で配布された資料を掲載します。

江戸川区スーパー堤防訴訟終了報告(高木一昌弁護士)

スーパー堤防事業の虚構と進めるべき治水行政(嶋津暉之)

(当日のスライドの主要部分はスライド「スーパー堤防事業の虚構」

江戸川区スーパー堤防裁判報告 訴訟を支援する会

スーパー堤防の足跡(スーパー堤防・まちづくりを考える会 戸口素男)

篠崎公園地区のスーパー堤防問題

 

上記の「江戸川区スーパー堤防裁判報告 訴訟を支援する会」は大変詳しい資料です。この資料の連絡先は「江戸川区スーパー堤防取消訴訟を支援する会(飯田康男 Tel/Fax 03-3655-5734)」です。

以上の資料を是非、お読みいただきたいと思います。

2020年7月球磨川水害の考察 川辺川ダムは必要か?(日弁連水部会の勉強会の配布資料とスライド)

2021年2月12日
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既報の通り、昨年7月の球磨川水害のあと、国土交通省と熊本県は12月に球磨川の治水計画(球磨川水系緊急水系プロジェクト)をつくりました。

その治水計画はいろいろなメニューが入っていますが、メインは中止されていたはずの川辺川ダム計画の復活です。

流水型ダムとして川辺川ダムを建設しようというものです。

しかし、この球磨川水害の犠牲者の大半は球磨川本川ではなく、支川の氾濫によって亡くなったのであって、川辺川ダムがあっても、救うことができませんでした。

昨年の豪雨を踏まえて球磨川において進めるべき治水対策は川辺川ダムではありません。

去る2月9日、日本弁護士連合会の公害対策・環境保全委員会 水部会において

2020年7月の球磨川水害問題についての勉強会があり、嶋津が講師としてお話をしました。

Zoom会議方式の勉強会です。

この勉強会では資料「2020年7月球磨川水害の考察 川辺川ダムは必要か?」を配布し、

スライド「2020年7月球磨川水害の考察 川辺川ダムは必要か?」を使ってお話しました。

話の構成は次のとおりです。

Ⅰ 川辺川ダム問題の経過(2019年まで)

Ⅱ 2020年7月球磨川水害と国交省の治水計画

Ⅲ 川辺川ダムは本当に必要なのか?
(国交省の治水計画の虚構)

Ⅳ 流水型ダムは環境にやさしいダムなのか?

上記の資料とスライドをお読みいただければと思います。

荒川第二、第三調節池事業の環境影響評価準備書 2020年12月

2021年1月19日
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荒川第二、第三調節池事業

環境影響評価準備書 表紙 第1~9章

環境影響評価準備書 第10章10-1~4

環境影響評価準備書 第10章10-5

環境影響評価準備書 第10章10-6~8

環境影響評価準備書 第10章10-9~15

環境影響評価準備書  第11章~14章 資料編

環境影響評価準備書 要約書

水源連の意見書「球磨川大氾濫を受けて球磨川の治水対策をどう進めるべきか」

2020年12月27日
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川辺川ダムは必要性が希薄で、流水型ダムであっても環境に多大な影響を与えます。

蒲島郁夫・熊本県知事は11月19日に流水型ダムとして川辺川ダムを建設することを容認すると表明しました。

振り返ってみれば、2008年における蒲島知事の川辺川ダムの中止宣言は知事の本意ではありませんでした。

当時、蒲島知事の意思表示の直前に相良村長と人吉市長が川辺川ダムの中止を求めたため、蒲島知事も中止を表明せざるをえなくなったのであって、蒲島知事の当初の思惑は川辺川ダム推進でした。

県民が反対する県の路木ダムの建設を強引に推進し、電源開発の瀬戸石ダムの水利権更新に簡単に同意してきたのが蒲島知事です。

今回の蒲島知事の意思表明で、川辺川ダムは推進の方向に向かう恐れはありますが、様々な手続きがあり、そう簡単に進むものではありません。

川辺川ダムよりもっと重要で、必要とされる治水対策があること、川辺川ダムが流水型ダムであっても川辺川、球磨川の自然に大きなダメージを与えることを訴えていかなければなりません。

川辺川ダムよりもっと重要で、必要とされる治水対策については11月17日に水源連は次の意見書を提出しました。

◆意見書「球磨川大氾濫を受けて球磨川の治水対策をどう進めるべきか」(水源連(水源開発問題全国連絡会))

https://suigenren.jp/wp-content/uploads/2020/11/361f6d973f10e8d2b20ce0e5a6afa36b.pdf

 

◆流水型ダムの問題点については次のまとめをお読みください。

流水型ダム(穴あきダム)の問題点 | 水源連 (suigenren.jp)

 

川辺川ダム計画の復活をストップさせるため、上記2点を訴えていきたいと思います。

「荒川の治水・防災問題合同研究会」学習会の配布資料とスライド

2020年12月25日
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12月22日(火)に「荒川の治水・防災問題合同研究会」の学習会が埼玉県川口市のキュポ・ラ本館で次のプログラムで開かれました。

 

「荒川の治水・防災問題合同研究会」学習会 (主催  東京自治問題研究所・埼玉自治体問題研究所)

土屋 十圀(中央大学理工学研究所、前橋工科大学名誉教授) 「激甚化・広域化する豪雨災害―首都圏の水害から命を守るために―」

石崎 勝義(旧・建設省土木研究所次長) 「荒川下流部堤防の質的強化について-洪水・高潮・地震に対する危険性及び対処法を考える—」

嶋津 暉之(水源開発問題全国連絡会 共同代表) 「荒川第二・第三調節池の事業が始まるが、荒川には喫緊の治水対策がある」

 

私(嶋津)の方からは次の4点についてお話しました。

1 荒川の現状と計画

2 スーパー堤防(高規格堤防)の虚構

3 荒川第二、第三、第四調節池事業の計画と問題点

4 荒川には喫緊の治水対策がある(荒川下流の橋梁付近の堤防嵩上げ工事)

 

講演に使った配布資料は荒川の治水問題の配布資料(嶋津)2020年12月22日

スライドは荒川の治水問題のスライド(嶋津)2020年12月22日

の通りです。

お読みいただければと思います。

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