集会などのお知らせ・報告
厚労省の「水道事業の維持・向上に関する専門委員会」が水需要の大幅な減少を予測
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厚生労働省の「水道事業の維持・向上に関する専門委員会」が今年3月から開かれてきています。10月26日の第7回会議では報告書の骨子案が示されました。
その骨子案には次の通り、「今から約40年後、日本の人口は8600万人程度となると推計されている。それに伴い、水需要も約4割減少すると推計されている」と書かれています。
その根拠資料を厚労省水道課に聞いたところ、下記の第1回の参考資料2-2にある添付のグラフ第1回委員会参考資料2-2とのことでした。
2009年の全国水道の有収水量3700万㎥/日が2060年には2200万㎥/日まで減るという予測です。減少率は約40%です。
人口だけでなく、家庭用原単位も減ることになっていて、国立社会保障題・人口問題研究所の人口推計を使って計算すると、人口は32%減、原単位は12%減です。
このように、厚労省も今後、水道の需要が人口の減少と原単位の減少で大きく減っていくことを認識しているのです。
ところが、一方で厚労省は、石木ダム事業参画の佐世保市の架空水需要予測をそのまま容認しています。
この専門委員会の座長は滝沢智東大教授で、滝沢氏は石木ダムの事業認定の際に、九州地方整備局に対して、佐世保市の架空水需要予測にお墨付きを与える意見書を出しています。
その意見書に対して、ダム検証のあり方を考える科学者の会が公開質問書 https://suigenren.jp/news/2014/06/03/5410/ を送付しましたが、なしのつぶてでした。
表と裏の顔を使い分ける厚労省と、滝沢智東大教授に対して怒りを禁じえません。
第8回水道事業の維持・向上に関する専門委員会 資料
報告書の骨子案(たたき台)http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000141000.pdf
1。水道事業をめぐる現状と課題
○ 現在、我が国の水道は9 7.8%の普及率に達し、水道は、国民の生活の基盤として
必要不可欠なものとなっている一方、以下に掲げる喫緊に解決しなければならない課題
を抱えている。
○ 人口減少社会が到来し、今から約40年後、日本の人口は8600万人程度となると
推計されている。それに伴い、水需要も約4割減少すると推計されている。給水量の減
少は直接料金収入の減少につながり、特に小規模な水道事業者(注:簡易水道事業者を
含む。以下同じ。)において、財政状況の急激な悪化が懸念される。
第1回水道事業の維持・向上に関する専門委員会 資料
平成28年3月22日(火)
参考資料2-2:水道事業の基盤強化方策に盛り込むべき事項(PDF:4,419KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000137087.pdf
蛍舞い、棚田広がる山里にダム計画 「ふるさと守りたい」住民の姿を映画に
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長崎県・石木ダムから山里を守るための映画づくりが行われています。その記事をお送りします。映画づくりへの支援をよろしくお願いします。
蛍舞い、棚田広がる山里にダム計画 「ふるさと守りたい」住民の姿を映画に
(A-port 朝日新聞社のクラウドファンディングサイト 2016年09月30日
※ 著作権の関係で削除しました。
「スーパー堤防・街づくりを考える会」からのお知らせ(10月16日(日))
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「スーパー堤防・街づくりを考える会」からのお知らせ
講演会「治水とは何か」のお知らせ
スーパー堤防事業をさせないための勉強会です.
きたる10月16日(日)午前10時から12時半まで、北小岩コミュニティ会館 第5、第6集会室で講演会「治水とは何か―スーパー堤防の欺瞞一」を開催いたします。
これは、私たちの「スーパー堤防・街づくりを考える会」が発足以来、今年で10年を迎えるのを念頭に、スーパー堤防構想のそもそも、計画の欺瞞、うそ、そして紆余曲折して姿を変えつつあるこの事業について、私たちの考えを伝えると同時に、皆様と一緒に考えようと企画したものです。
講師には水問題の専門家である嶋津暉之さんのほか、当会から地質学専門家の渡邉拓美、戸口素男運営委員長が報告、皆さんからの質問にも答えます。
その他、現在造成中の江戸川町会18班地区の地権者も参加、住民の声もお伝えします。
当日は簡単な資料を配布するほか、わずかですが当会作成の資料類も用意いたします。ぜひご参加<ださい。お待ちしています。
日時:10月16日(日)午前10時~12時半
会場:北小岩コミュニティ会館(TEL 03-5963-1162)
第5、6集会室(2階)
講師:・嶋津暉之氏(水源開発問題全国連絡会共同代表)
・渡邉拓美氏(地質学専門家) ゛
・戸口素男(会’運営委員長)
更新のお知らせ 2016年10月1日
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2016年10月1日、更新しました。下記情報をUPしました。
各リンクをクッリクしてください。
情報更新
石木ダム これまでの流れと最新情報
新情報追加
水源連総会と鬼怒川氾濫現地視察のお知らせ
11月12日午後から鬼怒川氾濫現地視察、翌13日は全水道期間5回中会議室で総会を開きます。
水源連だより75号 総会参加申込書付
9月24日発行の「水源連だより75号です。総会参加申込書も付いています。
こうばるからこんにちは 第7号
7月19日石木ダム事業認定取消訴訟第2回弁論、9月8日工事差止仮処分申立第3回審尋、現地情報などはこちらを!
水源連総会と鬼怒川氾濫現地視察のお知らせ
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11月12,13日は水源連にください。
① 概要
今年は11月13日(日)10時から東京水道橋の全水道会館5階中会議室で総会を持つことにします。
その前日11月12日(土)の午後に、昨年9月に発生した鬼怒川水害の被害地を被災者の皆さんの案内で視察します。
その夜はこの被災地に近いホテル・レイクサイドつくば(天然温泉)に宿を取り、懇親会を持ちます。
13日の全水道会館での総会では、全国各地から状況を報告し合って情報共有に努めるとともに、現状を打開する方策と今後の運動の方向について知恵を出し合います。
事務局からは、「ダム依存の治水」から「住民の安全を真に守ることができる治水」への転換、2010年度からの「ダム事業の検証」の総括、石木ダム予定地における強制収用問題、訴訟の場においても架空の水需要予測など理不尽な水行政・河川行政が罷り通ってしまう問題等について討議材料を用意する予定です。
水源連運動の根底は人権第一にあります。
公権力をもって人権を押しつぶす安倍政権にストップをかけることも意識して、有意義な二日間にしたいと思います。
② 大まかな日程
○ 11月12日(土)
- 13時10分 つくばエクスプレス線 守谷駅 集合
JR秋葉原駅に隣接する「つくばエクスプレス線 秋葉原駅」を12時15分に発車して12時50分に守谷駅に到着する「区間快速 つくば行」、または「つくばエクスプレス 線秋葉原駅」を12時30分に発車して13時02分に守谷駅に到着する「快速 つくば行」をご利用ください。なお、「つくばエクスプレス線 秋葉原駅」はかなり深い地下駅なので、JR秋葉原駅からの乗り換えには10~15分程度かかります。
- 13時20分 つくばエクスプレス線 守谷駅出発 マイクロバスで、鬼怒川下流の洪水被害地を視察します。
- 17時 洪水被害地出発
マイクロバスで宿舎・「ホテル・レイクサイドつくば」に向います。
- 18持 「ホテル・レイクサイドつくば」到着
- 19時~21時 夕食兼懇親会
○ 11月12日(日)
- 7時 朝食
- 8時 宿舎出発 宿舎のバスで最寄駅まで向います。
宿舎最寄り駅から電車乗り継ぎでJR水道橋駅下車、徒歩で全水道会館5階会議室へ向います。
- 10時~14時 総会 途中で昼食をとります。昼食は事務局が用意します。
③ 参加申し込みなど
- 参加費 15,500円(宿泊・懇親会費12,000円、マイクロバス代2,500円 総会昼食代(飲み物付き)1,000円)
《マイクロバス・昼食は参加人数等により変動の可能性があります》
- 宿舎 ホテル レイクサイドつくば TEL0298-76-5050
(茨城県つくば市下岩崎708-1)http://www.lakeside-tsukuba.jp/
ü 宿泊は原則男女別の相部屋(5〜6人)となります。シングルに若干の空きがありますので、希望の方は早めにお申込みください。
- 申込み 別紙「参加申込書」に必要事項を記入の上、郵送又はFAXで事務局宛にお送り下さい。
メールの場合は申込書の記入事項と同じ内容を事務局宛にお送りください。
事務局 〒223-0064横浜市港北区下田町6-2-28 水源連
FAX 045-877-4970
メールアドレスmizumondai@xvh.biglobe.ne.jp - 申込み締め切り 10月25日(火)必着