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報道

台風11号:「浸水はダム放流に過失」 那賀町の8人、河川事務所長を容疑で告訴 /徳島

2015年3月18日
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昨年8月の台風11号で那賀川が氾濫し、浸水被害が出たのは長安口ダムの操作が不適切であったからだとして、那賀町民が国土交通省那賀川河川事務所長を告訴しました。その記事を掲載します。

台風11号 那賀川氾濫でダム責任者告訴

(読売新聞徳島版 2015年03月17日) http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20150316-OYTNT50072.html
◇町民8人「操作は不適切」
2014年8月の台風11号で那賀川が氾濫し、下流域で多くの住宅などに浸水被害が出たのは長安口ダム(那賀町)の操作が不適切だったことが原因だとして、那賀町の町民8人が16日、過失建造物等浸害の疑いでダムの責任者・国土交通省四国地方整備局那賀川河川事務所長について、地検に告訴・告発状を提出した。
告訴・告発状によると、那賀川は台風11号による豪雨の影響で洪水が発生し、同町・旧鷲敷地区で241棟が床上浸水するなど下流域では想像を絶する被害を受けたと指摘。
「那賀川で唯一の洪水調節機能を持つ長安口ダムの総指揮者でありながら、不適切な操作で水害を防止する役割を十分果たすことなく、水害を被らせた」としている。
告訴・告発人の一人、山住国広さん(94)によると、地検からは「1~2か月をめどに、受理するかどうかを検討する」と回答があったという。山住さんは「適切な操作がされていれば、被害は半分程度に抑えられたはず。今後の行方を見守りたい」と話した。
同事務所の市原道弘副所長は「どういった内容か把握しておらず、コメントできない。しかし、ダムの操作に問題はなかったと考えている」とした。

台風11号:「浸水はダム放流に過失」 那賀町の8人、河川事務所長を容疑で告訴 /徳島

(毎日新聞徳島版 2015年03月17日) http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20150317ddlk36040587000c.html
昨年8月の台風11号による豪雨で浸水被害が起きた那賀町に住む山住国広さん(94)ら8人が16日、氾濫した那賀川の上流にある長安口ダムを管理する国土交通省那賀川河川事務所長を、過失建造物等浸害容疑で徳島地検に刑事告訴、告発した。
告訴・告発状によると、昨年8月10日深夜、不適切な放流操作をしたため、水害を防止するダムの役割を十分に果たせず、大規模な洪水を引き起こしたとされる。河川事務所の市原道弘副所長は、取材に対し「規則に基づいて適切にダムを操作した」と述べた。
告発人によると、地検の担当者は「1カ月後をめどに受理するか判断する」と説明したという。【数野智史】

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