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苫田ダムの異常な水余りの問題 苫田ダム利水 治水対策へ転用検討 県企業団保有の一部、整備局が依頼

2015年8月21日
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2005年4月から運用が開始された苫田ダムで、異常な水余りの問題が浮上してきました。
苫田ダムの水源を使うのは水道用水供給事業の岡山県広域水道企業団です。
この企業団は苫田ダム等を水源として、岡山市等の16市町の水道に水道水を供給しています。
岡山県広域水道企業団の保有水源は、 苫田ダム40万㎥/日(水利権として許可を受けているのは13.452万㎥/日)、その他9.39万㎥/日  計49.39万㎥/日です。
それに対して企業団の1日最大供給量は約10万㎥/日(2012年度)ですから、8割近く余っています。
http://www.water-okayama.jp/jigyou/vision/vision_all.pdf
苫田ダムの費用負担があるため、企業団の供給料金の値上げが繰り返されているようです。
http://www.gikai.city.soja.okayama.jp/html/pdf/iinnkai/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E6%B0%B4%E9%81%93%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/23.11.15sanngyousuidou_tyousa.pdf
この企業団の費用負担を軽減するためではないかと推測されますが、苫田ダムの利水容量の一部を治水容量に転用する動きがでてきました。
苫田ダムが利水面で不要であることは住民側が裁判で明らかにしてきたことですが、そのとおりの結果になってきています。

岡山県9月補正予算案5.1億円 CLT普及へ貸付金に4億円計上

(山陽新聞2015年08月19日 21時27分 更新)http://www.sanyonews.jp/article/218266
岡山県は19日、5億1600万円の2015年度一般会計補正予算案を発表した。9月7日開会予定の定例県議会に提出する。
新建材・CLT(直交集成板)の普及支援で、県営真庭産業団地へ専用工場を整備中の集成材メーカーに対する無利子貸付金4億円を計上。苫田ダムの利水容量の一部を治水に転用することを検討するよう国から依頼されたのを受け、全県的な水道水の需給見通しを調査する経費770万円を盛り込んだ。
国からの委託で、首都圏の人材を県内中小企業とマッチングする事業には2800万円を充てた。
補正後の一般会計総額は7061億3900万円で、前年度同期比6・5%増。

苫田ダム利水 治水対策へ転用検討 県企業団保有の一部、整備局が依頼

(山陽新聞2015年08月12日 21時42分 更新)http://www.sanyonews.jp/article/218266
岡山県は12日、苫田ダム(岡山県鏡野町)を管理する国土交通省中国地方整備局から県と県広域水道企業団に対し、同ダムで企業団が保有している利水容量の一部について、治水対策への転用を検討するよう依頼があっ …

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