水源連:Japan River Keeper Alliance

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日軽金に生態系調査要求、由比港漁協が文書 静岡、山梨知事にも

2019年6月28日
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日本軽金属蒲原製造所(静岡市清水区)の放水路から海に強い濁水が流れ出ている問題で、由比港漁協(同区)が日本軽金属に対して駿河湾の生態系への影響を調査するよう要求しました。
その記事を掲載します。
由比港漁協は駿河湾の漁協で、サクラエビが水揚金額の約9割を占めています。
先日、日本軽金属から多額の補償金を受け取っていることが報じられたのは富士川漁協(山梨県身延町)です。


日軽金に生態系調査要求、由比港漁協が文書 静岡、山梨知事にも

(静岡新聞2019/6/28 07:20)https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/651080.html

(写真)日本軽金属蒲原製造所の放水路から駿河湾に流れ出る濁水=20日、静岡市清水区蒲原(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
(写真)濁りについて日本軽金属や山梨県などに要望書を提出したことを会見で発表する由比港漁協の宮原淳一組合長(左)=27日午後、静岡市清水区の同漁協
日本軽金属蒲原製造所(静岡市清水区)の放水路から海に強い濁水が流れ出ている問題で、由比港漁協(同区)の宮原淳一組合長と原剛専務らは27日、同製造所を訪れ、幹部らに対し、深刻な不漁にあえぐサクラエビなどが生息する駿河湾の生態系への影響を調査するよう要求した。同日記者会見した宮原組合長は不漁と濁りの関係性への懸念を念頭に、「きれいな海を返してほしい」と悲痛な面持ちで訴えた。
宮原組合長らは同社の執行役員らに対して「要望書」と題した文書を提出。要望書では、放水路から流れ出る水の取水元になっている早川水系(山梨県早川町)の雨畑ダムの水が極めて強く濁っていることを指摘。「駿河湾の漁業環境に大きな影響を与えている」と訴えた。
同社が出資する採石業者のニッケイ工業(東京都)が、早川水系の雨畑川に産業廃棄物の汚泥(ヘドロ)を長年、計画的に不法投棄していたとみられることにも言及。サクラエビなど海洋生物への影響を調べるよう強く主張した。
漁協によると、要望書を受け取った幹部らはニッケイ工業のヘドロ投棄について謝罪した。一方、生態系への影響調査実施には「文書で回答する」と述べるにとどめたという。宮原組合長は「日軽金に対し、雨畑ダム周辺の状況について現地案内してもらうよう要求した。全てメディアにも公開する」と強調した。
漁協は27日までにニッケイ工業と山梨県の長崎幸太郎知事、静岡県の川勝平太知事宛てにも文書を提出したことを明らかにした。同社に対しては法令順守、両知事には両県合同の早川水系での濁り実態調査の徹底、業者への適正な指導・監督などを要請した。
山梨県大気水質保全課の渡辺延春課長は「要望の趣旨は承った。合同水質調査を踏まえ適切に対応する」と述べ、静岡県水産業局の中平英典局長は「しっかりと山梨県と連携し対応していく」とコメントした。

■日本軽金属に提出した「要望書」骨子
・以前より蒲原製造所放水路から駿河湾に流れ出る水の濁りが強く、サクラエビなどの漁獲への影響について苦情が寄せられていた。導水管取水口のある早川水系で濁りを確認した。
・早川水系で不法投棄されたとみられる汚泥や、雨畑ダムの極めて強い濁水が放水路から海に注がれ、駿河湾の漁業環境に大きな影響を与えている可能性があると危惧。
・ニッケイ工業への指導や、雨畑ダムの堆積土砂の処理について早急に検討してほしい。
・導水管から流れ出る汚泥が駿河湾の生態系に影響があるかどうかの調査実施を強く求める。

「サクラエビ異変」駿河湾に流れ込む濁り 支流の早川、雨後5日も強い濁り 富士川上空ルポ

2019年6月27日
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駿河湾のサクラエビ異変の問題に熱心に取り組んでいる静岡新聞社が濁りの原因を追って、富士川の支流・早川と富士川、富士川河口部と駿河湾、駿河湾への日本軽金属・蒲原製造所の放水路における濁りの状況を空撮した結果をユーチューブと写真で公開しています。
その情報をお知らせします。
堆砂でほぼ満杯になっている日本軽金属の雨畑ダムは富士川の支流・早川の支流・雨畑川にあります。
ユーチューブは下記のURLでご覧ください。
日本軽金属の雨畑ダムが濁りの原因になっていることは明らかであると思います。

「サクラエビ異変」 駿河湾に流れ込む濁り
(静岡新聞ニュース(アットエス) 2019/06/24 に公開)
ユーチューブhttps://www.youtube.com/watch?v=uk95K1Ob3H0&feature=youtu.be

雨から5日たった2019年6月20日撮影。
富士川にそそぐ早川の濁りは強いが、他の富士川の支流は澄んでいた。
濁りが富士川河口と放水路から駿河湾に広がる様子を静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から撮影した。
(「サクラエビ異変」取材班) 2019年6月25日付静岡新聞朝刊掲載記事の関連動画

支流の早川、雨後5日も強い濁り 富士川上空ルポ
(静岡新聞SBS 2019/6/25 07:46) https://www.at-s.com/sp/news/article/social/shizuoka/649821.html

(写真)早川(左)と富士川本流(右)の合流点。早川から灰色の濁りが出ていることが分かる=6月20日、山梨県身延町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
(写真) 福士川(左)と富士川本流の合流点。早川以外の支流は基本的に澄んでいる=6月20日、山梨県南部町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
(写真)富士川から駿河湾に流れ出る濁り=6月20日、富士市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
(写真) 早川水系から導水管で引いた水を海に出す日本軽金属蒲原製造所放水路。富士川河口に比べ濁りが強い=6月20日、静岡市清水区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)

釣り人から「アユには死の川」と呼ばれる理由となっている富士川中流域の強い濁り。発生元とみられるのが支流の早川水系(山梨県早川町)だ。6月中旬のまとまった降雨から5日たった20日、合流地点から富士川本流を下った。
>富士川中流域~駿河湾の略図、空撮位置
比較的透明度の高い本流の水と早川からの灰色の水によるはっきりとしたコントラスト。同県身延町の富山橋(長さ447メートル)付近の合流地点。一部工事中だった導水管が4月に再稼働し富士川への水量は減ったが、早川からは強い濁りが出ている。静岡新聞社が確認した昨年12月以降、変わらない。
中流域の他の支流は降雨から数日以上経過すれば基本的に澄んでいる。富山橋から約20キロ下流、同県南部町の福士川と富士川の合流地点。福士川の清流と富士川本流の濁流の間にも対比が見て取れる。
濁りは富士川河口からそのまま駿河湾へ。水力発電のため、雨畑川起点の導水管により濁った水を海に流す日本軽金属蒲原製造所(静岡市清水区蒲原)の放水路沖はさらに濁りが強い。
濁りは専門家がサクラエビの産卵場と指摘する沖合500メートル付近(水深約100メートル)まで拡散している。
参考資料 富士川のアユ減少に関する報告書(PDFファイル)

雨畑ダム上流、土砂堆積で浸水の恐れ 周辺住人ら不安 山梨・早川   富士川漁協、濁り「究明せず」 日軽金からは多額補償金

2019年6月27日
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駿河湾でのサクラエビの記録的不漁の原因として、富士川の支流にある日本軽金属㈱ の発電用ダム「雨畑ダム」の堆砂問題が浮上しています。
雨畑ダムは1967年 3月竣工のダムで、総貯水容量1365万㎥に対して2016年度末の堆砂量は1274万㎥になっており、堆砂でほぼ満杯になっています。
一方で、雨畑ダムの堆砂のひどい進行はダム上流域で洪水氾濫の危険性をつくり出しています。

この日本軽金属から富士川漁協が多額の補償金を受け取っています。

これらの問題を取り上げた記事を掲載します。

 

雨畑ダム上流、土砂堆積で浸水の恐れ 周辺住人ら不安 山梨・早川
(毎日新聞 019/06/26 08:59 )https://mainichi.jp/articles/20190626/ddl/k19/040/070000c

(写真) 土砂が堆積し河床が上昇した雨畑川。水面と町道の高低差がほとんどない=山梨県早川町で2019年6月5日、高田奈実撮影
山梨県早川町の雨畑ダムの約9割に土砂が堆積(たいせき)している影響で上流の雨畑川の河床が上昇し、大雨の際に周辺集落が浸水する危険が高まっている。ダムを所有する日本軽金属(東京)が土砂の撤去を行っているが、作業は追いついておらず、河川管理者の県も抜本的解決策を見つけられないでいる。梅雨に入り、昨年の台風でも被害を受けた住民は不安を募らせている。【高田奈実】
「この高さまで土砂が来た」。雨畑川沿いに37世帯71人が暮らす本村地区。町議で陶芸家の米山久志さん(69)は自宅外壁に付着した土砂の痕跡を指さし、そう言った。
昨年10月の台風24号で雨畑川は氾濫し、川沿いの米山さん宅は床上約1メートルの浸水被害を受けた。「水というよりほとんどが土砂やヘドロだった」と振り返る。台風の後、米山さんは地区の別の場所に転居した。「対策を講じなければ土砂はたまり続け、同じ被害が起きる」と懸念を示す。
雨畑ダムは日軽金が水力発電用に計画し、1967年3月に完成した。発電された電気は静岡県内のアルミニウム製造工場で使われている。日軽金によると、2018年11月時点のダムの土砂堆積量は1200万立方メートルに上り、総貯水量(1365万立方メートル)の約9割を占めている。
土砂が堆積する背景には、ダムに土砂を排出する設備がないことや、雨畑川周辺の山がもろく崩れやすい地層で構成されていることがあるとみられる。ダムに土砂が堆積していることで山から雨畑川に流れ込む土砂が下流に流れず、河床が上昇。町によると、約10年前まで河床と町道の高低差は約10メートルあったが、今は数メートルに迫っているという。
町の要望を受け、日軽金は数年前から関係会社の砂利採取業者に依頼し、従来のダム内に加え雨畑川でも土砂の撤去作業をしているが、日軽金によると、1年間で撤去できる土砂は年間50万立方メートルの流入量を下回っているという。日軽金は毎日新聞の取材に対し、「(日軽金だけでは)限界を感じている。今後は国や県などの協力を得て対応策を検討したい」とのコメントを出した。
昨年12月にあった町や県、国、日軽金の担当者らが集まる連絡会議で町は国と県に対し、町道のかさ上げ工事と土砂を一時保管する土地の確保を要望した。県には土砂撤去への協力も求めている。
一方、県治水課の担当者は取材に「毎年大量の土砂が流れ込んでいる状況で撤去は抜本的な解決にならない」と否定的な見方を示した。町の担当者は「日軽金に任せてきたが、対応しきれなくなっている。県や国に動いてほしい」と話している。

富士川漁協、濁り「究明せず」 日軽金からは多額補償金
(静岡新聞2019/6/24 17:21)https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/649658.html

(写真)静岡新聞社が独自入手した富士川漁協の内部資料。日本軽金属の補償金額の高さは群を抜く(画像の一部を加工しています)
富士川漁協が富士川本流で漁業権を持つエリア

駿河湾ではサクラエビ不漁との関係も指摘される富士川水系の強い濁り。一方、実態調査が進む早川(山梨県早川町)の本流・富士川中流域では、濁り問題への受け止めは異なる。えん堤がアユの遡上(そじょう)を阻んでいるとして日本軽金属(東京都)から多額の補償金を受け取る富士川漁協(山梨県身延町)は、強い濁りの存在は認めながらも原因究明に動こうとしていない。こうした現状には首をひねる専門家もいる。
静岡新聞社が23日までに独自に入手した同漁協の内部資料によると、同漁協は早川水系でほとんどが土砂で埋まる雨畑ダムを運用する日軽金から、年間約1500万円の補償金を受け取っている。
静岡、山梨両県が5月に計3回実施した合同水質調査では、雨畑ダムで濁り具合の指標となる浮遊物質量(SS)が1リットル当たり1600ミリグラム(28日)と極めて高い値を示した。静岡県水産資源課の担当者は「1週間前の大雨を踏まえても説明しにくい」と述べるなど県内では「原因の一つは雨畑ダム」との認識が広がりつつある。
一方、富士川漁協の望月啓自組合長は「早川が濁っているのは事実」とし、アユなどへの影響も否定しない。ただ、濁りが出ている原因については「特定できない」としつつも「雨畑ダムの他にもリニア工事や砂利採取、自然の濁りもある」とし「今後も調査の予定はない」との立場を貫く。
一方、富士川中流域の20程度の事業所などが数万~数十万円程度の補償金を支払う中、日軽金の補償金は飛び抜けて高い。2012年度から現在の金額になったが、それまでは400万円程度。同社との補償金増額交渉に当たった前組合長の男性(84)=山梨県身延町=は「下流の2カ所のえん堤で魚が遡上(そじょう)しにくくなっていることへの補償。濁りとは一切関係ない」と説明する。
日軽金蒲原製造所(静岡市清水区蒲原)の大沢一之総務課長は23日までの取材に「相手方(富士川漁協)もいるので回答は控える」と補償や4倍近い増額の理由を明らかにしていない。
大沢課長は雨畑ダムから早川を経て富士川本流に濁った水が流れていることにも「発電目的で取水利用している。水質については分かりかねる」と述べ、濁り自体への認識がないとの立場。「富士川漁協からダムの水質検査の要望はない」とも語った。

■日本軽金属および富士川漁協と静岡新聞記者のやりとり
記者「雨畑ダムから早川を経て富士川に濁った水が出ている認識はあるか」
日軽金・大沢一之課長「発電目的で取水利用している。水質については分かりかねる」
記者「雨畑ダムの水質検査はしているか」
日軽金・大沢課長「していない。富士川漁協からも要望はない」
記者「富士川漁協への補償と増額の理由は」
日軽金・大沢課長「相手方もいるので回答は差し控える」
記者「早川、富士川中流の濁りをどう考えるか」
富士川漁協・望月啓自組合長「原因は雨畑ダムだけではない。原因は特定できないし、究明のための調査の予定はない」
記者「補償はどういう意味か」
富士川漁協・前組合長「えん堤で魚が遡上(そじょう)しにくくなっていることへの補償。濁りは関係ない」

■漁協の姿勢、不自然
全国でダムの漁業補償問題などに長年携わってきた明治学院大の熊本一規名誉教授(漁業法)の話
濁りによる漁獲減少は漁業権の侵害行為であり、漁民の理解が必要だ。また、漁業権の免許を受けた漁協には漁場管理を行う義務がある。富士川の濁りの真相を突き止めようとしない漁業者の姿勢には首をひねらざるを得ない。周囲から「アユの不漁は濁りが主因である」と指摘されているのにもかかわらず、地元漁協も企業もあえてそれに触れない状態とも言え、不自然にも映る。

 

西日本豪雨で決壊した小田川 合流地点の付け替え工事が着工…氾濫危険度低下へ 倉敷市

2019年6月17日
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昨夏の西日本豪雨で岡山県・高梁川支流の小田川が大氾濫し、50名を超える方が亡くなりました。水位が高まった高梁川が支流の小田川の流れをせき止める「バックウォーター現象」が起き、小田川の水位が上昇して小田川で決壊・溢水が起きました。
小田川と高梁川との合流点を高梁川の下流側に付け替える事業がようやく始まりした。その記事とニュースを掲載します。
この付け替えが早く行われていれば、合流点の水位が4.2mも下がるので、昨年の豪雨で、小田川が氾濫しなかった可能性が高いと考えられます。

 

小田川付け替え事業19年夏着工 倉敷で式典、23年度末完成目標
(山陽新聞2019年06月16日 23時40分 更新)https://www.sanyonews.jp/article/909510/

西日本豪雨で堤防が決壊した小田川と高梁川との合流地点を付け替える事業の着工式が16日、倉敷市で開かれた。小田川治水対策の柱となる事業で、2023年度末の完成を目指して今夏に着工する。
 工事は、高梁川との合流地点を約4・6キロ下流に移すとともに、現在の合流箇所には新たな堤防を造り、小田川を柳井原貯水池(同市船穂町柳井原)を通過させて高梁川と合流させる。高梁川が小田川の流れをせき止める「バックウオーター現象」の影響を抑えて流れをスムーズにし、水位の低下を図って氾濫を防ぐ。
着工式は柳井原小(同所)であり、関係自治体の首長や国会議員、地元住民、工事関係者ら約180人が出席。国土交通省の大塚高司副大臣が「ハード対策の柱となる付け替え工事の着手が復興元年の大きな一歩となることを願い、一日も早い事業の完成を目指して努力する」、伊東香織倉敷市長は「安心安全への願いが実現に向かう大きな一歩となる日。安全で着実な工事を進めてほしい」と述べた。代表者がくわ入れを行い、工事の無事を祈った。
国交省によると、山の掘削や堤防建設といった付け替え事業の本格着工に向けて現在、県道の迂回(うかい)路や工事用道路の整備、濁水処理施設の建設といった準備工事を進めている。国の河川激甚災害対策特別緊急事業費などを活用し、総事業費は約380億円を見込む。
付け替え事業は国交省が10年に計画を決定。18年秋に着工、28年度の完成を目指していたが、18年7月に西日本豪雨が発生。10年を予定していた工期を5年間に短縮した。

 

西日本豪雨で決壊した小田川 合流地点の付け替え工事が着工…氾濫危険度低下へ 倉敷市
(瀬戸内海放送2019/6/16(日) 19:45配信) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190616-00010003-ksbv-l33

(写真)合流地点が付け替えられる小田川と高梁川
西日本豪雨で決壊した倉敷市などを流れる小田川と高梁川の合流地点を付け替えるための工事が始まりました。
着工式は、小田川と高梁川のうち最も大きな工事区域となる倉敷市船穂町柳井原で行われました。地元の住民や工事関係者らが出席し、鍬入れなどをして工事の無事を願いました。
付け替え工事は小田川と高梁川の合流地点を約4.6キロ下流に移すものです。これによって小田川の水位が5メートルほど下がるほか、倉敷市街地の氾濫危険度も下げることができるということです。
小田川合流点の付け替え工事は、2023年ごろに終わる予定です。
(倉敷市/伊東香織市長)
「安全も一歩一歩進んでいますので、みんなで真備で帰っていけるように頑張っていきたいと思っています」

投棄汚泥の撤去完了 山梨・雨畑川 駿河湾サクラエビの不漁との関係は?

2019年6月15日
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駿河湾産サクラエビの記録的不漁問題との因果関係は不明ですが、雨畑川沿いに投棄されていた産業廃棄物の汚泥が撤去されました。その記事を掲載します。
この汚泥は、堆砂が著しく進行している日本軽金属㈱ の発電用ダム「雨畑ダム」の堆砂除去を請け負った業者が販売用の砂利を選別した後の汚泥を川の横に放置していたものです。
サクラエビの記録的不漁問題は総貯水容量の93%が堆砂で埋まっている雨畑ダムそのものも関係しているのではないでしょうか。


投棄汚泥の撤去完了 山梨・雨畑川

(静岡新聞2019/6/15 07:27)https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/646036.html

(写真)野積みされていた汚泥の撤去状況を確認する山梨県と採石業者関係者=14日午後、山梨県早川町の雨畑川
(写真)投棄された場所から約1・5キロ下流の瀬には今も汚泥が残る
山梨県早川町の雨畑川で採石業者が産業廃棄物の汚泥(ヘドロ)を不法投棄したとみられる問題で、同県は14日、野積みされた汚泥の撤去が完了したと発表、検討した刑事告発を見送る方針を示した。
一方、下流の瀬には依然汚泥が残ったままで、流出した全てのヘドロの回収は困難な状況となっている。
採石業者は当初示した5月末の撤去期限が守れず、14日まで先送りしていた。同日午後、同県職員が同社幹部の説明を受けながら野積み現場を見て回った。
同県の説明によると、搬出した汚泥は約4400立方メートル(国の目安で換算すると約4840トン)。無許可で埋設された土管は近く撤去させる。
同県環境整備課によると、不法投棄とみられる行為は約10年前には始まり、これまで外部に搬出された形跡は見当たらないという。
関係者によると、投棄された汚泥の総量は数万トン以上に上る。
さらに、採石業者が汚泥投棄直前に混入させた化学物質が、河川環境に悪影響を与えた可能性も否定できない。
同社の常務は取材に、不法投棄とみられる行為を行う直前、汚泥に3種類の凝集剤を混ぜていたことを認めた。「凝集剤は汚泥から水を分離させるためだった」などと説明した。
雨畑川は駿河湾サクラエビの不漁などを受け静岡、山梨両県が濁りの実態調査を進める早川水系にある。

業者撤去 県、盛り土・導水管も指導 /山梨
(毎日新聞山梨版2019年6月15日)https://mainichi.jp/articles/20190615/ddl/k19/010/149000c

県は14日、早川町の雨畑川沿いに投棄された産業廃棄物の汚泥が撤去されたと発表した。
投棄のために使用されていたとみられる土砂の盛り土や導水管が今も残っており、県は引き続き汚泥を放置していた同町の砂利採取業者に撤去を求めている。
撤去された汚泥の量は約4400立方メートル。
投棄現場上流にある雨畑ダムで採取した土から販売用の砂利を選別した後の汚泥を川の横に放置していた。
一部は川に流れ出していた。県は廃棄物処理法に基づき、業者に撤去するよう行政指導していた。
県の聞き取り調査によると、汚泥の投棄は約10年前から続いていたという。
県は毎年、砂利採取業者に立ち入り調査を行い、任意で汚泥の発生量や保管量の報告を求めていた。
しかし、今回の投棄場所は立ち入り場所と離れていたことや、報告内容に虚偽があったため不法投棄を発見できなかった。
雨畑川が早川と合流した後に注ぐ駿河湾ではサクラエビの不漁が続いているが、県は今回の不法投棄と「因果関係は不明」としている。
県と静岡県が5月に雨畑川を含む早川水系と富士川の計14カ所で水質調査をした結果、「おおむね環境基準に適合」という結果が出ている。
調査は7月まで継続する。【高田奈実】

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