「石木ダム不要!」確信できました‼
2019年7月22日
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2019年7月17日 石木ダム事業工事継続差止訴訟 証人尋問と原告尋問
7月17日、午前と午後にわたって、長崎地方裁判所佐世保支部で、石木ダム工事差し止め訴訟の証人尋問がありました。
- 10時から12時まで(主尋問90分 反対尋問30分)、嶋津暉之氏が、石木ダムが必要だという川棚川の治水計画の虚構を明らかにしました。実質的な反対尋問はされませんでした。
水源連ホームページに掲載した「石木ダム差し止め訴訟の証言骨子『石木ダムの治水面の虚構』」をお読みください。
詳しくは、 証言で使用したスライド と スライドの解説 も参照ください。 - 午後からは、原告6名に対する本人尋問が行われました。(それぞれ主尋問20分、反対尋問5~10分)、岩本宏之さん、石丸 勇さん、岩下すみ子さん、松本好央さん、石丸穂澄さんがこうばる地元住民として置かれているそれぞれの状況から、石木ダムの問題を語りました。また、佐世保市住民として、松本美智恵さんが「佐世保市は水道水源として石木ダムを必要としているが、実際は全く不要である」と貴重な資料を基に証言しました。
- 陳述書1(岩本宏之さん)
- 陳述書2 (石丸勇さん)
- 陳述書3 (岩下すみ子さん)
- 陳述書4(松本好央さん)
- 陳述書5(石丸穂澄さん)
- 陳述書6(松本美智恵さん)
- 松本美智恵さん陳述付属資料集(1-13) シオリ付PDF
「佐世保市の水不足」検証に必要な資料がそろっています。 - (クリックして開いた画面の右はじ「Acrobatで開く」をクリックしてください。開いた画面左にいくつかあるアイコンの下から2つ目の「紙が垂れ下がっているような アイコン がシオリ」です。ここをクリックすると目次のような見出しが出ますので、希望の所のアイコンをクリックしてください。読みたいところが表示されます。)
- 松本美智恵さん陳述付属資料集(1-13) シオリ付PDF
- 裁判所に提出された双方の準備書面
- この日の口頭弁論で、原告側は裁判所に提出していた伊藤達也氏(法政大学教授)による意見書と富樫幸一氏(岐阜大学教授)による意見書について、その説明を両氏に求めるべく証人尋問を求めました。被告側の佐世保市は「証人尋問必要なし」と拒否したため、裁判所は「証人尋問は不要ではないか」との意向を示しました。原告側からの立証を認めないとする佐世保市の対応でした。裁判所には証人尋問を行うよう弁護団から再度働きかけることになります。
- マスコミ報道は右を参照ください。当日の新聞記事
- 次回は11月18日(月)13:30~14:30(結審)です。
報告集会
口頭弁論終了後に報告集会を持ちました。
①午前の嶋津暉之さんの証言で石木ダムの治水目的がまったくの虚構であることがしっかり理解できたこと、②午後のこうばるに生活されている皆さんの証言で、皆さん一人一人がこうばるの生活は何物にも代えがたいとされていることが実感できたこと、⓷松本美智恵さんの証言で、佐世保市が石木ダムを必要としているのは、水不足解消どころか「石木ダム事業継続」だけが目的になっていることが理解できたこと、などが確認されました。そして、「この皆さんの証言を聞いて、私たちが石木ダムに反対していることに確信を持つことができた。石木ダムは不要、石木ダム中止を勝ち取るまで自信をもって闘える!」と一人一人が確信を新たにしました。
裁判は次回結審となりますが、この日の行動に参加した原告と支援者は、証言を聞き、報告集会をおえて、「私たちは正しい!」を強く実感して帰途に就きました。
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