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川上ダム:治・利水で議論 検証委が初会合  (2013年02月15日)

2013年2月15日
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淀川水系の川上ダムについてダム予定地の伊賀市が検証委員会を設置 しました。その初会合についての記事をお送りします。
宮本博司委員長の発言 「国の議論でなく、伊賀市にとっての治水利水を検討す
る。賛否の気持ちはまず抑え、客観的に議論を詰めたい」のとおり、客観的な データに基づいて冷静な議論が行われることを期待します。

川上ダム:治・利水で議論 検証委が初会合 /三重
(毎日新聞三重版 2013年02月15日) http://mainichi.jp/area/mie/news/20130215ddlk24010307000c.html

民主党政権のダム事業見直しで、本体未着工となっている川上ダム(伊賀市)について、必要性を検討する市の「川上ダムに関する検証・検討委」の初会合が14日、同市で開かれた。3月末まで5回会合を持ち、岡本栄市長に検討結果を答申する。【伝田賢史】
公募の市民5人と地元の推進団体代表、有識者の計9人で構成。委員長に元国土交通省職員で元淀川水系流域委委員長の宮本博司さんを選出した。
冒頭、岡本栄市長は「国もダムの検討をしているが、地元こそ国へしっかりした提言ができる。データに基づいた議論を」とあいさつ。
宮本委員長も「国の議論でなく、伊賀市にとっての治水利水を検討する。賛否の気持ちはまず抑え、客観的に議論を詰めたい」と呼び掛けた。国交省近畿地方整備局がダム建設による治・利水効果を、市水道部が利水計画を説明した。
委員は「市の給水人口の予測で、13年以降が11年を上回っているのはおかしい」と指摘。また、昨年12月の毎日新聞を引用し、水需要の減少で淀川水系の4ダムで計1850万立方メートル以上の水が余っていると報じられたことについて見解を問うた。
近畿地整は回答を次回に持ち越した。
第2回は25日午後5時から阿山保健福祉センター(同市馬場)で、公開で実施。利水について集中審議する。
〔伊賀版〕

 

川上ダム:検証の公募委員決まる 14日、伊賀で初会合 /三重(毎日新聞三重版 2013年02月09日) 

2013年2月9日
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川上ダム:検証の公募委員決まる 14日、伊賀で初会合 /三重(毎日新聞三重版  2013年02月09日) http://mainichi.jp/area/mie/news/20130209ddlk24010301000c.html

ダム事業見直しで本体未着工となっている川上ダム(伊賀市)についての市長諮問機関「川上ダムに関する検証・検討委員会」の公募委員5人が決まった。
4人の有識者らとともに14日午後3時半、ハイトピア伊賀で初会合を公開で実施する。
応募15人の中から岡本栄市長や部長級職員らが住民自治や環境問題、ダム問題などに関する識見を基準に人選した。検証委は、利水についての必要性を地元の立場から検証する。

◇17日に勉強会
また、住民団体「伊賀市民グループ『志』」は17日午後1時半、川上ダムの勉強会をハイトピア伊賀で開く。「検証委の議論を正しく理解するため、専門知識を分かりやすく解説したい」と参加を呼び掛けている。
講師は元淀川水系流域委副委員長で、河川の環境問題に詳しい川上聰(あきら)さん。ダムの役割や建設のメリット・デメリットなどを川上ダムの事業計画に沿って説明する。
定員60人で、資料代100円。申し込みは10日まで。同グループの新保満子さん(090・3895・3574)。【伝田賢史】
〔伊賀版〕

公募委員を募集 川上ダムの検証・検討委 伊賀市(2013年1月23日)

2013年1月24日
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淀川水系の川上ダム計画を地元の三重県伊賀市が検証するための委員会の委員を公募しています。委員は学識経験者3人と同ダム建設促進期成同盟会1人、公募委員の5人の計9人を予定しているとのことです。学識経験者3人は宮本博司氏、千代延明憲氏、荻野芳彦氏です。いずれも淀川水系流域委員会でダムに対して批判的な意見を述べた方々です。この検証委員会に大きな期待を持つことができます。
なお、市長の岡本栄氏は元関西テレビのアナウンサーで、昨年9月に市長になりました

公募委員を募集 川上ダムの検証・検討委 伊賀市
 (伊賀タウン情報ユー(2013年1月23日 14:22)  http://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/01/post-441.html
 伊賀市内を流れる一級河川の前深瀬川に予定する川上ダムの計画について、同市は治水・利水の検討を改めて行うとし、検証・検討委員会の公募委員5人を募集している。
 ダム事業について、国土交通大臣が2009年10月に「同年度内に新たな工事の各段階に入らない」とするコメントを発表。川上ダムも対象の一つとなり、本体工事が未着工のままとなっている。
 委員の委嘱期間は13年3月末まで。会議は5回程度と見込んでおり、同ダムの果たす役割や代替案などを検討し、市長に上申する。委員は学識経験者3人と同ダム建設促進期成同盟会1人、公募委員の5人の計9人を予定している。
 応募資格は▼同ダムの検証・検討について考え、議論できる人▼委嘱した日から期間中に開く委員会に出席できる人▼市内に居住、通勤、通学している20歳以上の人だが、国・地方議会の議員や常勤の公務員は対象外。各委員の報酬として日額6000円が支払われる。
 応募用紙に必要事項を記入し、「川上ダムに対する想い」を800字(原稿用紙2枚)以内にまとめた上、郵送は「〒518-1313 伊賀市馬場1128 伊賀市建設部公共事業対策室」宛て、1月31日(日)必着で申し込む。
 ファクス(43・2324)、電子メールkoukyou@city.iga.lg.jpでも可。応募用紙は同市ホームページからも(http://www.city.iga.lg.jp/ctg/24255/24255.html)入手できる。
 岡本栄市長によると、1月23日現在、2人からの応募があり、「同委員会としては主に利水についての代替案や意見を広く募りたいと考えている。水源問題に関心ある方から応募が少しでも寄せてくれたら」と話していた。
 問い合わせは市公共事業対策室(0595・43・2326)へ。
川上ダム:伊賀市長「市民主体、市政に参加意識を」 検証委5人以内、応募呼び掛け    /三重
(毎日新聞伊賀版 2013年 1月24日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000214-mailo-l24◇利水について答申
本体未着工の川上ダム(伊賀市)について、岡本栄市長は23日、検証委員会の公募委員要項を発表した。検証委を2月上旬にも発足させ、利水面の必要性について答申を求める。
記者会見で岡本市長は「広くいろいろな立場の方の意見を聞きたい。主体は市民で、市政への参加意識をもってもらいたい」と公募の狙いを説明した。
公募委員の対象は、市内に在住か在勤、在学する20歳以上の男女で、5人以内とした。800字以内で「川上ダムに対する思い」をまとめ、提出してもらう。
◇5回ほど会合、治水の議論も
検証委は5人以内の公募委員のほか、学識経験者3人と「川上ダム建設促進期成同盟会」の1人で構成。3月末までに5回程度の会合を開き、利水面に限って岡本市長に答申する。
治水については「国、県の管轄のため」(岡本市長)、答申対象にはしないが、議論は自由とした。出席委員には、市の報酬規定に従い1回6000円が支給される。
応募・問い合わせは市公共事業対策室(0595・43・2326)。締め切りは31日。市ホームページ(www.city.iga.lg.jp)にも詳細を掲載している。【伝田賢史】
〔伊賀版〕

川上ダム:「ダム無しで解決」有識者が治・利水代替案 建設支持の市議が不満??伊賀市議会 (2013年1月17日)

2013年1月17日
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淀川水系の川上ダム計画について地元の伊賀市が1月16日に市議会議員全員懇談会を開きました。
この懇談会に旧淀川水系流域委員会の宮本博司さんと千代延明憲さんが出席して意見を述べたのを見ると、伊賀市の岡本栄市長は川上ダム問題をそれなりに検討するように思われます。

川上ダム:「ダム無しで解決」有識者が治・利水代替案 建設支持の市議が不満??伊賀市議会 (毎日新聞 2013年01月17日) http://mainichi.jp/area/mie/news/20130117ddlk24010292000c.html

本体未着工の川上ダム(伊賀市)について、独自の検証委設置方針を表明した岡本栄市長は16日、建設の現状や治水、利水の代替案について、有識者らを招いて市議会に説明した。
治・利水ともに有識者らが「ダム無しで解決可能」と説明、建設支持の市議からは不満の声が上がった。
市議会全員懇談会で説明。国交省近畿地方整備局が設けた「淀川水系流域委員会」の元委員らが出席した。
木津川の幅が狭く、洪水時にボトルネックとなる伊賀市の岩倉峡付近について、宮本博司元委員長は「河道改修によって治水は可能」と説明。利水も千代延明憲元副委員長が、名張市からの青蓮寺ダム水利権購入による対応策を示した。
これに対し、市議からは「予備調査以来46年、建設に向け努力を重ねてきた」「青蓮寺ダムの水利権も過去に議論したが、進展はなかった。今さらの話だ」と批判が相次いだ。
また、市の検証委について、岡本市長は委員に市議2人を含める方針を示したが、議会側は「行政をチェックすべき市議が市長の諮問機関に名を連ねるのは適切ではない」と反発、不参加と決まった。
このため、岡本市長は市民からの公募委員を当初案の3人から5人程度に増やす方針。今月中にも発足する。
同ダムは民主党政権時代の09年、国交相が「工事の新たな段階に入らない」と表明したことを受け、本体工事は未着工となっている。近畿地整局と関係自治体は、代替案の検討を続けている。【伝田賢史】


治水・利水の代替案を議会に説明 川上ダム計画 伊賀市
(伊賀タウン情報ユー 2013年1月17日) http://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/01/post-431.html

淀川水系の1級河川「前深瀬川」に予定している川上ダムの計画について、地元として改めて治水や利水の目的を検証・検討するとしている伊賀市は1月16日、国の関係機関や学識経験者らを招き、市議会議員全員懇談会で事業の進ちょく状況や代替案などを説明した。
近く立ち上げる岡本栄市長の諮問機関「川上ダムに関する検証・検討委員会」の要綱案も提示し、議会が設置を了承した。
同ダム建設事業の経緯は、国土交通省・近畿地方整備局河川部の中込淳河川調査官が説明。進ちょく状況では未着工の本体工事を除く関連事業などについて述べた。
ダムの必要性については現在、関係する自治体や機関などが、現行計画とは異なる「治水」「新規利水」「流域の正常な機能維持」「長寿命化」の4分野から計45の対策案を立案し検証。その中から昨年12月に抽出・評価した組み合わせによる21案を示した。
治水の代替案については、同整備局の諮問機関「旧淀川水系流域委員会」で委員長を務めた宮本博司氏が「河道掘削と堤防のかさ上げを組み合わせる代替案を検討している」と説明。
「上野地区を水害から守るためには遊水地と河床の掘削が必要」と述べ、下流への対策は「島ヶ原地区の堤防のない600メートル区間を改良すれば遊水地の機能が完成する」と話した。
また、利水の代替案は同流域委副委員長だった千代延明憲氏が「今後余ると予測される青蓮寺ダムの水利権を名張市から一部譲ってもらい、青蓮寺用水土地改良区の幹線水路に送水する余力を活用すれば、三者ともに得をする」などと説明。
初期投資や維持管理費などの経済性でも「ダム建設の継続より代替案が優位だ」と意見を述べた。
また、この日、同ダムに関する検証・検討委の委員構成について、市側が9人のうち2人を議会選出とする案を提示したが、議員らから削除の申し出があり、市民公募枠を追加することに決まった。

川上ダム:必要性を検証 伊賀市長、検討委を設置へ 市民も公募 /三重( 2013年1月5日 )

2013年1月5日
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三重県の水資源機構ダム「川上ダム」について地元の岡本栄伊賀市長が検討委員会を設置するという記事です。伊賀市長の真意はわかりませんが、まともな検証が行われることを期待します。

川上ダム:必要性を検証 伊賀市長、検討委を設置へ 市民も公募 /三重(毎日新聞 2013年01月05日 ) http://mainichi.jp/area/mie/news/20130105ddlk24010150000c.html

伊賀市の岡本栄市長は4日、本体未着工の川上ダムの必要性について地元の立場で検証する「(仮称)水源問題検討委員会」を設置する意向を表明した。学識経験者や市民ら10人程度で構成、3月末をめどに答申を得たいとしている。【伝田賢史】
国交省は10年9月、川上ダムを含む本体未着工のダムを対象に再検証を指示。
その結果、水需要の減少によって淀川水系の4ダムで計1850万立方メートル以上の水が余っており、治水などに転用可能と判明したことが昨年12月、毎日新聞の報道で明らかになった。
川上ダムの治水容量(1440万立方メートル)を上回っており、同ダムの計画が見直される可能性がある。
岡本市長は4日の定例記者会見で報道に触れ「川上ダムの目的を再認識し、情報を整理して地元にとってどういう方向性が一番良いのかを検討していただく」と述べた。
「毎日の報道では『計画見直しは必至』とされている。状況の変化を勉強する必要がある」とした。検討委メンバーに市民も公募し、答申内容は議会や市民にも報告するという。
同市南部で建設中の川上ダムは、総貯水量3100万立方メートルの多目的ダム。総事業費は1180億円。1967年に予備調査が始まり、93年に実施計画が認可。付け替え県道などの工事は進むものの、本体工事は始まっていない。
〔伊賀版〕

川上ダム建設 伊賀市が水源問題検討委を発足 答申は3月末(伊賀タウン情報 YOU (2013年1月 5日)  http://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/01/3-20.html

伊賀市は1月4日、淀川水系の前深瀬川に建設を予定する川上ダムに関して、利水・治水の目的などを再認識するため、「仮称・水源問題検討委員会」の立ち上げを明らかにした。
岡本栄市長は「限られた情報しか共有できていなかったので、皆で情報を整理し考えていきたい」と話した。
委員は市民公募を含め5人から10人以内にする考えで、市では今年3月末の答申までに5回程度の会合を持ちたいとしている。
同検討委を発足させる背景について、岡本市長は「前政権によって、本体未着工のダムは一度見直すとの方針のもと、国土交通省近畿地方整備局から代替案などの検討が川上ダムについても出されている」と説明。
「私たちの街、市民としてもここで川上ダムの計画された利水、治水の目的をもう一度再認識し、状況の変化からどのようなことを勉強すればいいかということで検討委を立ち上げることにした」と話した。
同建設事業は、1967年に予備調査を開始。81年に実施計画調査が始まり、92年の実施方針指示で建設事業に着手している。

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