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石木ダム事業認定申請に係る公聴会 仲間たちが渾身の公述
石木ダム事業認定申請に係る公聴会でダム反対運動の仲間が公述しました。
3月22日と23日、長崎県川棚町の川棚町 公会堂で石木ダムの事業認定の手続きとなる公聴会が開催されました。
石木ダム事業は長崎県が事業者である補助ダムですが、このダムに水源開発を求めている佐世保市が挙げている根拠には全く科学性がなく、長崎県が挙げている治水上の目的も科学的根拠がないという、とにかく「石木ダムありき」の事業です。
この事業地には現在、13世帯の皆さんが「こんなムダなダムの犠牲になるのはマッピラ。固い絆で結ばれている住民同士がバラバラにされることは耐えられない。営々と築いてきた素晴らしい地域社会と自然環境は私たちの生き甲斐。私たちはここで普通の生活を続ける。」と、反対を貫かれています。
長崎県と佐世保市は必要性を捏造してダム推進を図ってきました。
こともあろうに2009年には強制収用を可能にする事業認定申請を九州地方整備局に提出しました。その理由を、「反対地権者との話し合いを促進するため」としているのです。その一方で、反対地権者の皆さんたちからの「ダム事業を前提としない市からの話合い」要請を拒否し続けています。
公聴会では収用法が適用される当事者全員からの公述を受けてこの事業が如何に人権を無視したものであるかを明らかにするのが当然ですが、九州地方整備局は13世帯からの公述希望に対して3世帯しか公述を採用しませんでした。
水源連のこのページでは、22,23両日に公述された石木ダム絶対反対同盟の石丸勇さん、松本好央さん、岩下和雄さん(後日掲載)と、石木川まもり隊の松本美智恵さん、宮野由美子さん、水源連の嶋津暉之さん、遠藤保男さんの口述内容を紹介致します。
<口述内容>
公述原稿
公述原稿 石丸 勇 292kb
公述原稿 松本好央 162kb 川原(こうばる)のうた10126kb 作詞:松本美智恵
公述原稿・松本美智恵 342kb 作曲:大西 進
公述原稿 岩下和雄 210kb
公述スライド 歌 :We Loveこうばる
公述スライド 嶋津暉之 4027kb
公述スライド 遠藤保男 501kb
<石木ダム公聴会動画リンク>
1 起業者 http://youtu.be/LY7eo3aZPN8
2 石丸勇 http://youtu.be/qn8YnFm5tQM
3 神野健二 http://youtu.be/PRss-HPLS4A
4 生月光幸 http://youtu.be/d-rf-R8uAag
5 河野孝通 篠原康洋 http://youtu.be/651X3fbM2kw
6 松本美智恵 http://youtu.be/FY5vVZvnOg4
7 坂本健吾 http://youtu.be/FczpRk_0-Xw
8 嬉野憲二 土井庸正 http://youtu.be/6ROLoVa5IL0
9 嶋津暉之 http://youtu.be/k-cDwHgpkcY
10 遠藤保男 http://youtu.be/_4fqeHhmcB4
11 松本好央 http://youtu.be/J4O46wKPCBk
12 山田義弘 http://youtu.be/qmIwE_qnWRs
13 畑田三郎 http://youtu.be/zMqSikKyrGw
14 佐々木廣志 http://youtu.be/PGTZ71xFRcE
15 宮野由美子 http://youtu.be/lmqPrLIgwJo
16 森一敏 http://youtu.be/qiF-p43WYBw
17 吉島範夫 http://youtu.be/tTby_YnZkAw
18 西坂保憲 白濵昭子 http://youtu.be/JGSHC-nph0A
19 岩下和雄 http://youtu.be/m_4n72x1Bzc
20 小松利光 http://youtu.be/C0njFvGI9NE
石木ダム事業認定手続きの公聴会についての一連の記事(2013年3月23日、24日)
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3月22日と23日、石木ダム事業認定手続きの公聴会が開かれました。その公聴会についての一連の記事を掲載します。
石木ダムの公聴会が始まる (長崎新聞2013年3月23日) http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/03/23112027009976.shtml
石木ダムの公聴会始まる (読売新聞長崎版 2013年3月23日)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20130322-OYT8T01600.htm
石木ダム:川棚町で公聴会 推進、反対意見陳述 /長崎◇推進「水需要増」「治水」必要 反対「代替案実現すべき」
(毎日新聞長崎版 2013年03月23日 )http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20130323ddlk42010581000c.html
石木ダム:公聴会 九地整調整官「意見基に事業認定判断」/長崎(毎日新聞長崎版 2013年03月24日)http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20130324ddlk42010323000c.html
石木ダム事業公聴会終わる(読売新聞群馬版 2013年3月24日 ) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20130323-OYT8T01166.htm
国交省が石木ダム公聴会 3年4カ月ぶり、認定手続きを再開(西日本新聞2013年3月23日)http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/354423
半世紀がかり、大滝ダム完成 建設に揺れた奈良・川上村 (2013年3月23日)
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計画から半世紀 大滝ダムが完成…奈良の吉野川
(読売新聞大阪版 2013年3月23日 )http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130323-OYO1T00638.htm?from=top
計画から半世紀 大滝ダム完成 あす式典 奈良
(産経新聞奈良版 2013.3.22 ) http://sankei.jp.msn.com/region/news/130322/nar13032202160002-n1.htm国土交通省近畿地方整備局が川上村で建設を進めてきた大滝ダムの完成式典が23日、現地などで開かれる。
洪水を防ぐダム建設をめぐっては、平成15年の試験貯水の影響で付近の地区に亀裂が発生し、住民が移転を強いられた経緯もある。約半世紀にわたるダム計画は曲折を経て、ようやく4月に本格稼働する。
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紀伊半島南部の紀ノ川流域は、台風などで過去に何度も洪水被害に見舞われていた。
奈良、和歌山両県で昭和34年、130人が死亡、住宅9千棟以上が床上浸水するなど被害をもたらした伊勢湾台風を機に37年、大滝ダムが計画され、40年に着工された。
反対運動なども受けたが、ダム本体は平成14年に完成した。翌年、安全性を検証する試験貯水が行われた際、ダム上流の川上村白屋地区の家屋や壁、地面などで亀裂が発生。地区の37世帯が移転を余儀なくされ、試験貯水は中断された。
元住民らは19年、国に慰謝料を求めて提訴。23年7月、国に1200万円の賠償を命じた大阪高裁判決が確定した。
一方、整備局は周辺の地滑り対策工事を実施し、23年11月に完了。試験貯水を再開し、昨年6月に終了した。総貯水容量は8400万立方メートル。総事業費は当初の230億円から、15倍となる約3640億円に膨らんだ。
紀ノ川下流の和歌山県岩出市では、「150年に1度」の大雨に見舞われた場合、毎秒1万6千立方メートルの水が流れると想定している。
上流の複数のダムで毎秒4千立方メートルを洪水調節し、このうち大滝ダムは毎秒2700立方メートルを一時的に貯めることができる。大滝ダムは、こうした洪水防御のほか、水道用水や工業用水の提供、水力発電なども目的としている。
23日は、事前に募集していたダム湖の名前を刻んだ記念碑の除幕式などを予定している。
奈良県川上村の吉野川(紀の川)に国が建設していた大滝ダムが、計画からほぼ半世紀ぶりに完成し23日、記念式があった。
03年に試験貯水を始めたが、地滑りが発生し、その対策などで完成が大きく遅れた。当初の計画では、事業費は230億円だったが、工事費や用地補償費の拡大などで、最終的には約16倍の3640億円に膨らんだ。
大滝ダムは洪水調整、利水、発電のための多目的ダム。奈良、和歌山に水道水を供給する。堤は高さ100メートル、長さ315メートル。貯水量は8400万立方メートル。
ダムは1962年、国が計画を発表。59年の伊勢湾台風で奈良、和歌山両県内の同川流域で死者、行方不明者130人の被害が出たことがきっかけだった。
住民は土地を奪われ将来の生活に不安を感じるとして、激しく反対運動を展開したが、65年に着工し、493世帯が離村した。現在の村人口は60年の5分の1ほどの約1700人に減った。
また、03年の試験貯水では、同村白屋地区で地滑りが発生し、住民37世帯、77人が村内外に移転して、対策工事を繰り返した。11年には大阪高裁で、ダム建設を巡って国に賠償を命じる判決も出された。
この日、ダム湖を「おおたき龍神湖」と名付けて自然石に刻んだ碑の除幕式がダム湖近くであった。式には約400人が出席し、栗山忠昭村長(62)が「今日から日本一きれいな水源地の村に挑戦する」とあいさつした。【栗栖健、岡奈津希】
「ダムと共生」村民感慨 大滝ダム完工式(読売新聞奈良版 2013年3月24日 )http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130323-OYT8T01012.htm◆「おおたき龍神湖」碑除幕
川上村の村立川上小などで23日行われた完工式では、国土交通省近畿地方整備局、県、村のトップが、ダム建設に協力した地元への感謝の言葉を口にした。約600人の出席者は巨大なダムのこれからに思いをはせた。
同整備局の谷本光司局長は「ダムの完成は、先祖代々の土地を提供してくれた方々のおかげです」とあいさつ。荒井知事や和歌山県の仁坂吉伸知事は様々な曲折があった事業を振り返り、「皆様の苦労がようやく実りました」と述べた。
栗山忠昭村長は「建設への理解をいただいた地元に心から感謝し、ダムとの共生を図ります」と述べた。
公募したダム湖の名前は、205点の中から同村職員吉田志帆さん(35)の「おおたき龍神湖」と決まり、ダム右岸で、同小児童らも参加した記念碑の除幕式があった。
前村長で8期32年、ダム建設に取り組んだ大谷一二(いちじ)さん(88)は、「ダムはこれから、多くの人命を災害から救うでしょう」と期待した。
家屋改修完了 嘉田滋賀県知事が視察…芹谷ダム建設中止( 2013年03月21日)
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滋賀県の嘉田由紀子知事は2009年に芹谷ダムの建設を中止しました。ダム予定地であった「水谷地区」では家屋改修や合併浄化槽の整備などが行われ、工事がほぼ完了しました。
嘉田知事が昨日、その水谷地区を視察 しました。
家屋改修完了 知事が視察…芹谷ダム建設中止( 読売新聞滋賀版2013年3月21日) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20130320-OYT8T00878.htm
県営芹谷ダム(多賀町)の建設中止を受け、県が水没予定地だった「水谷地区」で進めていた老朽家屋の改修工事がほぼ完了し、嘉田知事が20日、2年2か月ぶりに現地を視察した。
住民と意見交換した嘉田知事は、「末永く地域に住み続けてもらえるよう、これからも町と協力し、支援を続けたい」と約束した。
県は1963年、芹谷ダムの建設を計画し、調査を始めたが、嘉田知事が就任した後の2009年1月、建設中止を決定。
県は、ダム建設による集団移転を前提に家屋の修繕が進んでいなかった22戸の住宅について、11年度から6億3000万円を投じ、家屋改修や合併浄化槽の整備などを行い、工事はほぼ完了した。
この日、嘉田知事は、屋根瓦のふき替えや床の張り替えなどが済んだ家屋を視察し、県が新たに整備した集会所で住民と意見交換。
嘉田知事は「長い間、苦労をおかけしたが、家屋の改修にもめどがつき、何よりのことだと思っています」とあいさつし、県道バイパスの早期整備や獣害対策、農地再生など、今後も支援を続ける考えを表明した。
宮下克己・上水谷区長(63)は「地域では高齢化が進んでおり、一日も早い生活再建が必要だ。県とは前向きに協議していきたい」と話していた。
嘉田知事が水谷地区視察 芹谷ダム中止で改修中(京都新聞 2013年03月21日) http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20130320000139
(写真)県の支援で改修が進む民家で住民から話を聞く嘉田知事(左から2人目)=滋賀県多賀町水谷地区
滋賀県の嘉田由紀子知事は20日、県が建設を中止した芹谷ダムの水没予定地だった多賀町水谷地区を訪れた。県の支援で改修が進む住宅や集会所を視察し、地元住民との意見交換会に出席した。
同地区にはダム建設に伴う水没を想定して修繕されていなかった民家が22戸あり、県は2009年の事業中止決定後、改修支援を続けてきた。嘉田知事は3戸を訪ね、住民から暮らしぶりや改修の進み具合を聞いた。
今月に改修が完了した上水谷集会所では、嘉田知事は住民15人と意見交換。冒頭で「ダム事業の見直しで地元の驚きと迷いはどれほどのものだったか。あらためておわびしたい」とあいさつ。
終了後の会見では、「地元の表情が明るく、手応えを感じた。活力あるまちづくりに向け、県としても全力で支援していきたい」と述べた。
宮下克己・上水谷区長(63)は「意見交換会では県道のバイパス建設や休耕田の整備についての要望が多かった。優先的な順位をつけて早く進めてほしい」と話した。
「住民支援続けていく」 芹谷ダム旧予定地 嘉田知事視察 滋賀(産経新聞滋賀版 2013.3.21) http://sankei.jp.msn.com/region/news/130321/shg13032102010002-n1.htm
平成21年1月に建設中止になった芹谷(せりたに)ダムの旧予定地(多賀町水谷)を20日、嘉田由紀子知事が視察した。
ダム建設中止後、旧予定地では家屋改修事業が進められ、今夏にも完了する見込みとなっている。嘉田知事は、家屋の改修状況を確認するとともに地元住民の声を聞いて回った。
芹谷ダム事業は、昭和38年度からスタート。平成4年度に建設を開始し、地元住民も同意したが21年1月、ダム事業再評価実施の結果、建設中止が決まった。
一方、家屋改修事業は23年1月、県と多賀町のダム建設中止に伴う地域振興に関する合意書に基づき開始。
6億3千万円をかけて22戸の家屋改修工事に着手し、今夏には全戸完了する予定という。
嘉田知事は今回、改修対象となった22戸のうち改修中や、すでに完成した家屋3戸を訪問。住民から住み心地や進捗(しんちょく)状況などを聞いた後、新たに建設された集会所で今後の計画報告とともに意見交換会を行った。
意見交換を終え、嘉田知事は「子供や孫が毎週のように帰って来るようになったと聞き、ほっとしている。周辺の県道や農地の整備などが課題として残されているが、町と協力して支援を続けていく」と話し、
地元の宮下克巳・上水谷区長は「住民の要望を聞いて優先順位を判断してもらい、道路や農地など適正な整備を進めてもらいたい」と要望した。
豊川の明日を考える流域委員会 研究者は設楽ダムの効果に否定的(2013年3月21日)
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豊川の明日を考える流域委員会 研究者はダムの効果に否定的ー住民理解の形成をと(東日新聞 2013/03/21)http://www.tonichi.net/news/index.php?id=28174
学識経験者らでつくる「豊川の明日を考える流域委員会」(委員長=藤田佳久・愛知大名誉教授)の32回目の会合が20日、豊橋市駅前大通2丁目の名豊ビルで開かれた。
設楽ダム建設事業について、委員同士で意見を交わした。研究者からはダム建設への疑問が相次いだほか、住民理解への配慮を求める声も聞かれた。
前回から4年3カ月ぶりの開催。この間、政権交代を経て設楽ダム建設事業が二転三転したことを踏まえ、藤田委員長は冒頭のあいさつで「久しぶりに我々の手元に戻って来た」と感慨深げに話した。
初めに、国土交通省中部地方整備局側から、東三河の関係自治体との間でつくる「検討の場」で示した「ダム建設が最も有利」との総合評価案について説明があった後、委員同士で意見交換した。
研究者からは、ダム建設に否定的な意見が相次いだ。沓掛俊夫・愛知大教授(地学)が「ダムを作り、年中一定量の水を流すのが正常なのか」と、自然環境の観点から疑問を呈したのに対し、同整備局は水量に緩急を与えながら管理していく方針を示した。
水工学が専門の中村俊六・豊橋技術科学大名誉教授は「ダムが決壊したら死者が出る」と、その危険性を主張した。
住民理解への意見も聞かれた。神野吾郎・豊橋商工会議所副会頭は「上手に地域のコンセンサスを得られるようお願いしたい」と同整備局に求め、鈴木真理子・とよはし女性フォーラム会長は「(設楽町の)住民の心情をくみ取り、物事を進展させてほしい」と述べた。
ダム事業の当事者として、横山光明・設楽町長は「これまでの流域委員会の議論の結果を重んじ、町民が落ち着いた生活をできるようダムの方向性を見定めてほしい」と訴えた。
設楽ダム素案に有識者らが意見 地方整備局が委員会( 読売新聞愛知版2013年3月21日) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20130320-OYT8T00980.htm
設楽ダム計画検討の場で国交省中部地方整備局が示した報告書素案を検討する「豊川の明日を考える流域委員会」が20日、豊橋市内で開かれた。
同委員会は豊川の河川整備について助言を求めるため、1998年に同局が設置。今回は素案に対する意見を聴く場として4年ぶりに開催された。メンバーは委員長の藤田佳久・愛知大学名誉教授、神野吾郎・豊橋商工会議所副会頭ら11人。
委員会では、中村俊六・豊橋技術科学大学名誉教授から「設楽ダム計画以上に効果のある対策はないという我田引水的な話が並べてある」と批判的な意見があった一方、
横山光明・設楽町長が「ダム計画は当時の流域委員会が議論した末に結論を出した。その結果を重んじて方向を見定めてもらいたい」と求めた。
同局では、この日の意見や関係住民の公聴会の結果を反映させた報告書原案を近くまとめ公表する。