水源連の最新ニュース
『裁判報告 八ッ場ダム・思川開発・湯西川ダム 6都県住民11年の闘い』の書評
カテゴリー:
『人間と環境』2017年№1に書かれています。
認定庁回答への 審査請求人の意見書提出
カテゴリー:
25名が連名で、2017年5月17日に意見書提出
石木ダム事業認定の取消を求める行政不服審査請求につき、公害等調整委員会が口頭陳述を希望していない請求者の審議過程で、審査庁事務局である土地収用管理室を通して、(事業認定)処分庁・九州地方整備局に説明と根拠資料の提出を2017年2月28日に求めています。処分庁・九州地方整備局は3月31日付けで回答を審査庁(国土交通大臣)に宛てています。その回答が土地収用管理室から口頭陳述を希望していない審査請求者に送付され、意見提出が求められていました。5月17日に25名が連名で提出しました。
意見書と添付資料,参照資料を参考までに掲載いたします。
- 調整委員会質問 認定庁回答 への意見書 pdf 569kb
- 別添1 佐世保市の中学生、ホンちゃんとカナちゃんの問答「業務営業小口用水量は観光客数と相関」の検証 pdf 284kb
- 別添2 SSK経営方針変更と修繕船用水量 pdf 360kb
- 川棚川想定氾濫区域図等作成 pdf 9982kb
国土審議会の「リスク管理型の水の安定供給に向けた水資源開発基本計画のあり方について」の答申
カテゴリー:
5月12日、国土交通省の国土審議会が国土交通大臣宛に、「リスク管理型の水の安定供給に向けた水資源開発基本計画のあり方について」の答申を出しました。
~需要主導型の水資源開発からリスク管理型の水の安定供給へ~
平成29年度厚労省水道課のダム関係補助金
カテゴリー:
ミャンマー巨大ダム建設、中止か再開か スー・チー氏、中国の“圧力”に沈黙
カテゴリー:
ミャンマーの巨大ダム建設問題に関する記事を掲載します。
ミャンマー巨大ダム建設、中止か再開か スー・チー氏、中国の“圧力”に沈黙
(Sankei Biz 2017.5.2 11:0)0http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170502/mcb1705020500006-n1.htm
ミャンマー北部で、中国が主導した巨大ダム建設が中断されてから5年余り。軍政時代に進められたダム計画に地元では完全破棄を求める声が広がるが、中国は駐ミャンマー大使を建設予定地に派遣するなど再開に向け働き掛けを強めている。中止か再開か。現政権を率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は国内世論と中国の圧力との間で板挟みになり、沈黙したままだ。
北部カチン州で2本の川が合流し、国土を南へと貫くイラワジ川が始まるミッソン。ダムができれば水没する河原には、観光客を目当てにした茶屋が並んでいた。ツアーで友人と訪れたイ・イ・モンさんは「ミャンマー人にとって特別な場所。感激」と話す。
イラワジ川は流行歌にも登場するなど、ミャンマーの人々に愛されてきた。ミッソンは風光明媚(めいび)な名所として知られるが、茶店の対岸の山肌は削られ、工事が進んだ様子が分かる。工事用の橋脚は建設途中のまま、さび付いていた。
ダムは水力発電用で、中国国有企業が36億ドル(約4020億円)を投資、ミャンマー企業と合同で2009年に建設を始めた。中国の全面支援を受けてきた軍政が建設を後押ししたが、発電量の9割が中国向けとされ、環境破壊への懸念もあり、地元で反対運動が巻き起こった。民政移管から約半年後の11年9月、テイン・セイン前大統領が中断を決定した。
スー・チー氏は野党時代に下流の稲作地帯に悪影響を与えると懸念を表明し、反対運動を支えた。だが、政権を率いる立場になると、最大の貿易相手国である中国への配慮から、ダム問題に関して一切の発言を控えるようになった。
中国にはダムでつくった電力を南部の雲南省の開発に生かす狙いがある。習近平国家主席は昨年のスー・チー氏との会談で「現行の大型プロジェクトの安全な運営の保障」が必要と訴え、再開を要求した。水面下では工事中断による損害賠償金の支払いを求める構えも示しており、ミャンマー側に圧力をかけ続けている。
川の合流地点の三角地にある村からは住民の大半が移転。キリスト教徒の多い少数民族カチンの教会も移ったが、聖母マリア像は残された。教会の世話人ラサンノン・トゥイさんは「ダムができれば聖母像は水没してしまう。計画を破棄してほしい」と訴えた。
牧師のボクソンさんは「現政権は国民のための政府を掲げるが、国民は既に(中止を求める)態度を示した」とスー・チー氏に中止の決断を求めた。(ミッソン 共同)