水源連:Japan River Keeper Alliance

水源開発問題全国連絡会は、ダム建設などと闘う全国の仲間たちのネットワークです

ホーム > ニュース > 事務局からのお知らせ

ニュース

事務局からのお知らせ

八ッ場ダム最高裁決定 抗議集会 「ダム依存から真の河川行政への転換を求めて」 12月13日(日)

八ッ場ダム最高裁決定 抗議集会 「ダム依存から真の河川行政への転換を求めて」
八ッ場最高裁抗議集会チラシ-20151213

日 時: 2015年12月13日(日)13:20~16:30

会 場: 全水道会館4階大会議室 (JR水道橋駅東口3分、都営地下鉄三田線 水道橋駅A1出口1分)

2015年9月初旬、最高裁は6都県からの八ッ場ダム住民訴訟上告を 全て棄却しました。一斉提訴から11年近く、誰が見ても明らかな事実を もって八ッ場ダムの不要性、危険性を突きつけてきたにもかかわらず、 司法は目をそむけ、行政追認の姿勢に終始しました。 まさに「絶望の裁判所」でした。

折しも首都圏では鬼怒川の堤防決壊で人命を含む大きな損害が生じました。 ダムやスーパー堤防など巨大事業に固執するあまり、堤防強化など、 より効果的な水害対策がおろそかになっているのではないか? 国交省のダム行政を熟知し、その転換を求める宮本博司さんと、 裁判でも鬼怒川水害の危険性を指摘していた嶋津暉之さんの お話とディスカッション、ぜひお聞きください。

河川行政の抜本的な転換なくして、災害を軽減し、財政悪化を くい止めることはできません。未来につなげるために、 八ッ場ダム住民訴訟が提起してきた問題を共に考えましょう!

<第一部 八ッ場ダム住民訴訟・最高裁決定を受けて> 弁護団報告「最高裁よ、目を覚ませ!」 上告団報告「これは真実を刻んだ闘いだった」

<第二部 命を守る河川行政とは?>

講演「想定外と治水」 宮本博司さん  プロフィール:国交省河川局で長良川河口堰等を現場トップとして担当、  事務方として淀川水系流域委員会の画期的な市民参加の方法を主導、  国交省退職後は一市民としてその委員長に就任。脱ダムの流れをつくる。

報告「鬼怒川水害の分析」嶋津暉之さん   (八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会代表)

パネルディスカッション&質疑 集会アピール

参加費 500円

主 催 八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会、  八ッ場ダムをストップさせる群馬の会・茨城の会・埼玉の会・千葉の会・東京の会、ムダなダムをストップさせる栃木の会

連絡先 八ッ場ダムをストップさせる東京の会 T/F 042-341-7524(深澤)

シンポジウム「伊賀の水とのおつきあい」10月31日 約200名が参加

10月31日に三重県伊賀市で開かれた、シンポジウム「伊賀の水とのおつきあい」は約200名の人が参加し、

川上ダムをめぐる諸問題に対して伊賀市民がどう取り組むべきかについて議論を深めることができました。

シンポジウムの登壇者は今本博健・京都大名誉教授、嘉田由紀子・前滋賀県知事と水源連の嶋津暉之です。
嶋津は利水の面から伊賀市と川上ダムの問題について論じました。その講演に使用したスライドは嶋津スライド 伊賀の水道にまつわる話のとおりです。
シンポジウムの新聞記事は下記のとおりです。(紙面記事は 11月1日の新聞記事 をご覧ください。)
また、告示記事もありました。10月31日集会の告知記事をご覧ください。


伊賀の水事情を探る前滋賀県知事ら登壇しシンポ

 中日新聞伊賀版 2015年11月1日

 伊賀市の水事情を考えるシンポジウム「伊賀の水とのおつきあい 未来のための選択」が三十一日、伊賀市阿保の青山福祉センターであった。

 前滋賀県知事の嘉田由紀子さんや治水、利水の専門家が登壇し、ダムや遊水地について話した。

  嘉田さんのほか、京都大名誉教授の今本博健さん(河川工学)は青山地区で計画が進む川上ダムと、市内で整備されている上野遊水地についてデータを示しながら説明。川上ダムは中止すべきと訴えた。

 水源開発問題全国連絡会共同代表で、各地のダム問題に詳しい嶋津暉之さんは、川上ダム建設にかかる市民の負担や伊賀の水利権について話した。

  三人によるパネル討論では、在任中にダム建設の凍結、中止に取り組んだ嘉田さんが川上ダムについて「国民の税金を泥棒するなと言いたい」と訴えた。

  シンポジウムは地元住民らでつくる実行委員会が主催し、約二百三十人が参加した。 

  (中山梓)

 

嘉田・前滋賀県知事:「川上ダム中止へ、議員代えよう」 伊賀・シンポで講演  /三重

(毎日新聞伊賀版 2015年11月02日)http://mainichi.jp/area/mie/news/20151102ddlk24010238000c.html

講演する嘉田由紀子・前滋賀県知事=三重県伊賀市阿保の青山福祉センターで、村瀬達男撮影(写真)講演する嘉田由紀子・前滋賀県知事=三重県伊賀市阿保の青山福祉センターで、村瀬達男撮影

 シンポジウム「伊賀の水とのおつきあい〜未来のための選択」(実行委主催)が10月31日、伊賀市阿保(あお)の青山福祉センターが開かれ、市内外から約230人が参加した。びわこ成蹊スポーツ大学長の嘉田由紀子・前滋賀県知事が「琵琶湖からの提言」と題して講演し、「川上ダム(伊賀市)を止めるには、政治家を代えるしかない」などと訴えた。

 嘉田前知事は、滋賀県が昨年3月、全国初の流域治水条例を制定したことを説明。「ダムだけに頼らない、さまざまな手段を総動員する治水」と定義し、河川掘削や堤防、調整池の整備などのほか、水害履歴の公表による防災意識の向上も訴えた。

特に、不動産取引に水害リスク情報を提供する条文に、保守系県議が反発したことを紹介した。さらに、知事就任後、滋賀県の大戸川(だいどがわ)ダムと丹生(にう)ダムをストップさせた経験から「もう遅いかもしれないが、川上ダムを中止したければ、身近な議員から代えよう」などと説いた。【村瀬達男】

〔伊賀版〕

パタゴニアが助成金申請団体を募集

2015年10月21日
カテゴリー:

パタゴニアが助成金申請団体を募集

水源連はパタゴニア助成のお世話になっています。

皆さんの団体でも検討されることをおすすめします。
先ずは、下記URLをご覧下さい。

http://www.geoc.jp/rashinban/event_detail_32932.html

分からないことがあれば、

パタゴニア環境プログラム
0467-33-5306
に電話を入れると、丁寧に教えてもらえますよ。

城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論

佐賀県の直轄ダム「城原川ダム」は現在、検証作業が行われており、検証主体が示す治水対策案について5月19日~6月17日に意見募集(パブリックコメント)が行われました。

水源連も意見書を提出しました。https://suigenren.jp/news/2015/06/15/7423/

要点はつぎのとおりです。

① 城原川の治水対策案はその基本的前提を根本から見直す必要がある。すなわち、治水計画の目標流量540㎥/秒が過大、河道目標流量(将来の流下能力)330㎥/秒が過小であるので、適正な値に是正することが必要である。さらに、城原川の伝統的な治水対策「野越」の治水効果を正しく評価すれは、城原川ダム無しで必要な治水安全度を十分に確保することが可能である。

② 治水対策案⑨「遊水地(地役権方式)+河道の掘削+部分的に低い堤防の存置」は、城原川の伝統的な治水対策「野越」も入れた案であるが、治水計画の基本的前提が誤っているため、超巨額の費用が必要となっている。基本的前提の誤りを正せば、野越が城原川ダムに代わる有効な治水対策になる。


③ 城原川ダムを流水型ダム(穴あきダム)として計画されようとしているが、流水型ダムは、大洪水時には閉塞して洪水調節機能を喪失する危険性があり、また、河川環境に多大な影響を与えるものであるので、建設してはならない。

しかし、9月1日の[検討の場]で示された検証主体の見解では上記の意見にはほとんど答えていません。

そこで、水源連は下記の反論を「城原川を考える会」に送付しました。

城原川ダムに関する九州地方整備局の見解に対する反論 (287KB)

再反論の図1~4 (409KB)

資料1 国交省の治水対策案(678KB)

資料2 城原川改修計画書(佐賀県)(4591KB)

那珂川水系河川整備計画原案に対する意見の提出について

2015年9月23日
カテゴリー:

那珂川水系河川整備計画原案に対する意見の提出について    水源連事務局より

 

那珂川水系河川整備計画原案に対する意見募集が9月29日(火)まで行われています。
栃木県と茨城県を流れる那珂川ですが、
今回の河川整備計画は、百害あって一利なしの霞ケ浦導水事業を位置づけようとしており、
これに対して反対の意思を表明しておくことが必要だと考えております。
といっても、この種のパブリックコメントは聴き置くだけで終わってしまい、虚しいところがありますが、
それでも、反対の意思を示しておくべきだと考え、意見書の記載例を作成しました。
那珂川水系河川整備計画原案への意見の記載例

意見書の別紙 図1~3

霞ケ浦導水事業の問題点を簡単に整理したものです。

できれば、この意見書記載例を参考にして、多くの方が那珂川水系河川整備計画原案に対する意見を出していただけれはと思います。
もちろん、もっとシンプルなご意見でも結構です。
よろしくお願いいたします。
意見募集の要領は次のとおりです。
関東地方整備局のHP 「那珂川水系河川整備計画(原案)」に対する意見募集の実施について http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000257.html
意見募集について http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000629876.pdf
那珂川水系河川整備計画原案 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000629879.pdf
意見提出様式(ワード) 意見書の様式

意見募集期間

 平成27年8月31日(月)~平成27年9月29日(火) 18:00必着

  (郵送の場合は当日消印まで有効)

 提出方法

  意見は、別添意見提出様式に記人するか、下記①から⑥を記入したものを郵送、ファクシミリ、電子メールのいずれかの方法で提出。

  ①氏名 ②住所(都道府県・市区町村) ③電話番号又はメールアドレス ①年代(20歳未満、20代、30代、40代、50代、60歳以上 ⑤性別

  ⑥意見 (「那珂川水系河川整備計画(原案)」の該当箇所(章、頁)を記入の上、意見を記入)

 提出先

  ○郵送の場合  〒330-9724埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 国土交通省関東地方整備局 河川部河川計画課 「那珂川水系河川整備計画(原案)」意見募集 事務局 宛

  ○ファクシミリの場合  048-600-1378

  〇電子メールの場合  wlmailhtml:ktr-naka-plan@ktr.mlit.go.jp<ktr-naka-plan@ktr.mlit.go.jp  件名に「那珂川水系河川整備計画(原案)」意見募集 事務局宛と明記。

 

 

↑ このページの先頭へ戻る