事務局からのお知らせ
直轄ダム・水資源機構ダムの予算額の推移
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なお、ダム事業の予算は2013年度までは特別会計の治水勘定で組まれてきましたが、2014年度から治水勘定がなくなり、一般会計にダム予算を計上するようになりました。
荒川水系河川整備計画原案の問題点
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埼玉県と東京都を流れる荒川について関東地方整備局が河川整備計画の策定を進めつつあります。
計画原案が示され、原案に対する公聴会が12月20日、21日に開かれ、意見募集が11月25日~12月24日で行われています。
鬼怒川水害と行政(国交省)の責任
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それぞれ、次のように行政(国交省)の責任が問われることがあります。
・堤防高が周辺より一段と低く、堤防幅も狭くて決壊の危険性がある三坂地区付近をなぜ長年放置してきたのか。
・国交省は2014年10月の鬼怒川直轄河川改修事業の計画で三坂地区をなぜ、今後20~30年間に行う改修の対象にとどめ、今後7年間の河川改修の対象に入れなかったのか。国交省は三坂地区の破堤の危険性、対策の緊急的必要性を認識していなかったのではないか。
〇鬼怒川25km付近の越水(若宮戸地区)
・河川区域をなぜ自然堤防の範囲まで広げようとしなかったのか。
・国交省は2014年10月の鬼怒川直轄河川改修事業の計画で若宮戸地区をなぜ河川改修の対象にしなかったのか。国交省は若宮戸地区の自然堤防を堤防と同様に評価し、同地区の危険性を認識していなかったのではないか。
〇八間堀川の二次的氾濫
・9月10日午後1時の八間堀川排水機場の運転停止判断は妥当なのか。
・少なくとも、鬼怒川の水位はその後、下がり続けているのであるから、この機場の運転を早めに再開していれば、八間堀川、新八間堀川の氾濫を小さくできたのではないか。
鬼怒川水害と行政の責任
鬼怒川水害における上流4ダムの治水効果
常総市での講演についての記事も掲載します。
「水害は行政の不手際」 常総・被害者の会で専門家の嶋津さん講演
越水した若宮戸地区は「自然堤防が堤防代わりに扱われ、河川改修の対象にもなっていなかった」と断じた。
「被害者の会」集会に200人 常総水害「賠償を」アピール
茨城水害 「行政に不手際」 「被害者の会」集会で専門家が指摘
(しんぶん赤旗 2015年12月24日)
常総市
20日、茨城県常総市で開かれた「常総市水害・被害者の会」の集会では、元東京都環境科学研究所職員で水問題研究家の嶋津暉之氏が講演し、国土交通省の資料などをもとにした科学的知見から、国や自治体の対応について「今回の水害では行政の不手際があった」 と述べました。
嶋津氏は、9月に発生した関東・東北豪雨で大洪水を起こした鬼怒川の堤防整備率は平均約43%だが、下流の茨城県内では約17%とはるかに低かったと指摘。そのうえで、大きな被害が出た三つの発生現場の問題点を詳細に報告しました。
具体的には、①堤防が大規模に決壊した三坂地区については、堤防の高さが周辺より低く、幅も狭くて決壊の危険性があったにもかかわらず、補強工事が20~30年内と後回しにされていた②堤防を越えて水があふれ出した若宮戸地区については、自然堤防まで河川区域を広げず、河川改修の対象にしていなかったこと③二次的氾濫が発生した鬼怒川支流の八間堀川について、鬼怒川氾濫直前の9月10日午後1時の排水機場の運転停止の判断が妥当だったか疑問があり、運転を速やかに再開すべきではなかったか―と話しました。
鬼怒川水害に関する講演
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さる11月20日【金)に「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」の総会を開かれました。
講演の内容(当日の配布資料の全文とスライドの一部)が
八ッ場ダム最高裁決定 抗議集会 「ダム依存から真の河川行政への転換を求めて」 12月13日(日)
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八ッ場ダム最高裁決定 抗議集会 「ダム依存から真の河川行政への転換を求めて」
八ッ場最高裁抗議集会チラシ-20151213
日 時: 2015年12月13日(日)13:20~16:30
会 場: 全水道会館4階大会議室 (JR水道橋駅東口3分、都営地下鉄三田線 水道橋駅A1出口1分)
2015年9月初旬、最高裁は6都県からの八ッ場ダム住民訴訟上告を 全て棄却しました。一斉提訴から11年近く、誰が見ても明らかな事実を もって八ッ場ダムの不要性、危険性を突きつけてきたにもかかわらず、 司法は目をそむけ、行政追認の姿勢に終始しました。 まさに「絶望の裁判所」でした。
折しも首都圏では鬼怒川の堤防決壊で人命を含む大きな損害が生じました。 ダムやスーパー堤防など巨大事業に固執するあまり、堤防強化など、 より効果的な水害対策がおろそかになっているのではないか? 国交省のダム行政を熟知し、その転換を求める宮本博司さんと、 裁判でも鬼怒川水害の危険性を指摘していた嶋津暉之さんの お話とディスカッション、ぜひお聞きください。
河川行政の抜本的な転換なくして、災害を軽減し、財政悪化を くい止めることはできません。未来につなげるために、 八ッ場ダム住民訴訟が提起してきた問題を共に考えましょう!
<第一部 八ッ場ダム住民訴訟・最高裁決定を受けて> 弁護団報告「最高裁よ、目を覚ませ!」 上告団報告「これは真実を刻んだ闘いだった」
<第二部 命を守る河川行政とは?>
講演「想定外と治水」 宮本博司さん プロフィール:国交省河川局で長良川河口堰等を現場トップとして担当、 事務方として淀川水系流域委員会の画期的な市民参加の方法を主導、 国交省退職後は一市民としてその委員長に就任。脱ダムの流れをつくる。
報告「鬼怒川水害の分析」嶋津暉之さん (八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会代表)
パネルディスカッション&質疑 集会アピール
参加費 500円
主 催 八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会、 八ッ場ダムをストップさせる群馬の会・茨城の会・埼玉の会・千葉の会・東京の会、ムダなダムをストップさせる栃木の会
連絡先 八ッ場ダムをストップさせる東京の会 T/F 042-341-7524(深澤)