各地ダムの情報
「山鳥坂ダムはいらない」市民集会の報告
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3月31日、大洲市総合福祉センターで 「山鳥坂ダムはいらない」市民集会を開催しました。
「山鳥坂ダム事業推進」という同ダム検証結果に基づく国交省方針が 1月に示されたことを受け、これまで同ダム事業に反対運動を続けてきた肱川漁協と複数の市民団体が3月31日に「山鳥坂ダムはいらない」市民集会を開催しました。
肱川漁協組合長である楠﨑隆教氏が開会挨拶、池田亀菊氏が基調報告を行いました。
今本博建京都大学名誉教授が「あるべき治水対策ー肱川治水の七不思議ー」と題する講演を行いました。
次いで、水源連の遠藤が「全国のダム検証の現状とこれからー見直したけど山鳥坂ダム、その実像と対策-」と題した報告を行いました。
長浜漁協が同ダム事業に反対の決議文を披露しました。
質疑応答の後、集会決議が採択されました。(集会決議は4月10日に国交省大洲河川国道事務所に提出しました。)
集会の最後に「山鳥坂ダムはいらない市民の会」結成がその会則と共に提案され、若干の論議の後、参加者一同で承認しました。集会終了後に多くの方が「山鳥坂ダムはいらない市民の会」への入会手続きを取られていました。
当日の資料
山鳥坂ダムはいらない市民の会 基調報告 157kb
あるべき治水対策-肱川治水の七不思議- 今本博建 2529kb
見直したけれど山鳥坂ダム 遠藤 1110KB
3・31 集会決議文 132kb
新聞報道
3月31日集会の記事 jpeg 454kb
4月10日 決議文提出の記事 jpeg 514kb
取材前線:佐世保市・石木ダム工場用水予測 学者ら「極めつきの虚構だ」 (毎日新聞長崎版 2013年04月22日)
佐世保市は石木ダムへの参画の理由をつくるため、今年1月下旬に実績とかけ離れた新・水需要予測を発表しました。 この水需要予測はあまりにひどい内容ですので、去る3月11日、今本博健先生が佐世保市に「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の意見書を提出されました。 その意見書の内容があらためて毎日新聞の記事になりました。
取材前線:佐世保市・石木ダム工場用水予測 学者ら「極めつきの虚構だ」 /長崎(毎日新聞長崎版 2013年04月22日) http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20130422ddlk42010279000c.html
「これだけひどい水需要予測は、全国のダム計画でもここだけだ」。
全国125人の学者でつくる「ダム検証のあり方を問う科学者の会」(共同代表、今本博健・京大名誉教授)が3月11日に批判したのは、川棚町に計画される石木ダム事業を再評価した第三者委員会に佐世保市が示した水需要予測だ。
特に約5倍に跳ね上がるという工場用水の予測を「極めつきの虚構だ」とバッサリ。建設反対派の批判をよそにダムの事業認定手続きは進むが、工場用水の需要予測を改めて検証した。【柳瀬成一郎】
同市の工場用水は、景気低迷などの影響で右肩下がりで推移している。1998年度の日量3167トンが11年度には1890トンに落ち込んだ。
にもかかわらず、市の需要予測は2024年度には約5倍の8979トンにまで増えるとした。主な理由は、造船業の佐世保重工業(SSK)が水の洗浄を伴う修繕部門を強化するからだという。
11年度1166トンだったSSKの日量が、15年度には約5倍の5691トンになると見積もった。同じ日に2隻がドックに入った場合も視野に入れ、洗浄用の水を一気に使うと想定したという。
「SSKが船の洗浄に集中して使う場合、その最大量を確保するのが市の責務」だと説明する。
一方、SSKは「数値は当社の予測ではなく、市が予測したもので、コメントできる立場ではない」と明確な数字は示していない。
科学者の会は、SSKの過去9年の修繕船の1日平均水量が「約330トン」と指摘して、微増にとどめるべきだと批判した。
使用量が急増すれば、年間の水道料金も数億円増えるとして、「民間企業では現実離れしてしている使用量だ」と批判。第三者委に意見書を提出したが、議論の材料にはされなかった。
建設に反対する地権者の石丸勇さん(63)は「ダムをつくりたいがための数字合わせの需要予測だった」と市の予測を批判した。
◇ ◇ 石木ダムを巡っては、事業の再評価とは別に、土地の強制収用につながる事業認定の手続きが着々と進んでいる。今後は、強制収用の是非が最大の焦点となる。佐世保市の水需要予測やダムの治水面など事業の「公益性」が判断材料となる。
山鳥坂ダム工事中止を」 市民の会が抗議文 (2013年04月11日)
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川上ダム検討委が上申書提出 利水計画は年内中に策定へ 伊賀市(2013年4月4日)
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淀川水系の川上ダムに関する伊賀市検証・検討委員会の宮本博司委員長が今日(4月4日)、岡本栄市長に上申書を提出しました。岡本市長が賢明な判断をされることを期待します。
川上ダム検討委が上申書提出 利水計画は年内中に策定へ 伊賀市(伊賀タウン情報ユー 2013年4月 4日 19:00) http://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/04/post-561.html
川上ダム:「水道計画の見直しを」 検証・検討委、伊賀市長に上申書 /三重(毎日新聞三重版 2013年04月05日) http://mainichi.jp/area/mie/news/20130405ddlk24010274000c.html
国のダム見直しで本体着工が見送られている川上ダム(伊賀市)に関する検証・検討委員会の宮本博司委員長は4日、同市の治水・利水計画の検討結果をまとめた上申書を岡本栄市長に提出した。
岡本市長は今年中に利水面からのダムの必要性も含め、市の水道計画について判断する。
上申書は、利水では2009年策定の同市水道事業基本計画について、現実の人口や給水量と計画が懸け離れているなどとして「計画の見直しを早期に、かつ緻密に行う必要がある」と指摘。
既存水源の水利権の将来にわたっての確保や新規水源が必要になった場合も「より低廉な水源の確保に努めるべき」とした。
岡本市長に上申書を手渡した宮本委員長は「推進、批判的の両方の立場の方がおられたが、データに基づき客観的に議論ができた。市民に初めて明かされたデータもあったのではないか」と検討委の5回の審議が有意義であったと強調した。
岡本市長は「透明性のある審議だった。どういうところが課題と指摘されているのか、じっくり拝見したい」と述べた。【大西康裕】
◇「国や県が考えること」??岡本市長
川上ダムに関する検証・検討委員会の上申書を宮本博司委員長から受け取った岡本栄市長。
終了後の記者会見で、川上ダムの賛否については「ダムは国や県が考えること。市だけの問題ではない。大阪など下流域を含めて考えていかなければならず、ダムが賛成か反対かでの話でもない」と述べるにとどめた。
上申書の内容は「市民に周知する機会を設ける。まずはポイントを整理して補足を含め、複数回にわたって市民に提供していきたい」と答えた。
ダムの必要性に関しては「仮にダムができたら廃止する水源も出てくる。将来的にも人口減少が進み、企業立地も見込めないため、水が多量に使われるとは思わない」と述べた。
また、「南海トラフの巨大地震が想定される中で、大災害時でも既存水源で賄える。水利権の問題もあるだろうが、水が足りないことはない」と指摘した。【行方一男】
〔伊賀版〕
川上ダム検証委 水道計画見直しを 伊賀市長に上申書(伊瀬新聞 2013年04月05日) http://www.isenp.co.jp/news/20130405/news01.htm
(写真)【岡本栄市長(左)に上申書を手渡す宮本博司委員長=伊賀市役所で】
【伊賀】伊賀市に建設予定の川上ダムに関し、同市の治水・利水計画を検証・検討してきた委員会の宮本博司委員長は四日、岡本栄市長に上申書を提出した。水の需要が増加する状況にないなどと指摘し、水道事業基本計画の見直しを求めた。
岡本市長は「水道事業の課題が浮かび上がった。水需要が増えるとは思っていない。上申書のポイントを整理し、市民に説明する場を持ち、市民と情報を共有していく」などと述べ、早ければ年内にも利水計画を見直す考えを示した。
上申書は、過去五回の委員会審議で委員が一致した点をまとめたという。
利水については①人口、給水の実績値と計画値が乖離②想定した水需要が増加状況ではない―などとし、現計画の見直しを求めた。
見直しで新規の水源が必要になった場合、水道料金が他の自治体より格段に高いので、低廉な水源確保に務めるよう注文をつけた。
治水については、川上ダムの有無にかかわらず、当面は緊急避難的に上野遊水池の完成、上野地区の木津川、服部川、柘植川の河道掘削の早期完成の必要性を指摘した。
同委員会は市長の諮問機関として二月十四日に発足。宮本委員長含む委員九人で審議してきた。川上ダムは木津川上流の前深瀬川に計画され、ダム本体の未着工状態が続いている。
八ッ場ダム裁判・東京控訴審の高裁判決(2013年3月30日)
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弁護団と控訴人団は抗議声明を発表しました。東京高裁判決への抗議声明20130329
朝日新聞群馬版が下記の通り詳しく報じています。